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農業アイドル自殺訴訟・第四訴訟(事務所原告)被告弁護士らが上告。望月宣武弁護士が上告を断念。判決を受け入れ。

長きにわたって裁判を続けていた愛媛農業アイドル自殺訴訟はご遺族側が完全敗訴し、遺族側弁護士ら日本エンターテナーライツ協会(ERA)と同じ弁護らが代表理事を務めるリーガルファンディング(LF)の主張は全て裁判所が退けました。

ERA共同代表理事
望月宣武(日本羅針盤法律事務所、弁護士、東京弁護士会所属) 
向原栄大朗(向原総合法律事務所、弁護士、福岡県弁護士会所属)
河西邦剛(レイ法律事務所、弁護士、東京弁護士会所属)
佐藤大和(レイ法律事務所、弁護士、東京弁護士会所属)

訴訟合戦と記者会見

2018年3月21日に大本萌景さんが自宅で自死し、その自殺の責任が農業アイドルグループ愛の葉Girlsを運営していた愛媛県松山市の農業法人Hプロジェクトとその経営者である佐々木貴浩氏にあるとして、同年10月11日に遺族とERAの弁護士が都内で記者100名を集める「記者会見」を行い、望月宣武弁護士が代表理事を務めるリーガルファンディングで裁判費用の募金が呼びかけられました。

同月12日に松山地裁に提訴、のちに東京地裁へ移送されました。愛の葉Girlsを引き受け、この裁判に巻き込まれた愛媛県のイベント会社フィールド愛の和が不当提訴として2019年1月23日に東京地裁に提訴、(第二訴訟)ERAの弁護士が被告になりました。Hプロジェクトと同じ渥美陽子弁護士が弁護を担当、その後、謎の取り下げがありました。※フィールド愛の和は2022年11月29日、松山地裁から破産手続き開始決定を受け倒産しました。

法廷闘争開始、遺族の涙

2019年2月18日遺族側が起こした裁判の第一回口頭弁論が開かれ、ご遺族のお母さん大本幸栄さんが涙ながらに意見陳述をしました。今裁判はコロナ禍の元、遅れに遅れ、2022年6月9日、原告の請求が棄却される判決が言い渡され、遺族とERAの完全敗訴となりました。遺族と弁護士らはこれに控訴、2022年12月21日、東京高裁は地裁の判決を支持、遺族側の敗訴が言い渡されました。この裁判については上告はなく、控訴審判決が確定しました。
約三年半の裁判でした。(傍聴ブログ倉庫・報道時系列より)

事務所が実質反訴した第四訴訟

この不当な提訴と事務所に大本萌景さんの自殺の原因があるとして大規模な記者会見を開いたことに対してHプロジェクトも反撃を開始しました。

Hプロジェクトの名誉毀損と営業毀損、望月宣武弁護士の佐々木社長を侮辱したツィートに対する損害賠償請求です。これが第四訴訟。

2019年12月20日第四訴訟が始まりました。2023年2月28日、東京地裁で事務所勝訴の判決側言い渡され、またもやERAの弁護士ら、遺族は敗訴しました。同年7月13日の控訴審判決も一審を支持、農業アイドル自殺訴訟、残るは上告審のみとなり、被告弁護士らが上告するか、注目が集まっていました。

被告弁護士らが上告

2023年7月13日の控訴審判決から上告の期限7月27日に第四訴訟の被告から上告状と上告受理申し立てが東京高等裁判所に提出されました。
ただし、望月宣武弁護士は上告期限後の28日に申してが行われ、その後取り下げられたということです。

望月弁護士だけが判決確定!

第四訴訟の原告、佐々木貴浩社長が被告から上告があったことについて、公式コメントが「HPに掲載」されています。

望月弁護士は、期限後に上告および上告受理申立てをした後、これらを取り下げており、望月弁護士との関係では上記第1審判決及び控訴審判決が確定しております。

高等裁判所の事務局に電話で確認したところ、上記の内容で間違いなく、望月弁護士だけが一日遅れで上告し、期限が過ぎているので取り下げたということのようです。望月弁護士はこの裁判の主役級で言葉は悪いですが、主犯的な役割を担っていた弁護士です。それが上告から外れると、判決を受け入れていち早くHプロジェクトに賠償金を支払うという異例の展開になりました。望月弁護士は懲戒請求、刑事告訴もされていますから、今後、事件の責任を否認することに対して苦しい立場に立たされる事になるでしょう。

望月弁護士「この訴訟は弁護士業務に対する挑戦です」


上告をしなかった。判決を受け入れた。原告の主張を認めた事になりますので、弁護士が開いた記者会見の違法行為について、コメントはできないでしょう。弁護士が記者会見を開いて原告の主張を表明すると弁護士も訴えられる...という趣旨ですが、よく調べずに、つまりその主張の真実性を証明できなかったので訴えられたという事実関係をどうしても理解できないようです。まさかそんな、弁護士がよく調べずに訴えたり、記者会見するわけないだろう...とあなたは思うかもしれません。しかし、これは事実です。

フリー記者「第一提訴の原告団の弁護士は被告側の渥美先生に(大本萌景さんの)スケジュールを確認させてほしいと、法廷で何度もお願いして、傍聴席から失笑が起きていたんですけど、もしかしたら、ひょっとして、これ、原告の弁護団がよく調べずに、一方的に、ご遺族の内容だけ聞いて、訴えられた不当提訴だということを先生は仰りたいのですかね」


渥美弁護士「その点については、ご遺族側の弁護団が、第一訴訟の提訴時に、全く、事前に何の連絡もなく突然Hプロジェクトに対して訴えられたのですが、その理由について、「真実を発見するために、何もまずは聞かずに訴えました」と、そういう内容の報告を、述べられておりまして、なので、そう言った意味では、事前の調査は、あまり、少なくとも、こちらに対する調査はされずに訴えられたということになります」

フリー記者「......」

佐々木社長を「「嘘の説明をした」「ずるいなぁ」と侮辱表現で揶揄していた望月弁護士、潔く高裁判決を受け入れていち早く佐々木社長に損害賠償金を支払うというのは弁護士の鑑だと思います。人間最後は潔さだと思います。

弁護士が、被告を嘘つき扱いして拡散しても合計18万ですか。少し安すぎるような気がしました。これからも望月弁護士には反省するところは反省し、社会正義のジツゲンの為に頑張っていただきたいと思います。




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