ジャンとヴォー
ついにテヒョンのアルバムの全容が明らかになりましたね!彼のこれまでの好みからイージーリスニング系が来るだろうと予想はしてたけど、期待以上の良曲で、ただただ嬉しくて仕方ありません。またこの世に素晴らしい曲が増えちゃったわー。ひとまずこれ貼っておこう。
カムバもひと段落のタイミングでいざLayoverを掘り下げるぞ!と思ったら、前置きで語りすぎて全然アルバムの話まで辿り着けず、しかも最推しキムソクジンまで出てきてしまったので、もう別Noteにすることにしました。Layoverは次回語ろうと思いますので、楽しみにしてくださってた方いたら申し訳ございません…言いたいことがまとまらないの…(いつもまとまってない気もするけど)。
というわけで、今回は密かにシリーズになっている「ソクジンと6人の弟たち」の第4弾にあたります。
これまでのはこちら↓
誤解されやすい子
とにかく顔が良いテヒョンですが、私の第一印象はそこではありませんでした。私は本格的にアミになる前になぜか2018年のシーグリを買ったんですが(話せば長くなるので割愛)、その中の彼は、メンバーと戯れてる時は笑顔でも、一人虚な目で遠くを見ていたり、顔が険しかったりして、かなり疲れてるんだなという心配が先に来たのを覚えています。2018年の運勢をお互いで読み上げる企画でも彼はあまり良くない結果が出てて、本人は「あぁぁ〜」と苦笑。ナムさんに「気をつけような」って慰められてました。こういう企画って後から見返すと、その年の答え合わせみたいな感じになって興味深いですね。
メンバーにリレー形式でメッセージを送り合う企画でもジミンが「大変だったと思うけど辛い時間を乗り越えて素敵な時間を作ってくれて本当にありがとうと言ってあげたいです」とコメントしていて、とにかくテヒョンは色々あった人なんだと雰囲気で理解しました。その後検索して2016年のお祖母さんのことなどを把握したんです。
同じ頃、バンタンについて調べ始めた私の元にはなぜかバンタンのアンチ動画がオススメされてくることがよくありました。彼らを知りたいと思い始めた人の目につくようになっているのタチ悪いですよね(きっと今はそうなってないと信じたい)。ひとつ見て延々と類似動画をオススメされても困るのでなるべく見ないようにしてましたが、印象に残っているのは、今なら尊いと言われるはずの彼らの音楽番組や授賞式でのわちゃわちゃを「品性がない」と評するものでした。でも振り返ってみると、私は逆にこういう動画の存在を知ってたからIDOLやMIC DROPが響いたんだろうなと思います。アンチなんて消えた方がいいのはもちろんですが、「お前らが騒いだから私はファンになったんだぜ、うぇーぃ」って鼻先で中指立てて煽ってやりたいわ。
そして中でも「態度が悪い」「悪ふざけがすぎてて無礼」と攻撃されていたのがテヒョンでした。だから第一印象は「なんだか敵が多い子なんだな」。確かに私から見ても、嫌だと思ったことをそのまま態度に出してしまったり、突飛なことを言い出しがちで、一部の人には誤解されやすいかもと思ったけど、きっと悪い子じゃない。彼がこのままそんな声に才能を潰されないといいな、と当時は不憫に思うことしかできませんでした。
CTRL+V
よく昔の宿舎の話になるとメンバーから「初期のテヒョンは大変だった」という笑い話が出ますが、今回のシュチタでも少し触れられていましたね。
ユンギとテヒョンの尊い絆は動画の中で全て語られていたので今更もう私から言うことはないですが、ジンペンとしてはここに注目したい。
ジンくんは加入時期はもっと前だったけど、宿舎への入居は最後だったとか。下記公式漫画の和訳参照↓
2016年のStar1マガジンでも「RAP MONSTER、SUGAがしっかりと兄としての役割をしてくれているので、僕はもう少し軽く明るい雰囲気を作ってあげたい」と答えていたらしいジンくん。特になかなか周りに馴染めなかったテヒョンがゲームやアニメ好きという共通点を元にジンくんに心を開いていったのは、チームにとってもすごく大きかったと思う。かつてジンくんにCTRL+V(唯一Vをコントロールできる人)という渾名があったという逸話が大好きです。
2019年のFESTAでもジンくんはテヒョンについて「やっちゃダメということをやっちゃう子だった」「グループの中で最もポジティブな変化を遂げた」と話していました。「でも悪いと言ってるんじゃない。ただ自由奔放だったんだ」。こういうことを言える年上が一人いるかいないかで組織って大きく変わりますよね。世のワンマン社長やパワハラ上司は一度ジンくんの講習でも聞きに行ったらどうだろうか。良い組織改革ができると思うんだが。
