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【バイク】ベスパに乗って早春の南房総ツーリング

「ひと足先に春満開の南房総へ行こう」
雑誌「月刊ぐるっと千葉」を手に取り、はやる気持ちを押さえられない。
そうだ、南房総へ行こう。
2月最初の休日。きっと花が咲く南房総はさぞや気持ちよいだろう。
ベスパに乗って「花とグルメのパラダイス」へ行ってきました。

1.ツーリングにはまだ早い?


館山フラワーロードの「菜の花」
千倉・白間津の「お花畑」
そんな写真を見ていると、きっと南房総は、ぽかぽか陽気に違いない。
極寒のツーリング装備を舐めていた。
今回の同行する妻からも、当日、朝の洗濯物を干しているとき、「今日は風が冷たいよ」と言われた。
バイクで着ていくブルゾンも「それじゃ、寒いわよ」と、急遽、ダウンジャケットに変更。自分としては、上下のヒートテックを下に身に着けているので、防寒対策はしっかりしていると思いきや…。
8時、自宅を出発。京葉道路から館山道へ。
市原SAで小休止。
タンデムシートの妻の顔色が悪い。
とにかく今日は「寒い」のだという。
SAで無料のお茶を飲み、暖を取る。
売店でカイロを探すも売ってない…。
(釣り竿が売っているのに、カイロが無いとはライダー泣かせ…)
風が強く、空気が澄んでいて、遠くに見える富士山がきれい。
冨津竹岡ICで下車、東京湾沿いの道を、内房線と並走。
ほどなく保田の「ばんや」に到着。

「ばんや」にてブランチ

2.漁師めしを喰らう


保田漁協直営の食堂、「ばんや」に到着。
9時半から営業していることもあって、食堂は大変なにぎわい。
テキパキとした定員の対応で、待ち時間なく、テーブルを案内された。
「漁師まかない丼」と、二人でつまむ「ミックスフライ」を注文。
同行の妻は、丼物の「みそ汁」を「つみれ汁」に替えていた。
店内は、大変にぎわっていたので、注文してから食事が出てくるまで、結構待たされるんじゃないかと思った。
とりあえずオーダーを済ませてからトイレに行く。
店内の「いけす」には、大量のイセエビの姿も…・。
テーブルに戻ると、すでに「料理」が運ばれていたのには驚いた。
サイドメニューはアジフライかミックスフライか迷ったけれども、アジのほか、イカや白身魚(おそらく地のモノ)などもあって断然おトク。
冷え切った身体に「みそ汁」の暖かさが身に染みる。
今度、子供たちも連れて、家族で来たい「おすすめ」の食堂。
房総に来たら、ボリューム満点の魚介料理が食べたい。
そんなこだわりを満足に満たす店であった。
これだけボリューム満点な料理なのに、お財布にも優しかったのが嬉しい。
店をでると、海鳥が漁船のおこぼれをあずかろうと船を囲んでいた。
遠くには、富士山が見えた。ツーリングにはうってつけの日。

ボリューミーな人気店・ばんや

3.菜の花街道・房総フラワーライン


保田を出発。安房勝山のコンビニで、妻は念願の「カイロ」を入手。
足が冷えるというので、靴底にカイロを装着していた。
バイクは、岩井、冨浦、那古船形を抜け、館山の北条海岸へ。
ライダーたちのグループとすれ違うものの、我々のようにベスパや二人乗りは見かけなかい。
左手に南欧スタイルの「館山駅舎」が見えた。
念願の南房総までベスパでやってきたと実感する。
満腹の漁師めしに満足したが海沿いを走る爽快感で、眠気は感じない。
(後ろに座る妻は、そうではなかったらしいのだが…)
洲崎灯台だ遠くに見えた。
灯台に近寄ってみたものの、あいにく駐輪できるスペースがないので見学は断念。そのまま岬をぐるっと回って、房総フラワーラインのハイライト、平砂浦の「菜の花街道」に到着。
沿道に満開の黄色いカーペット。
思わずバイクを止めて、風景をカメラに収めた。
沿道にある「南総パラダイス」は、自分が子供の頃、、そして自分の子供とも来たことのある思い出の場所。
いつだって南房総の思い出は、心の中にある。
今日のツーリングも、きっと良い思い出になるのだろう。
布良(めら)海岸を抜けて、安房白浜へ。
後ろにパトカーがピタッと張り付く。
何も悪いことをしていないのに、なぜか冷や冷やする。
きっと制限速度を超過していないのか、私たちを調べているのかも…。
右手に野島崎灯台を見えた。
極めて低スピードで慎重に運転して、パトカーをやり過ごし、安房白浜の無料駐車場でトイレ休憩。

圧巻の菜の花ロード

4.千倉のカフェとお花畑


白浜から千倉に向けて、さらに駒を進める。
道の駅「ちくら・潮風王国」に到着。
店内にある「散歩カフェ」でちょっと休憩。
ギリシャを意識しているのか、白を基調にした店内は、青色のアクセントが施されていた。
やはり風をしのげる店内は「暖かい」。
コーヒーの温かさも冷えた身体に染みわたる。
窓は、優しい日差しが入り、外の海が一望できる。
「潮風王国」は、食事や海産物を求める客でごった返していたが「散歩カフェ」の店内は、比較的余裕があって、静かな時間が流れた。
今回のツーリングもいよいよ後半戦。
ここから、引き返して、千倉・白間津の「お花畑」へ。
花摘み客用の駐車場は満車。
大型観光バスも止まっていて、人気スポットの一端がうかがえる。
なんとかバイクを止めるスペースを見つけ、お花畑へ。
まだ2月初旬というのに、ここだけは「春」の風景。
色とりどりの花が咲き乱れたいた。
お花畑の向こうには、太平洋。
遠くには、貨物船がポッカリと浮かんでいた。

道の駅「お散歩カフェ」
お花と海と貨物船

5.そして帰路へ


今回のツーリングに備えて、ガソリンを満タンにしていった。
さすがに、帰路には、タンクが半分になったので、早めの給油。
エネキーやアプリ決済ができないガソリン・スタンドだったが、おそらく年配親子が経営していると思しき家庭的なスタンド。息子のおじさんは、念入りに給油キャップを締め、おじいちゃん店員が誘導して、私たちを見送ってくれた。おそらく、ココで何年もドライバーやライダーを誘導しているのだろう。
冨浦ICから館山道に乗り、君津PA(妻は即売テントで野菜を購入)、市原SAと小刻みに休憩しつつ、無事に到着。
花とグルメに出合う早春の南房総ツーリングから無事に帰宅。
また、ベスパに乗ってツーリングへ出かけたくなった。
もちろん「防寒対策」は、しっかりと準備して…。

安全と寒さ対策をしっかりね…

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