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編集長上田による執筆の心得
この度は上田の雑誌に記事を書いてくれて本当にありがとうございます。執筆、入稿に関して一通りの流れをまとめましたのでこのnoteを参考にしてください。あと、締切は守ってください。
先割レイアウトの場合
先割レイアウトの場合、こんな感じで既に文字の大きさや文字数、画像の掲載箇所と点数が確定した状態からスタートになります。
ここにクロスワードみたいに文字数が過不足無いように文字や画像を埋めていく必要があります。タイトルや各小見出しは暫定のものだったり仮のものだったりするので、同程度の文字数でつけ直してください。暫定のものでOKということであれば、そのままで構いません。
後割レイアウトの場合
先に原稿を頂いて、後からレイアウトを組む場合は後割レイアウトといいます。デザイナーに意図を伝えたりする必要があるので、こちらのnoteも参考にしてください。
執筆の心得【後割レイアウト編】
https://note.mu/uedapress/n/n804be7868e62
いずれの場合でも、入稿形式はWordもしくはPagesなどの文書作成ソフトで作ったファイルで大丈夫です。頂いたファイルを編集部の人間が見て、印刷形式に落とし込むという工程を経て完成になりますので、人が見たときに意図が伝わりやすい形で入稿してもらいたいです。いくつかポイントを挙げるので、これらを守ってください。
どの部分の文字なのか書く
タイトル(xxx文字)とか、本文(xxx文字)みたいに「今書いているのはここの部分ですよ」と添えてください。これがあると担当の人間を幸せにしてくれます。
画像はWordに配置した上で、zipでまとめる
画像に関しては、人が見てわかればいいので、Wordのドキュメント内で文章の付近に配置しておいて下さい。サイズとかは適当なサイズでOKです。大きいと邪魔なので適度にコンパクトにサイズを縮小しておくといいと思います。合わせて、画像注釈も画像下などに書いておいてください。
画像をWordに配置した上で、利用した画像はすべてまとめてzipファイルで圧縮したものを別途提出してください。
画像ファイルの形式やサイズに付いて
画像ファイルの形式は一般的なものpng/gif/jpgなどであれば大抵のものは平気ですが、あまりに小さいサイズは掲載に向いていません。上田もあまり詳しくはないのですが、例えばiPhoneなどのスマホで撮影した写真は大丈夫です。
逆にNGのもので多い事例は、ネットで拾ってきた画像や何かをキャプチャした画像です。著作権的な問題は一旦置いておいて、キャプチャ画像などを使う場合は、なるべく大きなサイズの画像を利用してください。縦横が300px以下のものは小さいサイズと思っていいでしょう。
改ページを使いこなす
1ページ目の内容が終わって、2ページ目の内容に移る時などは改ページを使ってわかりやすくしてください。Wordのファイルは何ページになっても大丈夫なので、見出しが変わる度に改ページしてもらって大丈夫です。
注意してほしいのが、Enterを連続入力して改行を増やして改ページするのはやめてください。ページを変える時は、挿入メニューの「ページ」→「改ページ」から改ページを入れましょう。
Enter連続による改行でのページ分けは、フォントサイズを変えたらずれてしまうし、直前の文章を変更してちょっと文字数や改行数を増やしただけでページがずれます。
改ページは入稿云々ではなく、もはや一般的な常識として普段から使うようにすると周りの人を幸せにするでしょう。
文章作成のポイント
入稿に関しては上記に従ってくれたら問題ありません。普段パソコンで作業をすることが多いならなんとなく感覚でこなせると思います。ここからは、文章を書く上でのポイントです。
空行は絶対NG
情報商材のレポートにあるような連続改行(空行)は基本的に雑誌で使うことはありません。連続改行があったら削除されると思ってください。よほど改行に意味があるなら別ですが、過去に連続改行が採用された事例はありませんから、今後も多分ないでしょう。
読点(、)での改行もNG
メールやLINEなどでは読点で改行することもあるかもしれませんが、雑誌ではNGです。改行が入り得るのは、句点(。)かカッコの終わり(】、」)等です。
改行後は頭に全角スペースを入れる
上田が書いた文章を見直してもらえばわかると思いますが、改行したら頭にスペースを入れてインデントを付けています。これはそういう習わしなので、そういうものだと理解してください。英文の最初の文字が大文字になるのと同じです。
句読点の頻出は避ける
句読点が、細かいスパンで、連続してしまう文章は、読み辛いし、稚拙に見えます。文章の、構成次第では、仕方ないですが、推敲するなどして、不要な句読点は、避けるように、してください。
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句読点が細かいスパンで連続してしまう文章は、読み辛く稚拙に見えます。文章の構成次第では仕方ない事ですが、本来句読点は文章を読みやすくするものです。各自で推敲するなどして、不要な句読点は避けるようにしてください。言い回しを変えるだけでも大分変わります。
太字、赤字などの装飾も避ける
これも情報商材レポートにありがちですが、太字にしても赤字にしても下線をつけても、印刷時には反映されません。これも習わしだと理解してください。強調したい単語や言い回し等があるなら、見出しに組み込んだり、「カッコ」で囲ったりして表現してください。
1つの記事で伝えられるのは1個
雑誌に入稿する記事では、2ページから4ページの範囲で枠が用意されていると思います。よほど画期的な文章を書かないとこの枠内で伝えられるのは1つのテーマです。
自己PRをしたいのか、ノウハウを紹介したいのか、知識を共有したいのか、自社の製品やサービスを宣伝したいのか、あれもこれも組み込みたいのはわかりますが、全部が中途半端になるよりは、テーマを絞りましょう。
記事の6割から8割位をメインテーマにして、残りで自己紹介他というのがキレイな表現です。ちなみに、読者の反応が得られるのは、ノウハウや知識の共有の内容です。
起承転結を意識
すらすらと読み進められる文章は、起承転結(もしくは序破急)で上手くまとまっている文章だったりします。今時の言い方で言うと、「オチがある」とか「伏線回収」みたいな表現ができている文章ですね。
「起承転結とか言われても意味わかんない」という人もいると思いますが、どんな人も最初から出来た文章が完璧に仕上がっているわけではありません。それっぽい文章を仕上げた後に、推敲してカッコいい文章に仕上げているのです。
無理やりオチをつけたり、後から伏線を用意して、あたかも伏線回収をしたかのように見せることで、カッコいい文章になります。
最後に
これは上田の主観ですが、色々なものがデジタル化される中で、自分の文章を読み直すという習慣が消滅しかけていると感じています。皆さんが各文章は、PDFのデジタルデータではなく、印刷工場で印刷され、実際に書店に雑誌として並び、読者の手に渡るものです。修正は出来ないし、現実問題として回収もできません。
基本的に編集部で行うチェックは、明らかな誤字や脱字のみです。それ以外は、表現方法の一環かもしれないので、スルーされます。
自分の名前で書いた文章が全国に出回ることになるわけですから、お出かけ前に鏡を一度見直すように、提出する前に一度見直して、改善できそうな点があるなら少しでいいから手直しするようにしてみてください。
編集長紹介
上田幸司(うえだこうじ) - DACOON株式会社 代表取締役
プログラマで書道家で詩人で画家。大学生の時に起業して開発者として様々なシステムを開発する傍らいつの間にか編集長に。卒業したはずのパズドラも再開し、嫌いなものは締切である。
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今後の予定
・2019年9月 YouTuber専門誌
・同年10月以降 FX投資本
などを出版予定です。記事掲載を希望の方はTwitterのDMですぐに連絡してください。
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