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経済的自由のための4%ルール(父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え[後編])

おはようございます。

私が2020年に読んだ本の中から「お金」に関する本をご紹介致します。

本日は、ジェイエル・コリンズ著「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」[後編]です。

前回は、本書のドルコスト平均法に対する考え方を書きました。

もう1点、印象に残っている部分があります。

4%ルール」です。

まず、株式と債券を半分ずつ保有するポートフォリオをつくる。

この株式と債券のポートフォリオを4%ずつ切り崩した場合、96%の確立で30年後に資産が全く減少しなかったと書かれています。(インフレ調整は行う)(1926年1月~2009年12月のデータに基づく)

最初にこの文を読んだとき、衝撃を受けました。

本書では、株式と債券の割合、引き出し率、引き出し期間によって「資産が減らない可能性」の確率が書かれた表が掲載されています。

その表によると、株式75% 債券25%でポートフォリオを作り、4%ずつ引き出すと、さらに30年後の資産が減少する可能性がなくなるようです。

筆者もこの株式75% 債券25%を奨めています。

さらに読み進めていくと本書では、株式と債券の割合、引き出し率、引き出し期間による「資産残高の中央値」の表も記載されています。

表を基に、100万ドルで始めた投資で、引き出し率4%、30年後の中央値を下に記載します。(インフレ調整あり)

株式50% 債券50%だと  297万1000ドル

株式75% 債券25%だと  596万8000ドル

株式100%だと       1007万5000ドル

すごいですよね。4%ずつ引き出しているのに、株式100%にかぎっては、資産が30年後10倍になっています。

株式の力は非常に強力なんですね。

また、資産が減らない適切な「株式と債券の割合」、「引き出し率」だと、時間の経過に伴い、確実に資産は増えていくことも表からわかります。

時間の力が確実に強いことがわかります。

私にはまだ、引退まで時間がありそうなので、貯金の大半を株式に回しています。

次回はクリスティー・シェン, ブライス・リャン他著「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」をご紹介致します。


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