見出し画像

歳をとると同じ話を繰り返すの。なーぜなーぜ??

高齢者と話していると、新しい話題を振っているにも関わらず、最後にはいつもとなじストーリーを話している??ってことありませんか?

高齢者が同じ話を繰り返し話すことには、いくつかの可能性があります。以下にその理由や背後にある精神状態についていくつかのポイントを考えてみます

  1. 記憶の変化: 歳をとると短期記憶が弱くなる一方で、長期記憶が比較的保たれることがあるため、過去の経験や思い出について繰り返し話すことがあります。これは年齢に伴う一般的な変化で、必ずしも深刻な問題を示すわけではありません。

  2. コミュニケーションの楽しみ: 同じ話をすることは、他者とコミュニケーションを取る一つの方法です。高齢者にとって、共有したい思い出や特に印象的な経験がある場合、それを他者と話すことは楽しいと感じることがあります。

  3. 感情的なつながり: 過去の出来事や思い出は、感情的なつながりや安定感を提供することがあります。これらの話を繰り返し話すことで、自分自身の人生の中で重要だった瞬間や出来事を再確認し、安心感を得ることができます。

  4. 認知症やアルツハイマー病の初期症状: 同じ話を繰り返すことは、認知症やアルツハイマー病の初期症状の一つである可能性もあります。短期記憶の問題や他の認知障害とともに、同じ話を繰り返すことが増えることがあります。

  5. 日常生活の単調さ: 高齢者が特定の環境で生活している場合、新しい刺激が少ないため、話す内容が限定されることがあります。その結果、同じ話をルーティーン化して話すことがあるかもしれません。

以上の理由から、同じ話を繰り返す高齢者に対しては、彼らの心情や状況に配慮し、丁寧に接することが重要です。
「その話何度も聞いてるよ」といってしまわずに、その話も聞きながらパターンが強化されないように、違う話も出てくるようにこちらの配慮もできたらいいですね。
それでも自分の得意なストーリーの話をするのは気持ちのいいもんですので、だまって笑顔で聞いてあげれるこちらの余裕が試される時間なのかもしれません。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?