『恋する警護24時』があまりにも見易い

4話のラストがあまりにグッと来過ぎたので勢いで書いてます。

次回が気になり過ぎるのが嫌、という身も蓋もない理由で普段あまりドラマを見ない私だが、今期は珍しく複数のドラマを視聴している。それもこれもSnow Manのメンバーがあちこちに出演しているからだ。
そんな訳で、各ドラマを数話見終えた今の段階で個人的に一番ヒットしたのが、『恋する警護24時』だった。

過去の事件の犯人を追うミステリと、最初馬が合わなかった男女が恋に落ちていくラブコメ。二本の主軸がとても分かり易い。30分ドラマだからか無駄が無くテンポが良くて、話がバンバン進んでいく。心臓に悪い展開もそんなに無くて、本当に見易いドラマだと思う。（だから毎回エンディングのラブトリが流れると「えっ、もう！？　早くないか！？」と動揺する）
大体、仕事に真面目でちょっと固そうな男子（甘党というギャップ持ち）×勝気だけど人の心の痛みには素直に寄り添える女子、なんて美味しいカップリングで面白くならない訳が無いのだ。元々二次元男女カプにドップリだった私のようなオタクに優しいキャラ設定、本当にありがた過ぎて涙が出る。

また、辰之助は当て書きというだけあって、これでもかと言うほど岩本さんの魅力をストレートにぶつけてきている。
一見固そうで怖い所、笑うとくしゃっとして可愛い所、ボソッと面白い事を言う所、何よりも拗ねた時の表情と言い方。「岩本照ってこういう所がいいですよね！？　ねっ、そう思うでしょ！？」という制作側からの熱い愛と圧を感じる。

岩本さんの演技は滝沢歌舞伎とモエカレ～ぐらいでしか見た事が無いのだが、どちらかと言うと映像よりも舞台向きの演技だなという印象が強かった。それが今回少しずつ、映像芝居にもシフトしているような感じがした。
芝居になると声が高くなる気がするのだが、彼の高めの声は何処となく響きも甘くてまろやかな雰囲気があるので、今後もっとがっつりラブシーンが来たら更に映えそうだなという予感がしている。

まいやんの演技もこれまで見た事が無かったのだが、とにかく眼力が凄い。あの大きな瞳でキッと相手を見据える時の力強さがとてもいい。
里夏は過去の経験もあって自分を強く見せようとしていて、実際に仕事も出来るしそれなりに自信もつけているのだろうが、それがふとした瞬間に崩れた時の戸惑いの表情、鋭い眼光から狼狽えた時への目の動きがとても良い。

そんな里夏の強さと弱さそれぞれに気付く辰之助の、少し不器用ながらも真っ直ぐな気遣いと慰めがもう、これが萌えずにいられようかという話だ。まるで少女漫画のような甘酸っぱい展開を含みつつ、ちょっとずつ進んでいく二人の関係性が最高なわけだ。
何より毎回ラストに流れる主題歌『LOVE TRIGGER』の入りが完璧過ぎる。恋に落ちるキッカケ、その引鉄を引いた瞬間にこれはなるだろ！　はい、今、恋の引鉄引いちゃいましたね！　というタイミングで流れる主題歌、あまりにも熱過ぎる。

二話以降、見終わる度に「早く辰之助と里夏ちゃんくっつかないかな」という気持ちと「そんで犯人は誰なの？　漆原社長ストレートに怪しいけどそんな怪しい人がまんま水田な事あるか？」という気持ちを抱えて、Xで他人の感想を検索しまくっている。
（ちなみに、汚れたスニーカーの男は漆原を狙っているに一票入れておきたい）（漆原の秘書も怪しい）（湊はよく分からんけど可愛い）（出来れば最後まで可愛いままで居て欲しい）

今後の展開も楽しみ過ぎると同時に、次の土曜日が遠いなあとしみじみ思う。寝て起きたら辰之助と里夏ちゃんがくっついている世界線に行きたい。