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コミュニティーセンター移設・新築 その2

議会で質問しました

 2024年2月5日(月)、滑川町議員の集まる全員協議会で、総務課より説明があり資料が示されました。
 この資料『コミュニティーセンター(中央公民館)施設構想・候補地比較について(A3資料)』について、今日一般質問で疑問をぶつけました。
下記の部分です

2024年2月5日(月)、滑川町議員の集まる全員協議会で、総務課より説明があり渡された資料
「候補地2 フジミ工建借地(のことです)」
「上位計画との位置づけとの整合」の項目:なお上位計画とは「第5次滑川町総合振興計画基本構想・前期基本計画」だけをさす、とのこと

一般質問:議会で訊きました

一般質問(町議会で、議員が自分で選んだ問題点を、議会で取り上げることができます。相手は執行部=課長・局長が主に答える。町長・副町長が自ら説明する自治体もあるらしいですが。)
滑川町の制限時間は50分です。

資料内容に、従来の行政説明と異なる点がある

①  旧南部小学校予定地の用途に、調整の必要はない

Q:旧南部小学校予定地について、「他の用途整備を目的としての土地取得であった経緯から、調整が必要」と書かれています。現フジミ工研賃借土地は小学校予定地から、平成27年に滑川町総合振興計画において公共施設予定地へ変更されています。コミュニティーセンターは公共施設であり、何ら変更や調整は必要ないものと読めます。「調整」の必要はなく、当該資料の修正が必要と考えますが、ご意見を伺います。

A:修正する
*誤りを認め、修正することになりました

②「住居・産業系土地利用」はできないはず

「住居・産業系土地利用」の検討が必要と書かれています。この土地は、小学校建設を目的として約9億円(平成4年時点)の土地を東武鉄道が滑川町に寄付し、所有者であった町民は「小学校のために」譲渡を承諾したものです。住宅地・工業用地として滑川町が売却する予定であったならば、寄付も譲渡もなかったと推測されます。
 2020年3月議会において、私が一般質問をした際には、公共施設として利用を限定する旨の答弁がされています。役場担当者と委託業者で進める計画書で変更されてよい内容ではありません。「住居・産業系土地利用」はできず、当該資料は修正が必要と考えますが、ご意見を伺います。

A:修正し削除する
*誤りを認め、修正(削除)することになりました

A上記2か所は修正するが、4地点の評価結果は変わらない。

資料自体の正確性が低く、また、項目設定と上位計画選択に恣意性が感じられ、9億5千万円もの施設をつくる土台としては、あまりに御粗末

議会では、全体を通しての当該資料の再度の検証を求めました。

現段階は、外部へ委託する前の 町でもっと話し合うべき段階なので、委託業務自体を解除すべきです。また、業者の調査能力と資料作成能力にも疑問を感じます。

この資料は誰が作ったか?

滑川町コミュニティーセンター施設整備 基本計画 策定業務 委託契約
委託先:株式会社オオバ
金額:654万5千円
◎2023年6月議会の補正予算で示された予算額は1210万円でした。

なぜ金額が半分近くに減っているのか?
滑川町役場‐総務政策課担当者に聞いたところ、仕様の変更は行っておらず、”株式会社オオバ”が低い価格で入札したため、とのことでした。

資料の作成は、総務政策課担当者と”株式会社オオバ”で行い、作成後に関係課(課長?)に見せる流れだそうです。

この資料作成は無駄ではないのか?

2023年6月議会が、コミュニティセンター建設計画が議会で示された初めての時でした。住民意見を聞く会を持たないまま、計画は進められています。
議会で、質問しても「町長公約だから」「役場周辺に集中整備」の説明や、それに似た言葉が繰り返されています。人口密度・利用者分布・既存施設利用率などの数値データは反映されない計画として進んでいます。ハザードマップさえも、考慮しません。
反対している議員は少数派(14人中3人)と思われますが、強く反対しています。賛同してくれる住民の方も出てきました。情報提供して話をすれば、「おかしい!」と言ってくれる方も多いです。

私の周りの議員の方(町議・市議・県議)は、伝えると疑義を呈します。
「(財政破綻した)第二の夕張市になりたいの?」
「すごいね」(悪い意味で)などなど・・・

この段階で、基本計画策定を業者に発注すべきではないです。
町内で、もっと検討し、計画の方向性を滑川町行政・議会・町民で話し合う機会をもってから、業者に依頼するのが筋です。
いったい、この計画は誰が決めているのでしょうか?オオバさんが決めるものではないはずです。

しばしば 「財政が厳しいから、できない」と説明する滑川町行政。
でも、進めたいことには 早い段階で予算をつけ使ってしまう。
こういうケースを何件か見ていて、「財政が厳しいから、できない」は真実ではないと感じるようになりました。

基本の方針は、町民が関わって決めるべきです。
それもしないで、業者に投げた654万5千円は、無駄です。

しかも、当然に調査すべきことも調査せずに資料が作られ、評価され、立地選定が決まっていくのは、コンサル会社としてまっとうな仕事なのでしょうか?
私が依頼主だったら、詐欺性を感じ、委託契約を中止・解除します。

 お知らせ!

明日、3月8日金曜日、3時半くらいから(時間未確定)請願が出されます。
コミュニティーセンター建設と同時進行で進む福祉センター建設
これも、役場周辺に新築される予定です。
この建設の見直しを求める請願です(3時からは最低賃金の都道府県格差是是正を求める請願もあります。両方とも私が紹介議員です。)

滑川町は自然災害のリスクが比較的低い町で、各種ハザードマップを見てもリスク個所は少ない方です。町を流れる川は大小合わせ4河川。そのそばに、浸水区域があり、町の土地面積の14%程度です。
コミュニティーセンターも福祉センターも、その浸水区域に計画されています。もちろん役場も浸水区域で、公共施設を役場周辺に集中整備することは、浸水区域に公共施設を集中させることを表します。

自分の家を建てる時、土地が選べる状況にあると仮定して、川のそばを選びますか?


多くの住民に知ってほしい!

「コミュニティーセンター建替え」、これだけを聞いたら、多くの住民の方が歓迎するでしょう。しかし、その裏で同時に意味することは、「森林公園駅周辺には、今後長期にわたり公共施設は新設されない」ということです。
 町内で人口の多い地域に、小学校もなく公共施設も計画されない。このことに、森林公園駅周辺の方々はもっと怒っていいと思います。
 まだ、知らない方も多いのかもしれません。気づいた方は、ぜひ情報をシェアしてください。よろしくお願いいたします。

滑川町へ意見のある方、連絡先は下記のとおりです
電話:0493-56-2211(代表)
   0493-56-6912(総務政策課)
メール:https://www.town.namegawa.saitama.jp/cgi-bin/inquiry.php/14?page_no=2099

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