見出し画像

【ロック】ストーンズが観たい!⑥ (シアトル滞在編)

エンタメの本場、米国で、ローリング・ストーンズのコンサートが観たい。
そんな夢を実現したいために、着々と計画を進めてきた。
いよいよ、JAL068便に乗って、シアトル・シータック空港に到着。

1.Jimi Hendrix Statue

真っ先に訪れたいのが、ニューヨークなら「自由の女神像」のように、シアトルなら「ジミヘン像」だろう。
ジミヘンこと、ジミ・ヘンドリックスは、シアトル出身の伝説のギタリスト。
折しも、1967年6月に開催された「ロック・フェスティバル」の記録映画、「モントレー・ポップ」が、今春(2024年)劇場公開され、この時期にジミヘン像との対面は実にタイムリー。
映画では、ザ・フーのギタリスト、ピート・タウンセントが派手にギターをぶっ壊すステージ。負けん気の強いジミヘンは、フーにガチンコ勝負を挑む。ステージにオイルを持ち込み、なんと自身のギターに「火をつける」という伝説のパフォーマンスを行う。なぜそこまでして「見世物サービス精神」にこだわるのか。天才のやることは、しばし常識人の私たちにはわからない。
ジミヘンは、27歳で夭折したギタリスト。左利きの私としては、ポール・マッカートニーと共に「左利きの天才」ゆえ、シアトル到着後、真っ先に「ジミヘン像」を拝観した。
空港ターミナルから、ライトレール(電車)の乗り、ダウンタウンへ。ホテルにチェックインして、地図ガイドを頼りに「ジミヘン像」のある郊外へ。
治安悪げの「パイク通り」を小走りに進み、ブロードウェイへ。シアトル・セントラル・カレッジの学生街、画材・文房具ストアの正面にギターを奏でる瞬間を捉えた「彼」が鎮座していた。
しばし感慨にふけり、記念写真に収めた。
ローリング・ストーンズを追いかけて、ロックをめぐる「シアトルの旅」は始まったばかり。

ジミヘン!(地味で変な人ではありません)

2.Nirvana(MO POP)

ジミヘン像から「ウエストレイク駅」に戻り、そこからレトロフューチャー感あふれる「モノレール」に乗って、スペースニードル駅へ。
スペースニードルとは、シアトル名物の展望タワー。そんなタワーには、目もくれず、下車後、真っ先に向かったのが、隣接する「ポップカルチャーア博物館(通称:MO POP):。
ここには、シアトル出身のロックバンド「ニルヴァーナ」の常設展示があり、「ロックの旅」の第二幕として訪れた。
バンドの歴史をはじめ、楽器や衣装、ポスターなどが展示されファン垂涎のスポット。今年(2024年)は、ニルヴァーナのフロントマン、カート・ゴバーンの没後30年。ニルヴァーナといえば、名曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」を思い出さずにはいられない。1990年代を代表する「グランジ・ロック」の定番曲。ひところ日本でも、この曲はいたるところで耳にした。現役女子高生の私の娘ですら「この曲」は知っているほどの抜群の知名度を誇る。同曲を収録したアルバム「ネバ―マインド」は、イン・ザ・プールの赤ちゃんがドル札をつかもうとするジャケットで有名。
シアトル出身のロックバンドといえば、やはり「ニルヴァーナ」を挙げる人は多いのではないだろうか。御多分に漏れず「聖地巡礼」の観光スポットになっていた。博物館のギフトショップには、ニルヴァーナのTシャツをはじめとする記念品も充実しており、ロックファンなら、一度は訪れてみたい施設であった。

♪ヘロ~、ヘロ~、ヘロ~、ヘイッ・ロウッ~

3.Downtown

MO POPを含むスペースニードル周辺は、ちょっとした公園施設になっていた。ここで食べたキッチンワゴンの「ホットドッグ」は絶品。気取った食事もいいけれど、こういう素朴なグルメも良い。
モノレールでダウンタウンに戻る。
今回、シアトルに来た最大の目的は「ザ・ローリング・ストーンズ」のライブを見ること。海外、とくにアメリカでストーンズのライブを体験することは、私の「死ぬまでにやりた10のリスト」のひとつ。
ミックもキースも80歳。これが最後の北米ツアーとは思いたくないが、彼らが生きているうちに夢を実現させるべく旅に出た。
私がシアトル入りして、ストーンズのコンサートは三日後に控える。
シアトルの街には、あさっての「ストーンズのライブ」を告げる「赤ベロ」のポスターが至るところに張られていた。その光景を見るだけでも、はるばる日本からやってきた価値がある。
旅好きの私の楽しみとしては、その土地での「地元の新聞」を買うこと。
しかし、キャッシュレスと共にペーパーレスが日本以上に進んでいるのがアメリカ社会。「紙の新聞」を手に入れるのは難しかった。ダウンタウンの、どんな雑貨店に入っても、地元紙「シアトル・タイムズ」は売っていない。
ホテルで問い合わせても「新聞は、みんなスマホやタブレットで済ませているので、紙の新聞は置いていない」と言われる始末。ただし、ホテルマンがパソコンで調べてくれて、「ダウンタウンには紙の新聞は無いが、ブロードウェイに行けばあるかもしれない」とのこと。
ブロードウェイといえば、ジミヘン像があったところではないか。
やれやれ、滞在中は、毎朝、新聞を求めて「ジミヘン詣で」になりそうだ。(つづく)

シアトルの街は「ベロまつり」
「紙の新聞」を求めて…



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?