朝から胸糞悪くなった話

花粉症の人がさすがに折れて耳鼻科に行こう!と決心するも、結局行かない今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今日は朝から胸糞が悪くなった話をしてみる。

私は今年大学3年生になるのだが、大学1年の半ばまでSNSというものをLINE以外利用してこなかった。というのは、私がとても繊細だからである。例えば同期が、私以外の同期(全員とまではいかないが)と居酒屋にいるというストーリーをインスタにあげたとする。それを見てしまうと私は「呼んでよ、、、」「確かに俺はいらないか」「楽しそうでいいなぁ」とあっちにそんな気はなかったのに私は特大ダメージを受けるのである。楽しい場にはこんなひねくれ者でも居たいのだ笑。そんな私でも、最近はツイッターをいじるようになった。私はお笑いが大好きで、私にとってテレビはお笑いとニュースを見るためだけにあるといっても過言ではない。そしてコロナ禍でラジオを今までの3倍くらい聞くようになった。その10割がお笑いである笑。ハライチのターンを始めとしてオールナイトニッポン、JUNK、サンドリ、日曜サンデーまで聞く次第だ。すると、今までニュースを流しながら食べていたごはんの時間にラジオを聞くようになり、私には今のトレンドや知らなければいけないこと(緊急事態宣言など)が全く入ってこなくなった。そこで見つけたのがツイッターである。ツイッターのトレンド欄は本当に「今」の情報が流れている。その情報とLINEニュースの情報で私の中で今の世界が認識されている笑。

ある日、起きてツイッターのトレンドをぼーっと見ていると、#あなたの思いで救われる命がある(?)的なハッシュタグを見つけたので押してみた。するとそこには、どの投稿にもYoutubeのリンクが貼ってあるのである。さらにそれも押してみると、その内容は中国の人種差別についての動画だった。私はこういった類の話が嫌いである。気分が悪くなるからだ。知らない方がずっと楽に生活できる。私がSNSをしてこなかった理由と一緒だ。しかしなぜか私はその日その動画を最後まで見てしまった。内容を簡単に説明すると、中国の端っこの人が人種差別を受けて中国政府はその人たちを強制労働させ、なんか全員殺して更地にしてやろう的な問題で、その差別を受けている人たちがTikTokなどで声を発さずに何か助けを求めるような、みんな共通の動きをするのである。これを広めればこの人たちを助けられる!みんな協力して!!!といった内容であった。殴られて蹴られてと理不尽に暴力を受ける人や、囚人が乗せられるような荷台に檻がついたトラックに詰められて人が運ばれていたり、明らかに栄養不足の子どもが水を求めているような、現地での映像かどうかは不明だが、そんな映像も挟まれていた。

私はとても怖くなった。このまま中国政府は自分たちの思想と違う思想を持つ人種を根こそぎ殺していくのではないかと。そしたらわかんないけど中国日本嫌いそうだからすぐ日本なんて侵略するのではないかと。これじゃ戦争の時代と同じじゃない?と。理不尽な扱いを受ける人々と中国政府に朝から胸糞悪くなった。

話は少し変わるが、私は漫画をそこそこ読む。私はどうしても都合よくすすむ王道漫画が苦手で、ダークファンタジーが好きなのだが、最近の漫画はダークファンタジーが流行っている気がする。チェンソーマン、約束のネバーランド、進撃の巨人、呪術廻戦など、とってもおもしろい漫画であふれてきた印象がある。これらの漫画の面白いところは主人公の周りのキャラがバンバン死ぬ。そして、最終的に戦争みたいになる。私はさっきの中国の動画を見て約束のネバーランドを思い出したりした。読んでない人は読んでほしいのだが、とっても面白い。ここからネタバレするね。




「約束のネバーランド」は人間を食べる鬼に食用児として育てられた少年少女がその世界と戦うストーリーである。仲間を増やし、生き抜く術を学び、人間の儚さや愚かさ、そして鬼(相手側)にも家族がいること、悪いやつばかりではないことを知り、鬼と共存する未来を目指して頑張るのだ。本当に苦労して主人公の少女はその世界を実現するのである。そんな話を読んで私は「今が平和で良かった~」そして、先人たちの努力の末に今の「私」の自由はあるのだなと思うわけである。ならば、この自由な今を自分のために生きねば!と考え着くのである。





気持ちが高まった私は、何をするわけでもなく、中国のことも忘れて今日もYoutubeを見ながら寝落ちするのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?