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会計を学ぶ意義:お金に関する説明力を意識することで、自分自身のお金の使い方に関する意識もまた変わってくる

会計って何の役に立つの?

しばしばいわれることですね。

会計はお金に絡んだ学問です。

ですが、お金を儲けることに長けている学問かと言えばそうではないと考えています。

もちろん、会計の技術をマスターすることで、組織の財務諸表を整理する技術が身に付き、結果として金銭的な成果と犠牲という考え方が身につくという効果はあります。

会計は「貨幣」で物事を見ます。

なので、組織の成果がどの程度の犠牲(コスト)とを対比させることで利益(儲け)を算出することが出来ます。

その計算の過程で知りうることが沢山あります。

その組織(企業)の強みであったり、弱みであったり、ですね。

成果と犠牲の考え方は損益計算書、いわゆるフロー情報です。

ストック情報は貸借対照表にあります。こちらには企業が保有している財産(資産)と、その入手経路、つまり負債と資本の調達割合を知ることが出来ます。

もう少し具体的に説明すると、借方にある資産と対比させるように、貸方の負債、資本(純資産)を見ることで、組織の資金調達の状況も把握することが出来ます。

さらに、資産の構成に注目すれば、現金化されやすい資産を保有している割合が多いのか、工場や土地などの流動性が低い資産を保有している割合が多いのか、といったことも知ることが出来ます。

会計を学ぶことで、組織(企業)の色々な構造を多角的に知ることが出来ます。

さて、ここまで整理してきて会計を学ぶ意義はどこにあると考えますか?

私は、技術的なことだけに特化しても会計は面白くないと考えています。

会計は、お金に対する説明を求めています。つまり、組織の実態を明らかにし、説明責任を果たすという機能が付与されています。

必ず説明責任(アカウンタビリティ)があるはずです。

組織であれば会計報告を行なうのは、現在の状況をステークホルダー、利害関係者に説明するという意味があるはずです。

ステークホルダーとの関係性によっても求められるアカウンタビリティは変わってきます。

お金に関する説明力を意識することで、自分自身のお金の使い方に関する意識もまた変わってくるのではないか。それこそが会計を学ぶ意義なのではないか。

そう考えるようになっています。

こんなに面白い会計。

一緒に学びませんか?



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