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Izu Trail Journey(ITJ)をデータで振り返る

国内外を問わず、今では本当に沢山のマラソンレース、トレイルランニングレースがあります。

個人的にも出たいレースがいくつもありますが、年間に参加できる数は限られているのが現状です。

そんな中で、毎年のように参加をしているレースが一つだけあります。

伊豆半島で開催されている、Izu Trail Journey。通称ITJ。

西伊豆の松崎町をスタートし、修善寺を目指す1 Way 約72kmのトレイルランニングレース。今年で7回目の大会です。

ITJは1,500人程のランナーが参加をするレースであり、国内のトレイルランニングレースの中では、大きな大会のうちの1つです。

私は2017年以降、毎年参加をしています。

同じ大会に参加することのメリットは、各年のデータ比較が可能だということ。

そこで今回は、各年のITJをデータで比較して(振り返って)みたいと思います。

2019年の第7回大会は、秋の台風被害により、前半部分が大幅に変更となりました。

今年と去年のルートを比較してみると、下記のような違いがあります。

緑のラインが2019年大会全体のルート。ルートの途中、赤のラインで表示されているが2017年、2018年のルートです。

緑が68.3km、赤が71.7km。スタートとゴール地点は同じです。

仁科峠(約40km地点)以降は3年間同じルートです。

ということで、各年のITJレース全体の比較、仁科峠以降のデータ比較をしていきます。

データ評価は様々な切り口で行うことができますが、今回比較するのは心拍数の変動、そして「どれくらいの力を使っているのか?」という指標である、ランニング&ハイキングパワーの2つです。

※2017年はパワーメーターを宿に忘れてしまい、パワーの計測ができていません。

まず2017年と2019年、2018年と2019年の心拍数の推移をグラフ上でオーバーラップさせてみました。

どちらのグラフも、濃い赤=2019年の心拍です。

※2017年と2019年の心拍推移

※2018年と2019年の心拍推移

毎年、序盤の波形が同じなのは、渋滞によるものじゃないかと。渋滞にハマってから、一度心拍数が下がっています。

心拍数の平均値で見ると、2017年が146bpm、2018年が144bpm、2019年が145bpmとほぼ同じ。

次に仁科峠(約40km地点)以降の心拍について見ていきましょう。

2017年は仁科峠からゴールまで平均心拍(Avg HR)は145bpm。

2018年は仁科峠からゴールまで平均145bpm。

最後に2019年も同じ区間は145bpm。

長い距離のレースになると、特に疲労の影響で後半の心拍数が落ちる傾向にありますが、ITJに限っていうと、3年間とも前半とほぼ同じ程度の心拍数を維持できています。

次にパワーの視点から比較していきましょう。
前述した通り、2017年は計測ができていないので、2018年と2019年のみの比較です。

緑色=2019年のグラフです。

※2018年と2019年のパワー推移

特に前半は2019年の方が大きな力を使っているようです。

平均値で見ても、2018年は平均143Wに対し、2019年は平均167Wのパワーを発揮していました。

次にそれぞれの年のデータをもう少し詳しく見ていきます。

ロードランニングと違って、トレイルではアップダウンがいくつもあったり、歩くことも当たり前です。

なので、通常のランニングパワー Running Powerに加えて、登り坂を走っている時のパワー Run Power Uphill、下り坂のパワー Downhill Power、歩いている時のパワー Hiking Powerを見ていきます。

2018年は上記の通り、表の右側が仁科峠からゴールまでのデータです。単位は全てワット(W)。表のスペルが間違っていますが、Normalized Powerの解説は今回省略します。

2019年は上記の通りです。

前半のコースが違うので、後半の仁科峠からゴールまでのデータで評価をすると、2019年の方が登りと下りを走っている時に大きな力を発揮できています。

※体重、使用しているパワーメーターは同じです。

2018年は10月に3週間丸々走らなかった期間があったこと、ロードランニングの延長でITJに参加しています。

2019年は山に行く機会が増えたこと、苦手意識のあった登りのトレーニングを意識的に増やしたことが成果として出ている気がしています。

2017年、2018年は最後の10kmまで余裕を持って走り、最後の10kmを飛ばして走るプラン。

2019年は渋滞を抜けてからは過去2年間よりも負荷をかけたつもりでしたが、結果的に心拍数は抑えられていたので、トレーニングの効果があったのではないかと考えています。

今回はレースに至るまでのトレーニングプロセスについては記載していませんし、登りのパフォーマンスを定量化するテストを行なっていません。

近所に坂がないのが悩みです・・・。

なので、考察というよりは、単なる振り返りの記事ですね。

引き続き、様々なデータを活用しながらトレーニングを継続していきたいと思います!

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Webメディア ランナーズNEXT https://runners-core.jp/ 編集長。 マーケター&ランニングパフォーマンス(長距離)のデータアナリスト。