2級キャリアコンサルティング技能検定 実技試験対策
想定外でしたが一度目の受験で2級技能士の実技試験に合格することができました。さすがに驚きましたが、準備したことがよかったのだと思います。そして、たまたま相性もよかったのでしょう。いろいろな要因が重なったんだとは思いますが、何をしたのかを記しておきたいと思います。
気をつけて準備した2つのこと
①ロープレ練習 ・目標設定 と ・方策提示 に気をつかうこと
20分の展開に気を配ること。
②事例研究
そう。当然といえば当然のことです。
①ロープレ練習
キャリコン試験と大きく違う点は、受験票にロールプレイで注意することが書いてあることです。書いてあるからには気を遣う必要があるんだろうということです。そりゃそうですよね。
なんと書いてあるのか。
「キャリアコンサルタントのあり方は自由ですが、依頼者との関係構築、相談者の抱えている問題、その問題に対する目標設定など、具体的展開につながるような応答、プロセスを心がけてください。」
①依頼者との関係構築
②相談者の抱えている問題の把握
③目標設定
これが、必須 そして
④具体的展開 です。
そして、キャリアコンサルタントのあり方は自由とのことです。
共感型でも積極型でも問題解決型でも、基本が出来ていればスタンスは自由ということでしょう。
国キャリとの違い
相談者との関係構築や問題の把握は、出来ていないといけませんが、
更に加えて
・目標設定
・具体的展開
・プロセス これが評価されるということだと思います。
練習では、
目標設定と具体的な方策提示までをめざす練習が必要と思います。話が自然に進んでいく展開力。これが大切です。
15分過ぎたあたりで目標設定をするつもりで進めるといいと感じています。
(私は早すぎて最後にかなり焦りましたが)
相談者が抵抗を示す場合もありますから、抵抗されないような目標設定の表現。 具体的に方策を提示した際に抵抗されたときに切り返しの練習。
押しつけないで、いかに同意を得ていくかという展開が必要なんだと思います。
そして、お願いしてCL役の人を探してこないといけません。
この方に、設定された事例に従ってCLを演じていただきます。
ロープレ後にはCLの方と一緒に十分に振り返りをして、聞けていなかったところを次回の練習の時に活かしていく。
そのポイントを紙に書いてください。
そして
紙に書いた注意点を見ながら次回練習すること!
練習ですから紙を見ながらロープレ練習を進めてください。
②事例研究
これも、キャリコン試験と大きく違うところ。
でてくる事例があらかじめ提示されています。5件出ていてこのうちどれかに当たるわけです。はじめから教えてくれているのでこれを研究してきてくださいね。といわれているわけです。
ではどうするか?
・CLの状況を整理
・聞きたいところ、CLがどう考えているかをあらかじめ考えておく。
聞きたいことでうまく回答が得られない場合には、それを解消することが方策になり得ます。
ただし、本番では、そう来たか!という変化球の展開になるように思います。ですから、決めつけるわけにはいきません。 ただ、
いろいろな、パターンを想像しておくと気分的に楽になります。
いろいろな設定でロープレ練習しておくことが安心材料になります。
そして
あらかじめ、いろいろなパターンについての方策を考えていると、当日どれかが頭に残っていて、当日の流れに応じた自然な対応が出来るのではないかと思います。 引き出しの中身を膨らませる準備をして下さい。
実際私の場合にも、想定した方策のうちいくつかは 本番の流れの中でもきれいに使えましたので、準備したことがうまく機能したのだと言えます。
かなり気持ちにゆとりができたのは事実です。
ですから、受験票が届いてからが勝負です!
ロープレ練習と事例研究のしがいがあります。
いろいろな人と事例研究をしてみて下さい。自分だけの発想では、どうしても巾が広がりません。こうゆう見方があるのか、こうゆう場合もあるのか。なるほどね~と思えますので、是非一人ではなくCL役の方にもお願いし創造力を膨らませてみて下さい。
実際の試験では
実際の試験では、キャリコン試験と同様に試験室の前で初めてCL役の方と対面します。男性か女性かで、試験会場部屋の外で座っている間にどの事例か2~3件に絞られる訳です。部屋の中に入らないと名前は分かりませんが。
さぁ 気持ちを整えましょう!
机の前には、時計がありますので、頭の中で20分間の使い方を簡単におさらいして開始です。
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