結局ありがとう

寒暖差アレルギーで小さなごみ箱が鼻かみティッシュで山盛りになる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

大学3年生の後期、就活をしなければならないとは思いつつどう動けばいいかわからないと言い訳をして、結局毎日やりたいことをしている私である。それではいけないと思った私は今日からこのnoteに日記を書こうと思って土曜の深夜に動き出した次第である。

この日記を書こうと思ったのも、先週のマヂカルラブリーのANN0でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが、若手時代にある芸人さんのサイトに毎日日記を書き残していたという話を野田さんがしていたからである。私は又吉さんが結構好きだ。ガチファンではない。私は今年、漠然と頭がよくなりたいと思って本(小説)を読み始めたのだが、もともとお笑いが好きな私に『火花』はジャストミート作品であった。それから私は又吉さんが気になるようになり、又吉さんのYoutubeチャンネルをとにかく見た。しかし、又吉さんの『火花』の他の作品は1冊も読んでいない、その程度である。

急な話ではあるが、私は将来なんでもいいから仕事をしつつ、曲を作るか本を書くかしたい。何か伝えたい熱い思いがあるわけではないが、将来それが爆売れして食っていけたらなぁ、と無理だろうと思いつつも結構本気で思っている。多分その時の気持ちを作品として残したいだけだと思う。そんなわけで私は今日から日記を書くことにする!日々怠けたノンストレスな生活を送る私にとってこれは修行である!

記念すべき初日(たった3日の内のただの1日になるかもしれないが)は、ありがとう知らない人!って感じの話である。

最近の私の土日は、3つ隣の駅前にあるビルの中にあるカフェに行って企業探しやガクチカ、自己PRを書き、飽きたら今読んでいる本を読む、という就活と読書の生活である。今日の私もその通りの生活をしていた。1,2時間就活をし、新商品のモンブランとコーヒーを注文してひとりで楽しんでいた。その後最近出た『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』を1時間くらい読んだ後、私は店を出て、そのカフェの上の階にある本屋に立ち寄った。一通り物色し、「次に買う本は伊坂幸太郎の『逆ソクラテス』にしよう!」と思ったところで、便意に襲われ、トイレに駆け込んだ。私は尻ポケットに長財布を入れていたので、トイレットペーパーの銀カバーの上に置くと、ホッと一息ついて用を足した。いつも通りそのビルを出て3駅歩いて帰る(散歩好きなの☆)。今日の帰り道のお供はラジオではなくてThe Birthdayというバンドにしようと思い、ワイヤレスイヤホンをつけて線路沿いを歩いて帰っていた。「今日から日記を書こう!何について書こうかな~。」などと思っていると、ふと思い出す。

「財布仕舞ったっけ?」

全く仕舞った覚えがない。私の最後の記憶はトイレットペーパーの銀カバー(合ってんのかこの言い方)の上に置かれた状態の長財布である。焦った私はリュックを見るが、パソコン、筆記用具、メモ帳、本、目薬、鍵、ちゃんと財布だけが無い。「うっわ、やったわ」と思った私は急いでさっきのビルへ戻る。幸い、一駅の半分も歩く前に気づいたからよかった(よくはない)。近頃の急な14度の気温と乾燥した空気を喉で感じながら私は来た道をまんま走って戻る。「これ今日の日記に書けるわ!」「盗まれてたらどうしよう」という相反する感情がイヤホンのThe Birthdayをガン無視して渦巻いていた。

ビルについてそのトイレへ駆け込むと、先客がいた。「めんどくせー!でも聞かなしゃあないし、まだ20分くらいしか経ってないからあるかもしれんし。」などと思い、勇気をもってその個室をノックする。ノックが返ってくる。


  私   「トイレ中すいません、トイレットペーパーのところに黒の長財布ありませんか?」

トイレの方 「えっ、あっ、えっと、無いです。」

  私   「失礼しました!ありがとうございます!」



「ねぇじゃん!!!やば!!!」と思いながら、トイレを出てすぐの見たことあるけど入ったことない華やかな石鹸屋さんみたいな店のお姉さんに財布の件を説明すると、「とりあえず1階のインフォメーションに行ってみてください。」と言われ、深く頭を下げ、急いでインフォメーションセンターへ。

インフォメーションセンターのお姉さんにまた説明すると、この建物裏口の保安室に届けてあると説明をされ、そこまでの簡単な地図をもらって保安室へ向かった。

また同じような説明をすると、係員さんはすぐに私の黒い長財布を渡してくれ、紛失届的なものに必要事項を記入するように言った。その通り記入すると、あっさり問題は解決した。



「ボケェ」



なんも起きないんかい。金盗まれてたり、免許証抜かれてたりせえや。日記おもんないやんけ。

東北生まれ東北育ちの私の中に眠る関西人格が呆れている。しかし、『イエローでホワイトで、ちょっとブルー2』を読んでいる私は、「日本みたいな安全な国で良かった~」とも思うわけである。でも、自分でも書いててこの話つまんねー!とも思うわけである。だから私は総合して、


「財布拾ってくれた人ありがとう。」


と思うことにした。





オチも弱いし長いし続く気しないけど、日記だし。別にいっか☆


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