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Notionへの愛|Notion社の歴史と未来予想

こちらは、Notionアンバサダーの田原さん(@shogocat)が主催する「Notion Community Advent Calendar 2023」の19日目の記事です。

昨日はしろさん(@siro3460)の「Notionのオフラインイベントに参加したら楽しすぎた件」でした。

こんにちは、東大生Notion研究所を運営しているウエノ(@ueno_notion)です。

今回は、Notionクリエイターの中でもNotion好きな自分が"Notion社"自体を紹介します!

共同創業者のIvanとNotionオフィスの様子など是非このタイミングで知ってもらえたら嬉しいです。サンフランシスコ本社の写真などもあるので是非。


Ivanについて

Notion社を紹介する上で、共同創業社兼CEOのIvanの様子をご紹介します。

Ivanは「技術 × 美術 × 徳」の全てを兼ね備えた天才だと僕は思っています。 

簡単な経歴としては、以下のようになっています。

・中国の新疆ウイグル自治区出身
・小学生からプログラミングにふれる
・伝統的な中国の水彩画を学び、美学を洗練。
・高校からカナダへ
・高校では国際情報オリンピックに出場
・コロンビア大学では認知科学を専攻。
・大学4年の時にEngelbartの論文を読み、感銘を受ける。
・卒業後はInklingでデザイナーの仕事 ・写真や家具が大好き
・1960/70年代の技術者に大きく感銘を受けた。

生命とAIの関係についてもまとめています。
(いつの日にか、この考えも理解してみたいです。)

大学卒業後1年ほど経ってから、Notionを設立しました。

Notionの歴史

当初は、Figmaのホームページ制作用エディターだった。

Ivanが大学4年生の時にデザイナーの友人から個人のホームページ制作を頼まれたことがきっかけでした。周りの友達は美的センスはあるのだからノーコードでページを作れたらと思い、Figmaのようなノーコードのホームページ制作用エディターを作りました

そう思い作りましたが、結局スケールせず。その時のことをIvanはこう語っています。

「私たちは世界にもたらしたいものに集中しすぎました。私たちは世界が私たちに何を求めているかに注意を払う必要がありました。」

How Notion Is Going After Atlassian and Why It Just Might Win


人々は「すでに使い慣れていて使用しているツールの特徴と機能を組み合わせたツールを使いたい」と気がつき、Notionを大幅に変更することにしたのでした。

とはいえ、Ivan自身は、現代のコンピューターでは使用するツールがあまりに多くなりすぎていることに疑問を強くもっていました。
コンピューターは1960年代・1970年代の技術者達が掲げていたことに強すぎるくらい共感していたのです。

「想像力を伸ばす(アラン・ケイ)」
「知能を高める(ダグラス・エンゲルバート)」
「紙と文字での思考を拡張させる(テッド・ネルソン)」

技術の先駆者達の言葉

この経験から、0からNotionを立て直すことを決断したのでした。

京都で、0からプログラムを書き直す。

最初のNotionから大きく変え、京都でNotionを再構築しました。

この際には言語の大幅な変更に合わせて、モチベーションをもう一度上げる意味合いでも、前から1回行ってみたかった京都を選んだようです。

京都滞在の際には1年近く必死にコーディングを行い、2016年にNotion1.0が実装されました。

We were just, code, code, code. Then, ‘Hey, let’s go out for food.’ Then, we go eat, go back to work, and do it again.
(京都の時のコーディングに関するIvanのコメント)

Augmenting Human Intellect, No Code Required

2022年の京都でのイベントの際にSimonが「午前中コーディングをして、午後は観光をしていたり銭湯に行ったりしていた」と話をしていましたが、どちらが本当なのかは想像しやすいですね・・。
(自分はずーーっとコーディングしていたのだろうと思います笑)


そして、そこからは
・2018年3月:Notion2.0の発表(データベースが追加)
・2022年11月:Notion3.0の発表(Notion AIが追加)
などとどんどん進化を遂げています。

Notion AIの変遷

2022年・2023年のアップデートを振り返りたい方は是非Tsuburayaさん記事を見てみてください〜!

Notionの歴史を振り返っていましたが、続いてNotionサンフランシスコ本社の様子を紹介します。

Notionサンフランシスコ本社の様子

2023年10月に縁にも恵まれ、サンフランシスコ本社のオフィス見学をさせてもらえました。

サンフランシスコ本社は、
自然とクリエイティブになれる空間デザインでした。

オフィスは自体は「人の脳みその可能性が最大限発揮されるようにデザインされているように」感じました。
空間として人々のクリエイティビティが最大化されるように設計されていました。

くつろげるスペースがあったり。
(絨毯やソファーもIvanが大好きなものです。)
日当たりもよく自然と明るくなれる場所でした。
(Ivanは蛍光灯を嫌うため、Notionオフィスにはこの白いライトがあります。)
Ivanは椅子も大好きで、数多くの椅子が配置されていました。

(オフィスにはアートなども多数あったのですが、SNS上には載せられない写真が多数なので会った際にこそっと声かけてください!)

オフィスの周りにもクリエイティブな場所が多数

オフィスの周りにはウォールアートが多数ありました。

Missionエリアにあるウォールアート。
このようなアートが多数ある地域でした。


メッセージ性のあるウォールアートも。

元々、IvanはこのMission地区が好きなようでこの場所にオフィスを置くことを選択したようです。

このようにオフィスやその周辺ではIvanの思想を深く感じられて、Notionの大ファンである自分にとってはとても面白い場所でした。

ここまでNotion社自体を紹介してきましたが、最後にプロダクトとしてNotionがどうなるのかを予想してみようと思います。

ウエノが想像する10年後のNotion

自分が想像する10年後のNotionはこの3つです。

  • チャットアプリを除き、全てのアプリを統合している。

  • Notion上の連携は全てAIが代替し、考えること・想像することだけに人の脳みそを使えるようになる。

  • 脳みそとNotionが連携するようになる。

オールインワンワークスペースとして世界で一番のものになると信じています!

まとめ

今回はアドイベントカレンダーでしたが、Notionの機能的な話は一切せずただNotion自体への愛を語ったものになってしまいました。

今までNotion好きではあったけども、Notion社自体をあまり知らない方がNotionの思想を知るきっかけになったら嬉しいです。


明日はtakayaninjaさんの「Notion×Wraptasでいい感じのサイトRTA(仮)」です。お楽しみに。

P.S.

いまだかつて一度も語られていない
・Notionという名前の由来
・Notionのロゴの意味
はいつか明らかになるのでしょう。

Notionの大ファンとしては知りたいような知らないままでも良いようなものですが、これからもNotionを追い続けますし、Notionの活用法を皆さんに発信していきます。

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