JJF2022編集後記
皆さんお久しぶりです。上田です。
今回はJJF2022で色んな動画を撮ったり編集したりしたので、それについて書こうと思います。
①動画企画概要
JJF2022では、以下の5つの動画を企画・撮影・編集しました。(公開順)
・94 Generations Jugglers
・Japanese Stickers
・Japanese Club Jugglers
・Japanese Diabolo Players
・おっさんジャグラーズ
企画は上田、撮影及び編集は上田と堀越で行いました。ちなみに、編集は動画ごとに担当が分かれています。
ディアボロ・スティック・おっさんが上田の編集担当動画です。
基本的にJJFの期間中ずっと会場でイベントにも参加せずせっせと撮影していた感じでした。
②経緯と企画趣旨
上田・堀越のペアでJJF2022チャンピオンシップの予選に挑んでいたのですが、残念ながら予選落ちしたためJJFでの過ごし方の想定が変わり、当日何をするか考える必要が出てきました。
その時、JJF2019まではよく企画されていた「Japanese ○○ Jugglers」の企画が全然立ち上がっていないことに気付きました。(○○は任意の道具名)
JJF2022の2週間前の段階でまだ世代動画の類のものしか企画されていなかったと思います。
このままでは、毎年JJFで誰かが企画してくれていた道具別の動画の文化がなくなってしまうのでは?と危惧しました。ああいう類の動画は参加者のJJFの思い出にもなるし、これからJJF参加したいなと思ってる人にとっても雰囲気が見える良い企画だなと思っていたので、無くすには少し惜しいなと。場合によっては、海外への露出が少ない日本人ジャグラーを世界で知ってもらうきっかけになるかもというのもありました。で、ちょうど暇になった我々が企画を立ち上げることで最低限動画企画を用意できるし、運が良ければ触発されてほかの企画も立ち上がってくれないかなという目論見で企画することとなりました。
そういった経緯を踏まえて、今回の企画コンセプトは以下の通りとしました。
・みんなのJJFの思い出に残るような動画を作る
・来年以降のJJFを盛り上げる
・世界に、日本にはこんなジャグラーがいるんだぞと発信する
企画の種類に関しては、まず上田が比較的よくやっている種目からディアボロ・スティック・クラブを選びました。(自分があんまりやっていない種目だと撮影するのも中々難しいので)
元々ディアボロやクラブは以前にも企画されたこと無かったと思うのですが、既存の企画の場合直前になって誰かが企画してくれる可能性がまだあるので、企画されたことが無かった道具を優先的に企画しました。スティックに関しては例年企画されていましたが、前回企画していた方が今年忙しくて撮影できないとのことだったのでもらいました。
また、94世代の動画は2017年を最後に企画されておらず、JJF運営メンバーに94世代が多い今年がラストチャンスかなと思い企画しました。
最後に、上記4つ以外で何かやってほしい企画が無いかTwitterで募集したところ、おっさんジャグラーズの案が出て、面白そうだったので採用しました。
③当日について
当日はとにかく撮影に徹することとしました。
94世代とおっさんジャグラーズは10人以上、道具別の動画は20人以上は集めないと企画が破綻してしまうので、最低80人撮影する必要があり、イベントに参加しようという煩悩は捨てておかないと危ないなと判断しました。(例外としてどうしても参加したかったエンデュランスだけは出たけど、それくらいは許してほしい)
今回、堀越がJJFに向けてジンバル(カメラの手振れ補正を抑える手持ち用の機材)を購入したので、技術トレーニングも兼ねてなるべくこれを使用して、腕が限界になったら三脚を使用するという方式にしました。
使用機材はSONY α7Ⅲ+Ronin RSC2もしくは三脚
GoProとかも用意していたけど結局使用せず
その他、壁から充電できないため充電用のバッテリー等準備したもののあんまり使用せず
今回の撮影では一眼を使うのにまだ慣れていなかったこともあり、フォーカスで事故を起こしてしまったことと、三脚及びジンバルの不具合で一部動画が傾いてしまったことが後悔ポイントですね。
