つげ義春の現在の近況と精神状態について
つげ義春さんが生まれたのは
1937(昭和12)年10月30日。
令和になり80歳を超えています。
奥様の藤原マキさんは、1999(平成11)年に
亡くなられています。
現在は息子さんと調布で暮らしています。
2020年、第47回アングレーム国際漫画祭で
特別栄誉賞を受賞しました!
あまり世に出ることのないつげ義春さんが、
受賞を機に露出がありました!
目次
ここ数年の生活
2020年の暮らし
まとめ
ここ数年の生活
つげ義春さんは新作を描いていません。
ファンにとっては残念ですが、
毎年のように過去の作品が単行本で
発売されます。
2020年4月には講談社から、
「つげ義春大全」全22巻が出ました。
2017年に日本漫画家協会賞の大賞を受賞しましたが、
授賞式は欠席されました。
不安神経症を患っていることや、
転んだ際にあばらを骨折したことで
外に出るのがさらにおっくうになっているようです。
2014年発売の「つげ義春 夢と旅の世界」では、
インタビューに答えています。
弟で漫画家のつげ忠男さんとはほとんど会うことなく、
年に1、2回電話で話していること。
選挙には行って共産党に投票したことなど、
ふだんの生活を話してくれています。
2020年の暮らし
アングレーム国際漫画祭の授賞式に、
フランスまで行かれました!
密着取材を「芸術新潮」で編集者の浅川満寛さんが
されています。
浅川さんは「ガロ」の編集者として有名な方です。
つげ義春さんは82歳にして、
はじめての海外です。
授賞式へはご本人は行きたがらなかったのですが、
息子の正助さんが説得して連れて行きました。
授賞式や原画展で笑っているつげ義春さんが
印象的です。
人前にでることを嫌っていましたが、
年を取られて、
「ずうずうしくなったのかな」
「みんな人まかせです」
と考えも変わってきたようです。
また、以前から生活が苦しいと
いろいろなところで話されていました。
今回、フランス語や英語版の全集の
刊行もはじまり、
「生活の心配はない」と浅川さんが言っています。
インタビューではあまり多くは語っていませんが、
息子の正助さんとの会話から、
穏やかな暮らしが伺えます。
まとめ
つげ義春さんは今回の渡仏で、
偶然に江口寿史さんと会うことがありました。
その時の江口さんの様子も「芸術新潮」にあります。
「つげさんを見て完全に固まっている」
です。
いまも新たなファンを獲得し続けている
つげ義春さんの語りが今後もたくさん
聞いていければうれしいですね。