テヒョンがそれを受けて「幸せの基準が変わった。前は自分が幸せになることだったけど、今はメンバー7人が幸せでいることが自分の幸せになった」と話すのがまたよかった。
それから時を経て、Dingoでこういう話ができるテヒョンにまた泣かされちゃったよ。
このコンテンツも素敵なお兄さんに成長したテヒョンの魅力が全開で素晴らしかったですね。
積み重ねてきた年月
私は実はジンくんとテヒョンがバンタンの中で一番好きなケミなのですが、ポイントは「仲良し」という言葉だけでは片付けづらいところ。
バンタンはどのケミも基本的に全方位わちゃわちゃ微笑ましいのが良いですが、この2人は時々カメラが回ってても言い合ったりピリッとしたりして、人によっては「仲悪いの?」って思ってしまいそうなギリギリのラインを行くことがある。Burn The Stage で口論してるところを撮られた2人でもあるし、現に時々不仲説を唱えるファンも見かける。確かに一場面だけ切り取ると私も「2人どうした?」と気になったことがある。3歳下のテヒョンがやけにジンくんに突っかかるのも2人をあまり知らないうちはハラハラするでしょうし、基本穏やかでアイドルに徹するジンくんがテヒョンにぶっきらぼうだったり、一瞬感情を曝け出すことがあるのも興味深い(かと思えば見るからに仲良しすぎる時もあるから困惑する)。
……ってあまり2人のケミを上手くプレゼンできてる気がしませんが、ずっとバンタンを横で見てきているパンPDが花様年華の中で私の好きな2人の関係を煮詰めて抽出・加工して分かりやすく我々に届けてくださっているので、花様年華でご確認ください(ついでに未履修の人に宣伝)。花様年華ってぶっちゃけパンPD主導のバンタン二次創作小説ですよね。実物の彼らをよく知る人たちが手がけてるからこそ、フィクションでも人物像の解像度が異様に高いと思う。
紹介したい2人のエピソードは色々あるけれど、私が初期に触れて衝撃だったのは2016年に目の手術をしたばかりのジンくんにフラッシュをたくのをやめろとぶちキレモードのテヒョン。大事なヒョンを守ろうとする心意気にかなり好感度が上がったのを覚えています。
追記: こちらよくあるデマで、実際はボディガードごっこだったというオチだそうですが、私にとってはテヒョンを好きになるきっかけの写真だったので残しておきますね!(情報の出所には気をつけようという典型例…)
あと、Dear Class of 2020のSpring Dayの2人は絶対に外せない。特にオバマ元大統領もリプに巻き込んで全世界に知れ渡ったこの名シーン!
ここのパートってBurn The Stageで2人が移動が間に合わないって口論になったところなんですよね。だからこそここで彼らが幸せそうに笑っている姿が更に響くのだ。
ドキュメンタリーではその日にある程度和解したような感じになっていたけど、もう円盤にもなってないファンカムでの検証によると、しばらくその後の公演も2人はぎこちなかったそうで。でも何回か後から急に2人が向かい合っておふざけセクシー系?アドリブをするようになったのだとか。それで結局振付問題も解決したっていう説、尊すぎる。
もしかしたら毎度この2人の謎の見せ場がある So What もその流れでまたなんか面白いことしようぜって話になったのかもしれない。
時系列はよく分からないですが、せっかくSpring Dayの話題が出たので、この2パターン貼っておきます(2つ目はもう全員がふざけすぎだけどw)
とにかく、本当に不仲だったらこうはならないと思うんですよ。もちろん彼らの全てを見てるわけじゃないから想像でしかないのだけれど、ファンには見えないカメラの裏側でもしっかり絆を深めてきたことを感じられて大好きな2人です。
穏やかな日常を望む2人
テヒョン登場回のシュチタでは辛かった2018年の頃のことも語られていました。「いっそ怪我をすれば休めるとさえ思った」という発言、すごく心が痛かった。
「せっかく引っ張りだこなのに休みたいなんて我儘だ」「あんなに皆で望んでいた成功がやっと実現したのに」って自分でも思っちゃうからこそ八方塞がりだったんだろうな。
ジンくんもシュチタで「1日半の休みに怒った」と言ってました。あの頃、メンバー内で具体的にどういう議論がされたかは想像するしかないんですが、解散の危機があったことを暴露したジンくんと、それを聞いて決壊してしまったテヒョンは特に思うところがあったんじゃないかなというのが私の見解です。
シュチタの中で、もうひとつ地味に注目すべきだと思ったのはこのあたり。
