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【四柱推命】格局の判別について

先日、鑑定をご依頼くださった方が複数の格局を取り得る方でした。多くの方が「内格」という、いわゆる普通のタイプ(格局)なのですが、たまに「内格かも知れないけど、もしかしたら○○格?」とか、「明らかに○○格!」な方がいらっしゃいます。格局にはそれぞれ名称が付いていますが、大きく分けて、普通によくあるのが内格、内格以外を外格と総称しています。

普通とは違う、ということに対して良いイメージを持つ場合と悪いイメージを持つ場合がありますが、四柱推命の格局は単なるタイプ分けですから良いも悪いもないです。血液型のようなもので、A型の人にはA型の血液を輸血するように、内格の人には内格の開運法をお伝えします。A型の人にO型の輸血は可能ですが、B型の輸血はダメですよね。内格と外格は真逆であることが多いので、内格の方に外格の開運法をお伝えしてしまうと運を落とすことになってしまうのです。

そして、この内格か外格かという判別ですが、生まれた年月日時を元に木、火、土、金、水の五行のバランスから判別します。五行全てが揃っているのは基本的には良いのですが、無条件に良いかどうかは巡りくる10年ごと、1年ごとの年運と併せて看る必要があります。五行全てが揃っていなくても吉な五行があって凶な五行がなければ、それはとても良いことなので、バランスが良いと判断します。

ヤジロベエを思い浮かべていただくと近い気がします。ヤジロベエの腕は2本ですが、五行ですから最大5本の腕があります。その人ごとの五行の偏りによって腕が2本、3本ということもあります。ヤジロベエは中心の支点でバランスを取っています。五行のどれかが多いと、どれか1本の腕だけ重いことになりますので、バランスを取るのが難しくなってきます。どれか1本だけあまりにも重いなら、ヤジロベエであることを辞めて、重い腕を地面に突き立てて仕舞えばバランスを取ることは非常に容易になります。ヤジロベエとしてバランスを取るのが内格、地面に突き立ててバランスを取るのが外格なのです。

五行それぞれがどのくらいあるか比較してバランスを判断しますが、時折、内格としては偏りがやや大きい、外格としては偏りがやや小さい、という判断に迷う方がいらっしゃいます。恐らくは内格なのですが、もしかすると外格かも知れません。その場合にどうやって判別するかというと、ある時期の状況を伺って、その時期にうまくいっていたらどちら、そうでなければどちら、という判断をします。

問題は、このうまくいっていた、そうではなかった、という感覚なんですね。100%良いことだけ起こっている時期というのは現実にはなかなかなくて、大抵は良いことと悪いことが起きています。良い時期というのは後々に影響するような良いことが起きているのですが、人間はややもすると悪いことばかり記憶していたりします。私自身がそういう経験があるのでわかります。とても良いことが起きていたのに、そのはずみで起きたちょっとした嫌なことの方を鮮明に覚えていたりするものです。

でも鑑定を受ける方に語っていただかないと占者は分かりませんので、ぜひお願いです。できれば具体的にどういうことが起こって結果良かったのか、悪かったのか、をお聞かせください。どうぞよろしくお願い致します。

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