【ROLEX購入記 番外編】GMTマスターⅡ 実機レビュー
GMTマスターⅡの実機レビュー
今回は、2024年4月に購入できたGMTマスターⅡ(Ref:126720VTNR)をレビューしてみたいと思います。
GMTマスターⅡの特徴
リファレンスナンバーの意味
まずはリファレンスナンバーについて。この時計の正式名称は126720VTNRなのですが、後部のアルファベットには意味があります。VTはフランス語でverte(緑)、NRはNoire(黒)という意味だそうです。
セラクロムベゼル
以前のGMTマスターのベゼルは2007年にリリースされたセラクロムベゼルというセラミックにプラチナコーティングが施されたベゼルが採用されています。
耐傷性に優れていて、紫外線による劣化にも強い素材で、プラチナコーティングによってきれいな光沢も出るそうです。
リューズの位置
そしてリューズは普通の時計とは異なり、左側についています。これは左利きの人が使いやすい構造になっているので、通称「レフティ」と呼ばれています。
逆向きの場合、設計が大きく異なるため精度を保つのが難しいそうですが、日差は他モデルと同様のレベルだそう。ロレックスは現在リューズが左側のモデルを他に出していないので、希少性もありリセール価格が高いモデルになっているようです。
2拠点の時間を表示
GMTマスターは航空会社と共同開発されたモデルで、パイロットなど国内外を飛び回る人向けに作られました。2拠点の時間を同時に把握するために、通常の短針/長針にプラスして、24時間針を持っています。
ベゼルは24時間針の時間を把握するために利用します。
ロレックスは24時間針を本拠点、短針と長針をサブ拠点で設定するように推奨しているとスタッフの方に伺いました。ですが、海外に行くことはほとんどないので、私は通常の時計と同様の使い方をしてます。
ジュビリーブレス
GMTマスターⅡのブレスは通常のオイスターブレスとジュビリーブレスの2種類。私はオイスターブレスのものをすでに持っているので、今回はジュビリーブレスを選択しました。
ジュビリーブレスは通常仕上げと鏡面仕上げのコンビになっており、さり気なく違いを主張できるデザインになっています。
シードゥエラーとの比較
私のファーストロレックスである、シードゥエラーと比較してみます。
直径差は3mm
シードゥエラーの直径は43mm。一方GMTマスターⅡは40mmなので、約3mm小さくなっています。付けてみると、一回り小さいイメージです。
厚みの違い
また、ケースの直径だけではなく、厚さも異なっています。GMTマスターⅡのケース厚は12mm。
シードゥエラーのケース厚は15mm。
シードゥエラーは飽和潜水時にヘリウムを抜くための機構、ヘリウムエスケープバルブが備わっており、その分もあるのか、GMTマスターⅡと比較すると、3mm厚くなっています。
重さの違いは43g
直径も厚さも異なってるので、当然重さも違います。
シードゥエラーは195gに対して、GMTマスターⅡは152g。43gもの違いがあります。
シードゥエラーを付けてるときはあまり重いと思ってませんでしたが、GMTマスターⅡを付けてみるとまるで付けてないような軽さ。
シードゥエラーって重いんだなと改めて気付かされました。
シードゥエラーとの使い分け
シードゥエラーのボリューム感はTシャツなどを来た時に映えるのでとても好きなのですが、ジャケットを着る時など、フォーマルな場面では少し主張が強めです。また、大きくて厚みがあるので、普通に使ってても何かに当たりそうでドキドキします。
GMTマスターⅡはジャケットの裾から少し覗く時にもちょうど良いサイズですし、サイズも小ぶりなので、Macで作業する際にも邪魔になりません。ジュビリーブレスのデザインも、ビジネスシーンやフォーマルな場面にフィットしそう。
この2本は特徴がかなり異なっているので、うまく使い分けできそうです。
まとめ〜独自の特徴をもつ、面白くて満足度高めなモデル
GMTマスターⅡ 126720VTNRは24時間針やリューズの位置、ジュビリーブレスなど独自の特徴を持つ面白いモデルです。
作りの特殊さからか、あまり数もないようなので購入のハードルは他に比べて高そうですが、満足度は非常に高いのでなににしようか迷ってる方はぜひ候補の一つに加えてみてください。
おまけ:開封動画も作ってみました
開封動画も作ってみたので、よろしければご覧ください。
今回、GMTマスターⅡを購入できたときのレポートをこちらにまとめています。有料記事となりますが、購入できたときの会話の内容や、購入までのがれ、案内してもらうためのポイントなどをまとめています。
「これを読んで実際に買えた」という声もいただいていますので、ロレックスマラソンをこれからされる方や、中々購入できず困ってる方は、ぜひご一読ください。
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