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優しくなりたい

私のコンセプトに関わる部分。心の奥底にある希望、こうなりたいを言語化すると「優しくなりたい」が飛び出してくる。

コンセプトの根底、要約するとこうなるって言うキーワードがこれみたいなのよね。

私は他の人に情緒的な寄り添い方をするのが難しい。
こうすれば解決するんじゃない?という理詰めの話をしてしまう。
これが必ずしも悪いという訳ではないけれど、女性同士の付き合いにおいては冷たい発言と取られてしまうことがある。
そして相手を傷つける。

実際、私は感情を切り捨てようとする面がある。
合理性を重視して生きようとすると、感情が、心が置き去りになる。
それは、自分にも他人にも優しくない。

合理的な自分は好き。
知識や理論を愛しているし、それだけの世界に生きられたらと思う。
感情を持たず、振り回されずに過ごせたらどれほど良いか。
けれど、それはできない。人間だもの。

『優しくなりたい。優しい人になりたい』

まだ少女の頃に、心の底からそう願った。
友達を泣かせてしまって、その理由も理解せずに数年が経ったときだった。相手の心を傷つけたことにようやく気づいた日。

それ以来、周囲の優しい人たちを真似し始めた。形から入るタイプだったから。
穏やかに挨拶をして、ゆったりとした口調で話し、他者への反対意見を述べる際には発言内容を受け止め肯定しつつ、私はこう思うと伝える。

我が強いので意見を言わずにはいられないけれど、言い方さえ工夫すればどうにかなるんじゃないかな、たぶん。

長年かけてその技術を磨いた。
見よう見まねでも、いつかそれが当たり前になると信じて。
行動が自分を作るという誰かの言葉を信じて。

思春期の辺りから、ずっとそうやって生きてきた。
最初ほどのぎこちなさはもうないけれど、反省して頭を抱えることは今でも多々ある。

優しくなりたい、は、私の人生のテーマなのかもしれない。

ここ数年は自分の体にも優しくしようと頑張っている。
規則正しい生活、バランスの取れた食事に、適度な運動。
無理をし過ぎず、疲れたら休む。
これができるようになるまで、どれほど時間がかかったことか!

ファッションにもそこら辺を反映できたら良いだろうな。
自分らしい装いをすれば、内面や目標とのずれに苦しまずに済むと思うのよ。

ちなみに、あきやさんの講演会で骨に刻む言葉、という内容があったと聞いた瞬間に「優しくなりたい」が飛び出してきたので、このnoteを書きました。

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