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【ロック】ストーンズが観たい!⑨(アメリカ備忘録・国内編)

マダ!マダ!続クヨ~!
2024年5月、ローリング・ストーンズのライブを観にシアトルまで行ってきました。
ライブも楽しめて、何より無事に帰ってこれた。
「楽しめたのは、うえけんさんが英語できるからだよ…」
帰国して、同僚におみやげを渡すと、そういう声があった。
そんなことはありません。
英語力はまったく必要がありません。
そこで、アメリカでエンタメ(スポーツ観戦やライブ観賞)体験を希望したくても「英語の壁」であきらめている人に対して、少しでもチカラになろうと、この度「備忘録」をまとめることにしました。
ぜひ、希望があれば、チャレンジしてください。

1.家族の理解

3泊5日のアメリカ・シアトル旅行。
この円安で超物価高のご時世、なによりも先決なのは、「家族への理解」(パートナーからの理解)です。
「ローリング・ストーンズが北米ツアーだってよ。日本に来ないかなぁ?」
「一緒にアメリカ行かない?(なんちゃって…)」
「アナタひとりで行ってきなさいよ。アタシは遠慮しとくわ…」
「ほんと?!」
ひとり旅を後押ししてくれたカミさんに何より感謝である。

2.日程調整

ローリング・ストーンズの北米ツアー。
チケット発売前の課題は、「いつ、どの都市で観るか?」ということ。
ツアー日程が発表された際、私が目をつけたのは「バンクーバー」である。
まず、50代のおじさんが単身、北米へ行くに際して、最優先したのが「治安の良さ」である。
バンクーバーは、日本に比べれば治安が良いとは言えないが、これまでも、旅行で何度か訪れたことがある。
クルマでの移動ができないため、市内の(空港、ホテル、ライブ会場)まで「公共交通機関」が充実していること。これも目安になった。
ところが、バンクーバー公演日が7月5日。
これが厄介であった。
仕事では然したる重要プレーヤーではない私であるが、今の職場では、7月1日からの2週間くらいが「繫盛日」というか、その時期は、毎年バタバタするので、海外旅行どころではないが正直なところである。
更に、ポイントとなったのが、やはり北米へ行くならば、ストーンズのライブ以外にも楽しみたい。
特に、スポーツ観戦が趣味な私は、MLB(野球)を観たいという気持ちもあった。
ストーンズを観る旅行を目論んだが2023年11月、この頃には、来シーズン(2024年)のMLB日程が発表されていた。
大谷翔平選手を含めて、日本人選手の去就こそ未定ではあったが、「ストーンズのライブが観られて、周辺日で野球観戦(野球が無い都市の場合でも、NHL(ホッケー)かNBA(バスケ)は観たい)とにらめっこ。
以上、
・治安問題
・交通事情
・仕事のタイミング
・スポーツ観戦
これらを加味すると、5月15日のシアトルに照準が定まった。
シアトル・マリナーズ(MLB)は、5月10日から15日にかけて、ずっとホームゲームが開催されている。
これならば、ライブに先立ち、野球観戦の「おまけ」がつく。

いつ観るか?どこで観るか?

3.チケット入手

今回のプロジェクトで最大のヤマ場は「チケットをいかに入手するか」。
結論からいえば、「チケットマスター」一択であった。
「チケットマスター」とは、全米のチケット代行サービス(日本でいえば、「チケットぴあ」みたいなもの)
特に、アプリは必要なく(日本では、アプリのダウンロードができない)、購入、決済から、ライブ当日の電子チケット呈示まで、なんのトラブルも無かった。
まずは、日本から「チケットマスター」のアカウント登録。
自分のプロフィールは正確にデータ入力しましょう。
よく、この手の初回登録で、「データ流出が怖い」とか言って、匿名とか適当な住所、偽りの生年月日を入れる人がいますが、あまりおススメしません。いざというときに、「何のデータだったが忘れてしまうのが怖い」からです。
いったん初回登録が出来たら、そのアカウントで、チケット発売日に購入手続きに入ります。
発売日時が米国の現地時間に合わせるため、日本時間では、夜中の3時でした。それでも「はやる気持ちは抑えられず」パソコンからチケット購入しました。
待ち人数表示から購入画面に切り替わり、スタジアムの「どの座席」で観たいのか、選べるシステムなので(イラストが多用されていて)わかりやすい。英語力がなくても、なんとなく、チケットサイトの「言わんとしていること」がわかるので、あとは常識的な判断で、「OK」をクリックしましょう。クレジットカードの番号入力も焦らず、住所表記くらいは、英語式を普段から意識しておきましょう。(円高、物価高で、チケットの価格は、私には”常識的”ではありませんでしたが…)
パソコンで手続きをしたので、電子チケット情報が完了してデータが「スマホ」に表示されたときの感動はひとしおでした。

