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多様性と議論の仕方

2000年代になって日本人の多様性意識が高くなっている。

教育などで今まで画一的な社会を追い求め築いてきた日本社会が、その揺り戻しとしてダイバーシティや個性を求めるのは納得できる。(個人的には昭和:画一性を求める時代、平成:昭和を疑問視する時代、令和:多様性や新しい個性を生み出す時代、だと思っています。)

これまでの画一的な考え方や常識と言われる言説に対して疑問視する営みが増えてきている。言い換えると、「これはこういう物だからと蓋をされてきた物を明るみに出す営み」である。例えば、男尊女卑に反対するとか労働条件を吟味するなど。

その中で「多様性を認めろよ」、「新しい考え方にアップデートしろよ」みたいな主張が増えてきたようにも感じる。

新しい価値観を生み出すことはとても重要な営みであるが、ここで注意しなくてはいけないのは、価値観の押しつけをしてはいけないということである。

人に自分の考えを押し付けるのは、それこそ多様性がなくなってしまう方向に進んでいくのではないか。

どんな思想があってもいいと思ってるけど、その前にコミュニケーションの仕方、議論の仕方=人に価値観を押し付けないなど、最低限のリテラシーを持たないといけない。

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