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私はマンガでできている

「おすすめのマンガは?」と訊かれればもっと最近のマンガを挙げるだろうが, 「自分を構成するのは?」 と問われたので思い出補正込みで挙げてみる

ジョジョの奇妙な冒険

それまでコロコロコミックが好きで ドラゴンボールをアニメで見ているような段階の自分にとって,「次が気になって夢中に読む」という体験を初めてくれたマンガだ.

世間的には「第4部が一番面白い」という声が多い気がするし, 話の作り的にそうなのかもしれないが, 私は第3部の「全員で一つの目的に向かう」姿が好きだ.

読んでいると自分も一緒に旅をしているような気分になる.「正しいことの白の中におれはいるッ!」という気持ちになる.

宇宙英雄物語

作者の古典SFへの愛がギュウギュウに詰まった作品で, そのケにあてられて私も宇宙への夢を掻き立てられたものだった.

呪いのせいでとてつもなく運が悪いという主人公が, 物語が進むに従ってどんどん窮地に立たされていき,ついには全世界を敵に回す事態になって,「このあとどうなるんだ!?」というところでまさかの連載中断.
・・・だがそれがかえって愛着を高める結果になったと思う.

後に単行本で続きが発行され,そのハチャメチャ展開も物語の謎もすべてカタを付けてくれたのだが, 自分にとっては中断前までのワクワク感の方が何倍も心に残っている.

GS美神極楽大作戦

横島忠夫というキャラクターは当時中学生の私には非常にショッキングだった. スケベなキャラはどこにでもいるが,今考えてもこんなやつ他にいない.

物語と直接関係ないが, 作者の椎名先生から感じられる「自虐をモチベーションに成長しようとする姿勢」になんか共感してしまう.  (私が勝手にそう感じているだけで本人は思ってないかもしれないが)

機動警察パトレイバー

私は後藤隊長を尊敬している. 子供心にこんな大人になりたいと思っていた. 

好きなマンガのキャラクターは他にもたくさんいるが,ここまで敬意を覚えるのは 後藤隊長と鈴木先生くらいか. 

究極超人あ~る

同じ作家さんの作品を2つも挙げたら他の作家さんに申し訳ない・・みたいな謎の恐縮が発生したりもしたが, 候補の中で「先に出会った作品の方が自分を構成している」と判断した.

これも「みんなと一緒にいる」気分になるマンガだった. 

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