これがスマホに表示されたらOK

4.職場への理解

チケットが取れたら、いよいよ職場への告知です。
「有給休暇は、当然の権利」といった上から目線ではなく、あくまで、「忙しいところ、お休みをいただき申し訳ない」という気持ちで臨みましょう。
いきなり一週間の海外旅行を打ち明けると上司も動揺するので、日頃からコミュニケーションで、「海外へ行きたい」「お休みをいただくかもしれない」みたいな情報をそれとなく耳に入れておきましょう。
上司だけでなく、同僚にもできるだけ「オープン」「前広(なるはや)」に打ち明けておきましょう。
最近の傾向として「仕事とプライベートは別物」として、休みの内容の共有を拒む人もいますが、自分が不在して迷惑がかかるような人には、日頃から味方につけておきましょう。
ちなみに、私の場合は、社内報に「ロックのコラム」を連載している関係上、「海外でコンサートに行く」という理由は、上司や同僚からの理解が得やすかったかもしれません。

5.ホテルと航空券

チケットも取れて、職場からの理解も得て、いよいよ「ホテル」の予約に取り掛かり、シアトルの会場に近いホテルのホームページにアクセスしたところ、ライブのある5月15日だけすでに予約が埋まっている(もしくは、その日だけ売り出されていない)のは焦りました。
次の日、ひいきにしている旅行代理店にすっ飛んで、シアトルのホテルを調べて貰いました。航空券とセットの「単身渡米パックツアー(ホテル+航空券)」が安いと聞き、その場で即決。
手数料を拒んで、ネットを駆使して、なんでも自分でやろうと人がいますが、やはり、ホテルや航空券といったものは「その道のプロに任せる」のも一計だと思います。
特に、対面だと「かゆいところに手が届く情報」が得られるので、安心です。(空港、ホテル、ライブ会場の交通手段の確認とか…)

6.パスポートとエスタ申請

いうまでもありませんが、海外旅行が決まったら、パスポート申請をしましょう。手続きが思ったよりも高額で、手続き費用にクレジットカードが使えなかったり(なぜか交通系カードが使える)、日数もかかります。
パスポートが無いと「先」に進めません。
航空チケットを買うにもパスポートナンバーが必須です。
あと、アメリカ合衆国へ入国する際は、エスタ申請(ESTA申請)が必要となります。(これは、旅行会社は代行してくれません…)
パソコンからもスマホからも、どちらからでもできますが、スマホで完結できるものは、スマホで手続きがおススメです。
パスポート写真のある「ページ」をエスタ申請に添付しなければならないのに、私は「パスポート写真」と誤解したため、1回目の申請は「却下(保留)」されたので、これには肝を冷やしました。
(スマホの場合、きちんとパスポートのページを取り込むフレームが現れるので、こうした誤解はありません)
スマホのデメリットは、画面内容をプリント印刷するのに手間がかかるくらいでしょうか?(プリントは必須ではありませんが、手元にあった方が安心です)日頃から自宅のプリンタやコンビニのサービスで、スマホ文書を印刷できるクセをつけておきましょう)
あと、エスタ申請では、実父、実母の名前の登録欄があり、すでに他界している実父が、存命中、どの英名表記(へボン式のつづり)でパスポートを申請していたのか、わかる術がありませんでした。
母に聞いても「わからない」と言われたので、一応、オーソドックスな「ヘボン式」で入力しました。
父の名前はコテコテの昭和初期の男性名(しかも綴りが長い!)冷や冷やものでした。
一度も海外に言っていないなら問題ないのかもしれませんが、父は、ハワイに何度か行っていたので、それが悩みのタネでもありました。
まあ、無事に承認されたので何よりです。

7.旅行情報はオープンに

親しい人や友達には「海外旅行の予定」を言いましょう。
別にマウントを取るわけではありません。
自分のように喜んでくれる人、有益な情報をくれる人、
それが、あなたにとっての真の友人です。
別にSNSで詳細なことまで開示する必要もありませんが、あなたの夢はみんなの夢でもあります。
気ままなひとり旅だからこそ、家族や友人への理解が大切です。

8.まとめ

どこへ行くか決まったら、ガイドブックを買って気分を盛り上げましょう。
パラパラとガイド本をめくるだけでも、ワクワクします。
以上、出発までの国内手続きをまとめてみました。
滞在中の「備忘録」は、改めてお伝えします。
KEEP IN ROLLING!

ガイドブックで気分を上げよう!





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