動画を撮る時のfpsとSSは?
こんにちは!
今日は動画撮影時の表現に非常に大切な
fps(フレームレート)とSS(シャッタースピード)のお話です。
fps(フレームレート)って?
動画は実は連続した写真の集まりで出来ていて、
1秒間に何枚の絵を使って動画にするのかによって、表現が大きく変わっていきます。
パラパラ漫画の枚数をイメージしてみて下さい。
一般的に設定は
24fps
30fps
60fps
120fps
240fps
…とあるのですが、
24fpsは映画的
30fpsはテレビ的
60fpsはスポーツ等動きが多い物向け
それ以上は一般的には滑らかなスローモーションに利用します。
そしてこのfpsは撮影する時と動画を書き出す時が違うと、コマ落ちしてカクカクしたりするから厄介です。
例えば24fpsで撮影しているのに、書き出す時は30fpsとかだと、コマ数が足りなくなってカクカクしてしまいます。
ですので、動画を撮る際はしっかり理解しておきましょう!
もうちょっと踏み込んで説明しますね。
実際は全て等倍速でしか使わない場合は、撮影する時と書き出す時だけ合わせれば大丈夫です!
しかし、スローモーションをする時や、早送り表現をする時はそーゆー訳にも行きません!
例えばスローモーションを使う場合、
30fpsで撮影した物を0.5倍のスローモーションにしたい!なんて場合はそのまま30fpsで書き出すと1秒間に撮影した30コマの内15コマしか使わない事になります。
つまりパラパラ漫画で言うと、2枚に1枚を間引くイメージです。
当然動きはカクカクして行きますね。
じゃあどうすればいいかと言うと
書き出しが30fpsと決まっていて、0.5倍のスローモーションを使う場合は、撮影時に60fpsで撮っておく!となる訳ですね。
そーすることで、撮影した60コマを2秒間で全て表現出来て、コマ落ちする事無くスムーズになります。
応用して0.25倍のスローモーションを使いたいなら120fpsで撮影しておくと言うことですね!
さて、書き出しのfpsと撮影のfpsの話をしましたが、もう一つ重要な要素があって、それがSS(シャッタースピード)です。
動画撮影の時のSS(シャッタースピード)
写真を撮る際は機械的にシャッター幕が開閉するので、イメージしやすいのですが、実は動画撮影時も電気的にシャッター幕の開閉と同じ事をしています。
それによって露出を調整しているわけですね。ここは写真と同じですね!
それで、このSSですが、fpsの数字よりも遅くしてしまうと1コマに使う絵が同じになってしまう、なんて事が起きてしまいます。
つまり最低でも、撮影時のfpsと同じ値にする、理想は撮影時のfpsの2倍に近い値と覚えておきましょう!
それよりも速くする事も可能ですが、速くすればするほど動画らしいブレ(モーションブラー)が無くなり、これまた不自然な絵になります。
今日のまとめ
撮影時のfpsと書き出し時のfpsに注意する。(出来れば撮影前に決めておきましょう)
SSはfpsの2倍に近い数字を使う。
(動画撮影時はマニュアル露出にしましょう)
色々撮影してみて好みの表現を見つけましょう!
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