マスクデビューとサイコマジック
45年生きてきてはじめて、マスクをした日。小学校の給食当番以来。
息苦しくて1分ともたないかと思いきや、コートを着て出るのを忘れたのもあって、マスクまわりがあたたかくて、臭いこたつみたいで気に入った。
気に入りすぎて家に帰ってもマスクをしたままでいたら、娘がゲラゲラと笑い、末っ子は珍しい生き物を見るような目で、おそるおそるのぞきこんできた。
ひとつ問題だなと思ったのは、マスクをすると目呼吸がさかんになって、目がしばしばする。
ばななさんの強力なコネを使って、「ホドロフスキーのサイコマジック」試写。スクリーンに映るホドロフスキーの佇まいを観られるしあわせ。
ホドロフスキー監督の映画「エンドレス・ポエトリー」を観たとき、一瞬にして芸術とはなにかを悟った。だから私も治癒されたひとりなんだと思う。ホドロフスキーのサイコマジックによって。
そして私の日常は、サイコマジックだと思った。サイコマジック、毎日してる!と。
毎日だとあの百分の一くらいの過激さで済んでるけど、もっとサイコマジックして、千分の一くらいまでにいきたい。
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