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家族と共に歩む起業の道:私のストーリー



●会社経営への興味と子育ての転機

元々、会社経営には興味がありましたが、自分には無理だと思っていました。しかし、状況が変わり、起業という選択に至った経緯をお話しします。

私には二人の子どもがいます。長男は2016年に生まれ、保育園に通っていた頃、行き渋りがありました。2019年5月、妻が長女の森柚稀を妊娠しており、切迫流産のリスクがあったため、私が長男の送り迎えを担当するようになりました。これを機に、自分がもっと子育てに関わりたいと強く思うようになりました。その後、2019年11月頃から10ヶ月ほど育児休業を取り、子育てに専念しました。

●福祉の仕事との出会いと挫折

2020年9月に育休復帰後、時短勤務で働ける福祉の仕事を探し、サービス管理責任者として働くことになりました。しかし、その施設は障害に対する理解が乏しく、不正受給が行われるなど、支援とは程遠い状況でした。また、他の相談支援専門員との関わりを通じて、利用者のニーズが全く聞き取られていない現実に直面し、自分がこの仕事をもっと良い形で提供したいと強く思うようになりました。

●挫折から新たな挑戦へ

その後、2021年から別の就労継続支援B型事業所で働きましたが、利用者のことを考えない、お金儲け優先の経営者の下で働くことになり、私はうつ病に近い症状に悩まされました。それでも何とか持ち直し、2022年に相談支援事業所で働き始めました。その頃、下の娘に障害があることが分かり、ますます家庭と家族に力を入れたいと考えるようになりました。しかし、仕事も忙しく、会社は時短勤務などの措置は取ってくれましたが、仕事の分担や協力はなく、給料が減るばかりで生活が厳しい状況になっていました。

●家族の支えと新たな試練


幸いにも、娘の通う園は理解があり、副園長先生が加配の先生として娘をサポートしてくださっていました。しかし、2023年9月にその副園長先生が園で倒れて帰らぬ人となってしまいました。元々、行き渋りがあった娘ですが、この先生の死により、今後園に通えるかどうかもわからない状況になりました。息子も2023年4月に小学生になったものの、学校へ通い続けられるか不安がありました。

●起業という選択

このような状況から、しっかりと収入を得ながらも家族の時間を大切にするためには、起業という選択肢しか残っていないと思うようになりました。そして、2023年9月8日に合同会社うえにおにくでしたにごはんを設立しました。その後、令和6年2月1日には「ゆずりは相談支援」を開始し、実際に行政から指定を受けて事業所を開設することができました。


以上、簡単ではありますが、私が企業に至った経緯です。

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