傾いた動画は編集でごまかしていますが、フォーカス事故に関しては動画を見るとわかると思います。
今回はボランティアだったのでこれで許していただきたいのですが、いつか仕事で撮影することも考えて、カメラの使いこなしはしっかり練習しておくようにします。
④それぞれの動画について
それぞれの動画で狙っていたことや編集の裏話的なものを書いておくと、
・94 Generations Jugglers(担当:堀越)
とにかく最速で仕上げてもらうようお願いしました。
JJF終了直後にほかの方の企画の動画もどんどん上がる中で、5本動画を抱えているうちの動画が1本も上がらないのはまずいというのと、あんまり待たせたくないというのがあって、頑張ってもらいました。
急いで作った中でも、ちゃんとテロップとか編集入れているのがポイントです。
・Japanese Stickers (担当:上田)
94動画を堀越が最速で仕上げてくれたので、少し時間的余裕があり、OPや動画同士のつなぎ等にこだわる時間を取れました。特に、OPはJJFの会場に向かっていく実写映像に文字や映像をかぶせるという、今までやったことが無かった編集を取り入れてみました。今回でかなり使い方を理解できたので、今後実写とちょっとしたアニメーションを混ぜた動画を作っていきたいですね。
動画は8分の長さになったので2曲構成として、1曲目をシングル・マルチコア・ペア技・デュアルのロール系統に、2曲目をデュアルや3センタースティックの技に割り当てて作りました。気づきましたか?
・Japanese Club Jugglers(担当:堀越)
特に注文せず、堀越に好きに作ってもらいました。
出演者の名前の出し方や、曲の始まりの部分の編集をこだわっていて、しかもやり方が上田のそれとは全然違うので、いい意味で差が出てよかったです。
5本の動画が全部似通った雰囲気になりたくなかったので。
あと、参加者ちょっと少なめだったのですが、エンデュランスの映像とかをうまく使って間を持たせていたのもよかったですね。綺麗にまとまってて見やすいんじゃないかなと思います。
・Japanese Diabolo Players(担当:上田)
今回の企画最長の動画、10分越え3曲構成になりました。
この時点で上記3本の動画が公開されていて、雰囲気が被らないようにしたかったのと、曲の都合で最初の20秒実写映像を使いたくなかったので、20秒分アニメーションだけで埋めました。元ネタが存在しますが、何かは秘密です。いい感じに曲とマッチしたアニメーションになったんじゃないかなと思っています。
1曲目は固定軸、2曲目は回転軸、3曲目はそれぞれの軸のものから抜粋した動画、という感じで纏めました。
上田が動画を見て軸判定したので、間違っていたら恥ずかしいですね。1曲目にバータックス動画が無かったのはそういう理由です。
・おっさんジャグラーズ(担当:上田)
最後に編集しました。他と雰囲気が被らないように、グラスモーフィズムの考え方を使って動画を作ってみました(すりガラスみたいなやつ)。最初はもっとおっさんっぽい曲を使うつもりだったのですが、グラスモーフィズムと背景がかなりきれいな感じになっちゃったので、曲も変えて爽やかな感じにしました。
実は、5本の動画の中で一番書き出しに時間がかかる重たい動画でしたが、また動画編集のレパートリーが増えてよかったです。
⑤最後に
ということで、今回はJJF2022で行った動画企画の編集後記を書きました。
結局、累計で150人近くの方に出演いただくことができ、とても感謝しています。ありがとうございました。
自分の立てた目的も果たせたような気がするし、動画撮影・編集技術も向上したので、やって良かったなと思います。
ただ、こんな激しいやり方で毎年やり続けていくのは無理なので、来年以降はそれぞれの企画を誰かが引き継いでやっていってくれると嬉しいなと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
もしよければ、今回作った動画を見たり、Youtubeのチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。
それでは、またどこかのイベントでお会いしましょう!
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