ジンくんもそうですが、この2人は音楽に人並の関心はあっても、それで生計を立てる覚悟をする前に縁があってビッヒに声かけられてるじゃないですか。元々「歌が好きです!ダンスが好きです!自分の音楽を世に広めたいです!」というような明確な動機を持ってたタイプじゃない。そんな人があれほどの練習を重ねて、ハングリー精神旺盛な人だらけの芸能界でトップまで登り詰めるなんて、努力や才能の前に、モチベーションを保つのがかなり大変だったんじゃないだろうか。
一緒にするなって感じだけど、私も「欲がない」と怒られがちな人間で…。「欲がない」「現状に満足する」「勝つことを目的にしない」って平和に心穏やかに人生を過ごすには長所かもしれないけど、競争社会においては「向上心がない」「進化できない」「一生トップに立てない」って短所になるんですよね。(ゲームは自分が楽しくて上を目指すから別)。だからこそ、そういうマインドを持ちながらも常に進化し続けられた2人には尊敬しかないです。
最初に述べた2018年のシーグリで、2017年で印象に残った出来事は何かという質問があったんですが、ビルボードに行ったことを挙げるメンバーが多い中、ジンくんは「ホビの両親の引っ越しパーティにメンバーで参加したこと」、テヒョンは「家族で日本旅行に行ったこと」について長く語っていた(もちろんビルボードが嬉しくないということじゃないと思うけど)。
未来や夢について語る時も、この2人は割と「田舎で農業するのもいい」「晩年は家庭を持って…」とか「メンバーの子どもが見たい」とか「ビーチで夕陽が沈むのを眺めたい」「BTS村を作って……」とかそういう感じが多いじゃないですか。「夢はもう全部叶った」とか言っちゃうし。
他メンバーはどうせ音楽の道からは離れられないだろうと思えるけど、ジンくんとテヒョンは割とマルチタレント寄り。誰かを笑顔にすることに重きを置くのなら、正直音楽は趣味として楽しみ、気が向いた時だけドラマやバラエティに出たり、隠居してハンサムイチゴ農家になる選択肢だってあるんですよ。「年に一度だけ収穫がひと段落したらお祝いに自慢の歌声をライブ配信します」とか言われてもぶっちゃけ意外じゃない。それはそれで幸せそうな気もして全く責められない。でもそんなことになったらステージでキラキラ輝くアイドル、JIN&Vを拝むことができなくなるから悩ましい。
メンバーとアミが大好き
結局この2人が上へ上へと昇ることができたのは「メンバーと一緒にいて楽しいから」と「アミが喜ぶ顔が見たいから」に尽きるんだろうなぁと。もちろん他の5人もそうだと思うけど、彼らは特にこの2つが占める割合がすごく高い気がします。だからこの2人がバーンアウトになってたと知った時、悲しいけどすごく納得できてしまいました。
それぞれ自分が一番大変だった時期にテヒョンはBlue&Greyを、ジンくんはAbyssを作って乗り越えたんでしたよね。コロナ禍でファンと会えなかったのに加え、メンバーと離れてしまう日が近いことも分かっていたから、改めて自分がやりたいことは何か、自分が好きと言えるものは何か、自家発電で1人でも前に進める方法を探さなきゃと試行錯誤したんだろうと思うと胸が締め付けられます。
ジンくんがまだラップが入る前のテヒョンが歌うBlue&Greyのガイドが好きで何度も何度も聴いていたというエピソードが大好きなんですが、その情報が公開されたのは2020年11月26日のWeverseマガジン。その後の12月4日の誕生日にAbyssが公開されて、後からそういうことだったのかと納得したのを覚えています。
特にBlue&Greyでジンくんが歌う最後あたりのパートがすごく心に響く(シュチタでも切り取られてましたね)。
ファンはいつも彼らの大変な状況を後から知るから、リアルタイムで手を差し伸べることもできないのがとても歯痒いけど、せめて彼らがアイドルを続けたいと思える原動力の1人にならなきゃなと思う今日この頃です。
……と、そう思っていた矢先の7人全員HYBE再契約のお知らせ。2025年
再結集の約束がはっきり示されましたね!本当に嬉しい。改めてアイドルになる道を選んでくれて、アイドルで居続けることを選んでくれてありがとうと伝えたい。でも結集後はもっと自分たちが望むペースで活動してくれて大丈夫だからねとも言ってあげたい。ゆっくりゆっくりSlow Dancingで全然いいんですよ?
ではでは、次回こそLayoverの話しますね。気長にお待ちくださいませ。
【追記】すっかり忘れてた!これ入れておかなきゃ!
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