２０２３年JAL既卒客室乗務員試験分析（改訂版）

はじめに

この度はマガジンのご購入、誠にありがとうございます。
上野博美と申します。
エアラインスクール未来塾を主宰して２７年経過後、2024年2月末に正式クローズしました。
その前にエアラインスクールで４年半教えていたため、エアライン受験指導歴は３２年目になります。

3,000人ほどのレギュラーコースの生徒さんを教え、単発のセミナーでの受講者の方々を合わせると、10,000人は超えるのではないか、と思います。（正確には数えていないのですが）

その間には、バブル崩壊、SARS、JAL破綻、そしてコロナ、と多くの出来事が航空業界を直撃しました。
昨年２０２３年は、アフターコロナと言っていいくらいに、さまざまな航空会社が募集を行い、今年もそれが続いています。

昨年、２０２３年は久しぶりの既卒募集で、複数回の試験となりました。
私どもからも合計10名近くの方が合格されました。

そんな２０２３年既卒試験の書類応募の段階から、最終試験まで生徒さんたちをずっと見てきた経験と、発表された結果から見えてきたことを、このマガジンにまとめようと思いました。
あくまでも私が感じたJALの採用基準の一部ではありますが、このマガジンでお伝えできたら、と思っています。
これからJALを受験予定の方、来年の受験のために準備を始めた方、全ての方のお役に立てるといいな、と思っています。

「注意1」

この内容は、私上野博美が3２年間のエアライン受験指導の経験を元に、独自に予想したものです。授業で生徒さんたちにも配布予定であり、これらの質問についても準備をしていただく予定です。ただ、予想が当たるかどうか、またこれを読んでご自身が実行された結果、良い結果につながるかどうかは保証はできかねます。あくまでも参考になさっていただけましたら、と思います。

「注意2」

このマガジンの全ての内容は、「上野博美」に著作権があります。そのため、コピー、転載、譲渡などは一切できません。もし、著作権侵害にあたるものを見つけた場合には、法的処置を講ずることがありますので、ご注意ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

１　２０２３年JAL既卒客室乗務員試験概要

エントリーシートテーマ

・社会経験や職務経験、留学経験など、ご自身のこれまでの経験をJALでどのように活かしていきたいか教えてください。(300文字)

・自分自身の魅力を最大限に発揮するためには何が必要だと思いますか。(300文字)

「エントリーシートテーマについて」

１問目（エントリーシートでは、設問６となっています）は、みなさんそんなに難しく感じていないようでしたが、２問目（エントリーシートでは設問７となっています）は、まずご自分の魅力を決め、その後それが最大限に発揮するために必要なことを書く必要があり、なかなか書けない方もいらっしゃいました。

エントリーシートテーマは、今後も様々変化していくと思いますのが、やはりご自身をしっかりと理解しておくことが必要です。
さらに、エントリーシートに書いた内容について、面接で聞かれた方も少なくありませんでした。つまり、「とりあえず書く」ということではなく、しっかりとご自分を理解し、その後何を聞かれてもいいようにしておくことが大事なのだと感じています。

エントリーシート結果発表から見えること