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4%という魔法の数字

こんにちは。

2020年に読んだ「お金」に関する本をご紹介いたします。

今回は、クリスティー・シェン, ブライス・リャン他著「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」です。

皆さんFIREという言葉はご存じでしょうか。

今このFIREムーブメントというのが起こっているそうです。(この本の筆者はこの動きの第一人者だそうです)

FIREはFinancial Independence Retire Earlyのイニシャルを取っています。

(Financial Independence Retire Early:経済的自立をした早期退職)

筆者は、小さい頃中国に住んでいてとても貧乏な生活をしていたそうです。ゴミを漁ったり、コーラを飲むことは贅沢中の贅沢のような状況です。

進学をする際は、給料が多いかどうかを基準にしたそうです。結果的にサラリーマンのなかでも比較的給料の高い職業に就きます。

筆者が30歳ごろまでには、子供のころに比べるとかなり良い生活ができるようになりました。

しかし、オフィスでリストラが起こり、同僚が倒れて死にかけている状況を目の当たりにして「死ぬほどの価値がお金にあるのだろうか。この状況から抜け出さないといけない。」と筆者は思います。

ここで筆者はフリーダムマインド、「お金ではなく、自由がもっとも重要である」という考え方をします。

自由が重要といっても、経済的な力がないと自由を手にすることはできません。

筆者は、お金を継続的に生み出し、その生み出したお金で生活費を十分に賄える方法を発見します。

それは「4%ルール」というものです。

株式(インデックスファンド)に適切に投資して、ポートフォリオを作り4%ずつ切り崩していくというものです。

トリニティ大学の論文によると、4%の資金で1年間の生活費を賄えれば、貯蓄が30年以上持続する可能性は95%だということです。

さらに筆者は残りの5%になる可能性を限りなく減らすために、現金クッションというものを考えます。30年後に貯蓄が持続しなかった5%は、退職した後に株価の暴落が起きています。そのような状況でも株式を売らなくてよい状況にするために、ポートフォリオの一部を高配当株にして、現金を作りそれで生活するというものです。

このFIRE、一日でも早くするための方法は2つです。

①収入を増やす または、②生活費を減らす

①の収入を増やすは、給料が上がりにくい今の状況ではなかなか難しいと感じられる方も多いのではないでしょうか。

②は、どうでしょうか。1年に400万生活費として使う人は、1億円があればFIREできます。しかし、500万円使う人は1億2500万円必要になります。その分FIREできる日が遠のきます。逆に、生活費が少なければ少ないほど必要な金額は小さくなります。

私は年齢としては30手前ですが、この本も基にFIRE可能な年を推定しています。

(今後のライフイベントによってかなり前後することが、考えられますが)

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