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湿邪が張り切る梅雨の頃

ついに近畿地方も梅雨入りをしまして、あまりありがたくないほうの湿気パワーを肌で感じております💦

少し動いただけでじわっと蒸し暑くなる、この感じ。
今年も来ましたねー😩

東洋医学で言うところの「湿邪」が威力を発揮する梅雨の時期は、「脾」そして「胃」が弱りやすいと言います。ざっくり言えば、消化器系

「脾」と言われたら、現代医学の「脾臓」を連想するかと思いますが、実はその働きは膵臓に近いのだそうです。

東洋医学で言うところの「脾」の役割をまとめると
・消化器系の機能を司る
・「血(けつ)」の運行をコントロールする

「湿邪」にやられると、この働きが弱まる事になります。
消化器系では胃もたれや食欲低下。血の運行が弱められれば、血が巡る全身の肌・肉・筋肉・そして血管そのものも影響を受けやすくなりますので
・体が重だるく感じる
・頭重感や頭痛・関節痛などが悪化しやすくなる
・身体のむくみ、手足のだるさを感じる

などの影響が出やすくなります。

夏に向かう前の梅雨の時期、飲み物には氷を入れたくなるし、アイスなどの冷たいお菓子が欲しくなる日も出てきますが、それは「湿邪」にご飯をあげてるようなものですので、ほどほどにしておきたいところ。

食欲が湧かない時の飲み物は温かいものに限ります。それも一気に大量に飲むよりは、ちょっとずつですね。それで胃腸がホッとするのを感じる方もいてはるかと思います。

食べ物も同じで、サラダや冷麺などの冷たいものばかり食べていると、身体は冷えるわ湿邪が居座るわで、あまりよろしくないと言われます。

今の時期、冷蔵庫から食べ物を出しておくとすぐに水滴がついてテーブルがベタベタになりますが、「身体が冷えると湿邪が居座る」は、そんな感じですかね。

過剰な湿気を身体から追い出すためには、汗をかくのも一つの手段。

汗をかくには身体が温まる必要があります。軽く汗をかく程度の運動をするのも勿論OK。
あとは「食べて汗をかく」も使えます✌️(胃腸が元気なら)カレーやチゲ鍋など、いかがでしょう。温熱と香辛料で湿気を吹き飛ばすイメージです。

ただし、汗をかくと水分・ミネラル分も失われるので、必要な分はきちんと補給していきましょう💪

胃腸が弱めであれば、胃腸に元気になってもらう食材も取り入れていきたいところです。興味のある方は「梅雨 薬膳」などで検索してみて下さい。
コメ・じゃがいも・とうもろこし・キャベツ・いんげん・しいたけなどが出てきます。魚なら、たら・いわし・すずき・かつお・さば。お肉だったら鶏肉や牛肉。
普段の食事に取り入れて、胃腸の養生もしてあげて下さいね!

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