思い立ったが吉日〜遺言書作成について

こんにちは😃
普段はお客様の家族構成や家族への思い、財産状況などをお伺いし、選択肢の一つとして「遺言書」の作成をお勧めしております。

 ご家族の状況(独身か既婚か、既婚であれば子どもさんの有無等)や財産の種類(金融資産だけで無く、不動産や会社経験者ならば事業用資産など)により、遺言書を書いた方が有用な属性の方に、その効果、効用を説明いたします。

遺言書は遺産分割協議より優先することをご説明すると「なるほど、私は書いた方が良いようだね」とその効果について納得、理解いただける方が多い気がします。

汗と血と涙の結晶の財産。
人生の晩秋期には一考を。

 ところが「それでは具体的に遺言作成のご相談を継続しますか?」と話を向けると、尻込みや結論を先延ばししてしまう方が時折見受けられるのです😳

勿論「今日の晩御飯は何を食べる」とか
即断即決を求めているものでは無く、
十分な時間をかけて結論を導くためには、お元気で活力あるうちの方がじっくりと慌てず考えられて、終活に向いているからなのです。ご自身の店じまいのことを考えるのは、あまり愉快な話ではないことは重々承知ですが。

しかも年齢的に言えば60代の方では無く主に70代半ばから90代の方を中心ににお話していますが、一様に「理屈はわかったが、気分が乗らない、今じゃ無くていいかな」と結論を先延ばしする傾向が見受けられます。特に男性に多く感じます😔

では、そのいつかはいつなのか。
忙しい日々の中で、いつの間にか優先事項で無くなり、検討もしないまま、その日を迎えてしまわれる方も少なくありません。

また、仮に5年後の80歳になったらと期限を区切る方も多いです。それはそれで尊重しなければとは思うものの、その5年後に認知症等で意思確認が難しい状態になっているともう作成は難しいのです。

いつかはいつ来るのか?


そして判断能力があっても、年齢が高くなればなるほど、自分の判断能力に自信がなくなり、子供さんに相談してしまうケースもまたあります。

私の見る限り、子供さんが複数いらっしゃって、いずれかのお子さんに相談されると反対されるケースも多く、作成出来ずに終わります。お子さんにとってはご自身に不利な分割で書かれたらたまったもんじゃないですよね。

遺言書は遺言者自身の考えで単独で作成出来るのです。

やはり気力、体力が溢れる今こそ、実現に向けて動き出すのが良いのだと思います。
大きなお世話になってしまうかもしれません。しかし林先生ではないですが
「今でしょ!」なのです。

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