「やる」スイッチを押そう
物事を計画したりミーティングする時、心がけていることがあります。
基本的に僕は、やらないほうがいい明確な理由がない限り、思いついたり口にしたことは「やる」前提で進みます。
時にはちょっと強引なこともありますが、とにかくやると決めているので、良くも悪くも「じゃあやれば」となります。
僕は「やる」と「やろうと思っている」は雲泥の差があると思っていて、挑むようなスタンスで臨んでいます。
よく「情報をキャッチする100人」のうち、興味を持つのは30人で、アクションするのは3人くらいだという話がありますよね。
やっちゃえば3%のステージにスッと進めるんですよね。
と言っても難しいこともありますが、やはりやった方がいいと思うんです。
◆準備のしかたが変わってくるから
「やろうと思っている」で進めることには、良くも悪くもゆとりが発生します。
誰が、いつ、どこで・・・などマニュアル通りに5W1HやPDCAなどを意識すればいいのですが、僕の置かれている環境にはその通りに遂行できる人的リソースも猶予もありません。
3日後のコンペ、1週間後に決まったイベント、それらを形にする必要最低限のアクションを「とにかく今すぐ自分がやる」ことから始まるケースが非常に多いのです。
個人で動くアーティストや企画者は、そういった環境で「この期間では質が高いものは無理」と言った時点でお役御免です。
「3日で40曲のコーラスを覚える」「20組をキャスティングする」など、心構えの上で「やる」と腹をくくっていなければ触れたくもないですよね。
大変なのは間違いないですから。
でも、やらなければゼロ、やればできる。
ならは、判断力を研ぎ澄まし、最速で腹をくくってしまおうと思うのです。
瞬発力と嗅覚で最初の「1アクション」を起こせるかが、大きな差を生みます。
◆不純物の無い圧倒的な熱が必要だから
人が動くためにはリサーチ、人員、企画、設備、運営など、根回しが必要です。
「やる」と決めていれば、もうやるしか無いわけなので、その覚悟や勢いがそういったプロセスでも伝わっていきます。
もちろん気合だけではどうにもならないのですが、とにかく人がやることなのでこれが大切です。
情熱。
これにつきます。
◆とにかくやってしまった方が話が早い
人は形になった物を見てはじめて良し悪しを判断するので、まず形にしてしまうことを優先します。
それを見て外野にヤンヤ言われるのは「お決まりのくだり」です。
それより、不快でも形にしなければ得られなかった重大なヒントが向こうから寄ってくる可能性が高いです。
経験はデータとなって蓄積し、先々の致命傷を防ぎます。
仕事をする上での人間関係もブラッシュアップされ、より良いチームが組めるようになっていきます。
何かを始める段階に立つことを、免許を取ったことに例えてみると、、、
「乗りたいな」と思うだけでは上達しませんよね。
まず「乗る」じゃないですか。
でも、いきなりフェラーリに乗ってもうまくいきません。
最初は何でもいいので乗って、経験をしていくと、結局「なんとなく憧れていたフェラーリよりも、日本の高級車の方が良いかも」というように現実的な気づきが養われていきます。
また、周りにも同じ車に乗るような人たちが自然とついてきます。
もちろん、フェラーリに乗ることも大切で、そうでないと見えない世界はあります。
なんにしても、「やる」スイッチをすぐ押しちゃいましょう。
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