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見ているようで見ていなかったもの(新町川周辺編)byたかぎちゃん

私が日々を過ごしているまち、徳島市。「徳島駅前って何もないんだよな〜」と思いがちだったのだけど、最近まち歩きをしてみたら、奥深くて楽しいことがわかってきた。路地を歩いているとどこからともなく甘くてよい匂いが漂ってくるし、公園には缶チューハイ片手にほろ酔いのおじちゃんがいて、広場には子どもたちが凧揚げをしている。静かだけど賑やかな、人の営みがすぐそこにあるのだ。

「何か、楽しい気がしてきたぞ」と思いながら歩くと、いつも見えていなかったものが見えてきた。新たな私の視点を通して見た徳島市の姿を収めてみたいと思う。

”水の都”と呼ばれる徳島市。新町川のそばを散歩してみる。奥に見えるのは眉山。
新町川にはたくさんの橋がかかっている。
いくつもの橋がかかっていて、橋ごとに形が異なり愛嬌がある。
橋の下はくぐることができて、お散歩の良いアクセントになっている。
天井が近い。
軍手が流れてきていた。
新町川沿いにある「藍場浜公園」。毎年ここで阿波おどりの桟敷が組まれている。今日はいわば「阿波おどり」がない日の公園だ。
阿波おどりの時にはここに座って出店のかき氷を食べて川をのんびり眺めるのが定番。
藍場浜公園を後にする。
徳島市にはいたるところに阿波おどりのモチーフがある。何百回と渡ってきた橋だけど、鏡絵があったことに今更気づく。
同じ橋にはカエルがいたことにも初めて気がついた。
振り返ると、藍場浜公園にはこんなに大きな木があった。
街中にも、意外と自然は豊かにあるのだ。
東新町商店街の近くのコカコーラーの看板。
東新町商店街のテナントの看板。
このフォントが好きなんだよな〜
私が徳島市でアーバンさを感じるところ。銀座商店街
栄町へと続く道。新店ができてて花輪がある。徳島の花輪は笑うくらい大きい。
ここのベンチで座って一休みしていると、鳩がたくさん寄ってくる。
この船は「ひょうたん島クルーズ」の船。新町川をぐるっと一周するクルーズツアーを毎日運行している。徳島市に来たら必ず乗るべきアクティビティ。
屋形船もあった!
水際公園を歩いていると、魚も空を泳いでいた。
徳島駅に向かって歩いていく。こんな柵があったんだ!
徳島駅前にたどり着く。ここには高速バス乗り場があるのだけど、高速バスで県外から帰ってきてまず「あぁ徳島に帰ってきたなぁ」と感じるのはこの金稜の看板を見た時。金稜は香川の地酒なんだけどね。
徳島駅に向かっていると、クレメントプラザの看板が目に入る。よくよく見てみると、Tの右側がお花になっている!

とりとめもない時間だったけど、今まで見ているようで全然見えてこなかったものが目に入ってきたまち歩き。「ある」と思ってみるのと、「ない」と思ってみるのとでは、世界の見え方が全然違うのだ。

カメラを構える時に「あぁ〜みんなこれは絶対気付いてなかっただろうな」とほくそ笑む。悪戯を仕掛けるような気持ちでシャッターを切る。家に帰って見返すとなんでもない写真ばかりだけど、眺めていると歩いたときの湿度のある夕方の空気が鼻腔をくすぐる。次歩く時にはもう少し暖かくなっているといいな。

文・写真:たかぎちゃん


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