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考えてもらうコツ

最近私が大切にしていることです。

教え過ぎない、構い過ぎない、ということです。

ついつい、やり過ぎちゃうんですよ。

教員(教師)という人種は。

それって学生(生徒)にとっては有難いと思うときもありますが、考える力を奪っているとも言えます。

大事なのは何か自分の頭で考えること、です。

ですが、ついつい教え過ぎる、構い過ぎることがある。

なぜでしょうか?

それは、教えることで相手をある意味コントロールしたいから、に他ならないからではないでしょうか。

こういうと語弊があるかもしれませんが、教えるという行為は、相手をある意味持っていきたい方向に誘導する力があります。

教育というのは状況によってはそれほど強い力があるものだと思っています。

一方で教え過ぎないことは重要でありつつも、教えなさ過ぎるということにもならないように留意する必要があります。

というのも学習を進める上でのヒントがないとやる気が起きないから、です。

教え過ぎず、教えなさ過ぎず。教えることの塩梅は難しいものです。

私が個人的に課題と感じているのは、考えることが楽しいと思わせることが出来るかどうか、ということです。

「考えること」は多くのエネルギーを消費します。

たとえば、

「日本はIFRSを任意適用を続けるべきだと考えますか。それとも強制適用に切り替えるべきでしょうか。」というお題はよく私が出します。

任意適用と強制適用それぞれのメリット、デメリットについて考えて、自分なりの答えを出す必要があります。

面白いお題だとは個人的には思うのですが、もう少しヒントがあってもいいでしょう。

たとえば、任意適用、強制適用の場合に想定される今後のメリット、デメリットを列挙しておく、などがあってもよいでしょう。

合わせて今の任意適用数も合わせて行うとイメージがつきやすいかもしれません。

こんな記事も書きましたね。

「考えるお題」を出すときは、その事を考えることがどういったことに繋がっているのか、ということまだ明確にしておくと、考える側(学生・生徒)もモチベーションが保ちやすいかもしれません。

2021年度においてはこうしたことも考えて取り組もうと思います。

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