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谷中七福神めぐり

みなさん、こんにちは!
上野案内所です🙋‍♀️

2024年もみなさんに、たくさんの福が訪れますように✨今回は、谷中七福神めぐりのコースをご紹介いたします!

■谷中七福神(やなかしちふくじん)
ご開帳日 2024年1月1日(金)〜10日(水)
※七福神揃っての御朱印は1月10日(水)まで
開門時間 9:00〜17:00
所要時間 約2時間
歩行距離 約6km

七福神は古来より日本で知られている「福に関する7つの神様」のことで、恵比寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋尊、福禄寿、寿老人があります。
それらの神様が祀られている寺社をすべて回ってお参りすると、7つの福を授かれるといわれています。

また、七福神巡りを正月の松の内までに行うと、大きな福がもたらされるともいわれています。松の内とは、正月飾りを片付ける日までのこと。大きく分けると、1月7日までと、1月15日までとする地域があるそうです。

谷中七福神は、江戸時代中期に始まった江戸最古の七福神巡礼。歴史的な建造物や寺、商店街、公園などを巡りながら、ゆっくりと楽しめるコースです。

谷中七福神めぐり

出発地は、JR山手線・京浜東北線の田端駅です。最初のポイントの東覚寺(とうかくじ)には、徒歩10分ほどで到着します。

1.【福禄寿】東覚寺(とうかくじ)

東覚寺の創建は室町時代中期(1491年)で、門前にある赤紙仁王(あかがみにおう)は江戸中に流行していた疫病を鎮めるために、宗海(しゅうかい)という僧侶が願主となって、寛永18年(1641年)に創立されたと伝えられています。

自分の身体に悪いところがあれば、仁王像の同じところに赤紙を貼ると病気が治ると信仰されています。

1月1日から10日までの期間は、このような特別な手刷り和紙に御朱印を集めることができます(有料)。

【福禄寿】東覚寺(とうかくじ)
住所 北区田端2-7-3

↓ 徒歩 約20分🚶‍♀️👣

2.【恵比寿】青雲寺(せいうんじ)

日暮里の地は、江戸時代中期より「ひぐらしの里」と呼ばれて、四季折々の花樹を楽しむ江戸の人々び行楽地として賑わいました。
青雲寺は修性院と共に 「花見寺」と呼ばれ、豊かな自然に囲まれた美しい庭園があったといわれています。 また、読本作者であった滝沢馬琴(たきざわばきん)筆塚の碑があります。

【恵比寿】青雲寺(せいうんじ)
住所 荒川区西日暮里3-6-4

↓ 徒歩 約3分🚶‍♀️👣

3.【布袋尊】修性院(しゅしょういん)

修性院は、江戸時代には数多くの草木を植えて「花見寺」の名にふさわしい庭園をつくり、四季の自然を楽しむことができたといわれています。
現在の修性院は、本堂に祀られている大きな布袋尊の姿が有名で、「日ぐらしの布袋」とも呼ばれています。 見とれているうちに日が暮れてしまった、という言い伝えがあります。

【布袋尊】修性院(しゅしょういん)
住所 荒川区西日暮里3-7-12

修性院から次の長安寺までの道のりは、歩いて15分ほど。その間に、楽しめるスポットがあります。


谷中ぎんざ商店街
レトロな雰囲気が漂う谷中銀座商店街には、約60軒のお店が集まり、下町と活気と人情を味わうことができます。

夕焼けだんだん
谷中銀座商店街を抜けた先には「夕やけだんだん」と呼ばれる階段があります。一風変わった名称は、一般公募によって命名されました。名前のとおり、この階段からは美しい夕焼けを眺めることができます。

JR日暮里駅
夕焼けだんだんと御殿坂を抜けると、JR日暮里駅の西口が見えてきます。改札外には、お手洗いもあります。

日暮里駅の標識をよ〜く見ると、駅名が猫のようになっています🐈‍⬛🐾

朝倉彫塑館
日暮里駅から少し歩いたところにあります。日本近代彫塑に貢献した朝倉文夫が、住宅兼アトリエとして使用していた建物です。

築地塀
江戸時代に築造された築地塀は、土と瓦を交互に積み重ねて作った土塀に屋根瓦をふいた珍しいもの。ここを通ると、まるでタイムスリップしたような気分に!

台東区谷中地区には、地域資源である建物が当時のまま多く残っています。散策しながら、このような街並みを見つけるのもおすすめです。

4.【寿老人】長安寺(ちょうあんじ)

長安寺の歴史は古く、創建は寛文9年(1669年)とされていますが、これよりさらに400年も前にさかのぼった板碑(いたび)が残されています。また、明治初期の日本画家狩野芳崖(かのうほうがい)の墓所があります。

【寿老人】長安寺(ちょうあんじ)
住所 台東区谷中5-2-22

↓ 徒歩 約5分🚶‍♀️👣

5.【毘沙門天】天王寺(てんのうじ)

天王寺は鎌倉時代の創建といわれ、とても古いお寺です。
また、 江戸時代には 「富くじ」 (現在の宝くじ)が行われ、 目黒の瀧泉寺(りゅうせんじ) 、 湯島天神とともに江戸三冨(さんとみ)と呼ばれて賑わいました。

【毘沙門天】天王寺(てんのうじ)
住所 台東区谷中7-14-8

谷中霊園
谷中霊園の園内には、実業家の渋沢栄一、日本画家の横山大観、俳優の長谷川一夫など、明治から昭和にかけて各界で活躍した人物の墓が多くあります。また、園内中央には桜並木があり、桜の名所としても知られています。

↓ 徒歩 約20分🚶‍♀️👣

6.【大黒天】護國院(ごこくいん)

護国院は、天海僧正の弟子である生順が、東叡山釈迦堂の別当寺として、寛永2年(1625年)に現在の東京国立博物館右手裏に開創した寺です。こちらの大黒天画像は徳川三代将軍家光公が贈ったものと伝えられています。
また、御前立の大黒天木像は、台東区の文化財に指定されています。

【大黒天】護国院(ごこくいん)
住所 台東区上野公園10-18

↓ 徒歩 約20分🚶‍♀️👣

7.【弁才天】不忍池辯天堂(しのはずのいけ べんてんどう)

天海僧正は、比叡山延暦寺にならって上野の山に寛永寺を建てました。不忍池は琵琶湖に見立てられ、竹生島(ちくぶじま)にならって池に中ノ島(弁天島)を築き、 さらに竹生島の宝厳寺の大弁才天を勧請し 、寛永中期(1630年代)に弁天堂を建立しました。 当初は小船を渡して参拝していましたが、のちに橋が架けられました。

【弁才天】不忍池辯天堂(しのはずのいけ べんてんどう)
住所 台東区上野公園2-1

不忍池
上野といえば、不忍池ですね。毎年7月中旬〜8月上旬になると、不忍池に美しい蓮の花が咲きます🪷

いかがでしたか?

今回ご紹介した順路は一例ですので、お好きな順番で巡ってくださいね😊途中の街での散策も、お楽しみください!