掘るより拾う時代

先日テレビ番組で、芸人の西野亮廣さんが「若い人が大好き。自分より年上の言うことはたいてい理解できるけど、下の世代の話は僕の中に無い感性を見つけられて勉強になる」と言う話をされていました。

僕も同意見で、可能なら若い世代の才能と出会って成長したいと思っています。

そんな頭で動いている中で、最近気づいたことがあります。

20代前半のアーティストと関わると、深堀りする作業が苦手なことに気づきます。

ひとつのことを理解するために、自分の思考や解釈より、人の意見や一般論を当てはめることを優先するように感じます。

これはとても合理的で、データに基づいた判断なのでミスが少なく、取捨択一のスピードも早いです。

一方で、独創的なアイデアや突飛な行動を控えてしまう傾向があるため、才能にフタをしてしまうような気もします。

CDやレコードをジャケットデザインだけで買う「ジャケ買い」や「ディグ」を繰り返して偶然の出会いを楽しんできた世代は、その出会いを楽しみ、ライナーノーツや音楽誌で裏話や関連情報をインプットすることも楽しみでした。

情報をストーリー化して楽しんでいたのです。

しかし、現代では掘る間も無く情報が降り注ぎ、地平の果てまででも情報の海が続いていそうな感覚になります。

深掘りするよりも、拾う能力の方が大切な時代なのかもしれないです。

そういう点では、やはり「拾う」ネイティヴである世代から学ぶことは多く、「掘る」ことは付加価値くらいに考えておくのでいいのかもしれません。

僕は掘りたい派ですけど、頑張って拾う時代にもついていこうと思っています。


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