いまアーティストに必要なのはマネージャーではなくエージェント

どうも。
好きな洗剤はウタマロのガリバーです。
ウタマロはんぱないってー
泥まみれの白い靴下も消しゴムみたいにめっちゃ白くするもんー
そんなんできへんやん普通ー
はい。CMやらせてほしいマジで。


さて、色々やっているワタクシですが、2010年頃からセルフブランディングのブランド「Umami+(ウマミタス)」をやっていまして、最近はいっちょまえに企業やプロダクションの人材マネジメントのアドバイザー?顧問?もさせていただいています。

目的はみんなシンプル。

知らない⇒知っている⇒ほしい⇒購入

これを実現させるのにマネジメントを改善したいということです。

業種によって役割のしきい値やネーミングの基準が違うんですけど、共通する課題は、「役割の区別ができてない点」「売り物の価値やターゲットを見誤っている点」です。

一般企業では、部長とか課長とかリーダーとか、取りまとめて責任を負う役割の人のこと「マネージャー」と言ったりしますが、音楽や芸能の世界でアーティストが求めるマネージャー像ってどんなものなのでしょうね。

多分、求めたい機能はこんな感じじゃないでしょうか。

1.戦略企画(マーケティング)
2.お手伝い
3.PR(プロモーション)
4.営業

1.企画戦略(マーケティング)
音楽やキャラの方向性、ターゲットなどを考えてくれることですね。
マーケティングと書いたのは、販売戦略にも直結しているので、市場調査や分析の能力も必要だからです。

2.お手伝い
そのまんまです。
運転手やスケジュールのお知らせ、事務とかやってくれると楽です。
音楽だと現場への動向や物販スタッフなども。

3.PR(プロモーション)
プロモーターは本来、企業などが起用する人を探している時に、PRを促進できる人材をマッチングさせる役割です。
だから、あっち側の人ですね。
音楽ならバイヤーさんとかイベンターさんと繋がっているとお仕事に繋がりやすいです。

4.営業
これは以前「売る営業と広げる営業」でも書いたうちの、売る方の営業ですね。


・・・が。

これが必要な人っておそらくこんな人たち。

・企業に所属して定常的に稼働して成果を上げていくべき人
・個人でもう手一杯な人

つまり、無所属でそんなに仕事が無い人に、マネージャーは必要無い。

アクションが足りてないのに「こんな人たちがいれば売れるんじゃね?」とか「もっといい話があるはずだ」なんて甘い考えが通用しないことは、我々日本人は、手塚アニメやドラえもんで十分学んでいるはずなのです。

1〜4はセルフマネジメントをして、足りない部分や伸ばしたい部分に、自分のお金を払って手伝ってもらうのがいいと思います。

結果を出しているアーティストは、この能力が優れています。


海外では「アーティストエージェント」という仕事が普通に存在します。
アーティストと契約したエージェントは、報酬に見合った仕事をするんです。

スポーツでいうスティーブ・ボラスとかの代理人みたいなもので、音楽業界での事例については《パーソナルブランドで勝ち組になった男たち》②HIPHOPビジネスマン(ジェイ・Z、ドクター・ドレー、P・ディディ)の中でも触れているのでご参考に。

日本のマネジメントには、成果報酬型や雇用形態の中で結果を出しているチームが少ないと言われていますが、おそらく今年の8月くらいに、もうスイッチは切り替わったんじゃないかなと感じてます。

僕の肌感覚ですが、ビジネス感覚の無いマネージャーは必要なくなる。
そして、「エージェント」が日本でも活躍し始める。


なーんて言ってますけど、僕がUmami+でやってきた仕事に欠かせなかったのが「アシスタント」の存在。

僕がアーティストで関わる現場では「マネージャー」の顔で、それ以外の時には「アシスタント」として手伝ってもらっていました。

そのアシスタントはうっかりさんだけど、

「人を見抜く力」・・・安心して単独交渉を任せられる
「打ち解ける力」・・・僕にはできないほんわかな関係を築ける
「行動力」・・・僕の動きについてこれる
「提案力」・・・思いついたことをすぐ提案してくれる
「音楽好き」・・・僕の音楽を理解している(ただのファン心理ではない)
「勉強家」・・・新しい物への感度が高い

が備わっていました。

このアシスタントの能力は、今後マネージャーやアシスタントをお願いする時の指標となるでしょう。

ということで、マネージャーとエージェントは違うよって話でした。

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