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【中国経済】プラットフォーム経済(アリババとテンセントの協力)

7/14、アリババとテンセントが双方のエコシステムを相互に開放するとのニュースが出て、両者の株価は上がり、中国新興IT企業・拼多多の株価は下がった。

両者がエコシステムを相互に開放しなくなったのは2013年からであり、当時すでにアリババのECサイトであるタオバオでは、テンセントの決済システムであるWeChat payを使うことはできなかった。

中国のとある記事では、アリババ目線で今回の件について記載されている。

・アリババは顧客に深く結びついたソーシャルネットワークを持っておらず、ウイチャット(月間アクティブユーザー12億人)をもつテンセントにその点頼らざるを得なかった。
・アリババは新規ユーザーの獲得に苦労していた。


また、テンセントとしても、bytedanceなどECやゲームを手がける新興企業の台頭による脅威はすでに顕在化しており、アリババと組むことで第三極を押さえ込む狙いがあったのだろうと思います。bytedanceがどちらかについた場合、もう一方はかなり追い込まれますからね…。

さて、アリババもテンセントも本件について具体的なメッセージを出しておらず、中身はこれからということだと思いますが、本件が独禁法に触れるのか触れないのかは気になるところでもあります。

それではまた、良い週末をお過ごし下さい。
谢谢再见。

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