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【Android】SB for UCSSの紹介

2024年1月にUCSSのAndroid用クライアント(アプリ)をリリースしました!

今回リリースしたUCSS専用のAndroidアプリは「UCSS for Android」ではなく、「SB for UCSS」という名称です。このSBはSurfboardの略称で、SurfboardというアプリをUCSS仕様にカスタム化しています。


Surfboardとは?

Shadowsocksというプロトコルが公表された初期から開発を続けている歴史あるAndroidアプリで、プロキシツールとして非常に優秀かつ多機能です。数年前にUIを刷新し、より使いやすくなりました。

AndroidやTV OSなど、ほぼ全てのAndroidベースのプラットフォームをカバーしており、現在も積極的に更新されています。

この度、当社が翻訳などをサポートしていた繋がりから、UCSSのクライアントを作成していただけることになりました。

どんな機能があるの?

通信内容をキャプチャしたり、通信に関わる細かい仕様を自由に設定出来るSurfboard。UCSSの仕様に特化した設定内容にカスタムしています。その中でもよく使われている便利機能を3つ紹介します。

1. ルール機能

UCSSで設定された接続ルールを切り替えることができます。現在提供しているルールは、中国向けで、中国のIPへのアクセスを任意に設定可能です。

  • DIRECT → サーバーを経由しないでアクセス

  • Proxies → VPNサーバー経由でアクセス

  • REJECT → アクセス禁止

WeiXinやTaobaoなどの中国のサービスにアクセスできない、もしくはアクセスに時間がかかる場合は、「アウトバウンド」を「ルール」に変更して、プロキシ内の「China」をDIRECTに変更すれば、中国のサイトはサーバーを経由しない設定にできます。

ルールモード

2. バイパスの設定

アプリ単位でVPNへ接続するかどうかを設定できます。一般的なVPNサービスではスプリットトンネルと呼ばれている機能です。

特定のアプリの通信を、VPNから迂回させたい場合に使用します。中国版のAndroidを使用している場合は特に便利な機能です。

「ツール」→右上の3点リーダー「設定」→「VPN」→「VPNのバイパスを許可」がオンになっていることを確認してください。

Appleでは、自社のポリシー上この機能を実装することができないため、いかなるApple用のVPNアプリはスプリットトンネルを実装していません。

バイパスの設定

3. 通知バーからオン・オフ

上からスライドして表示する通知バー・ステータスバーから、ワンタップでオン・オフの切り替えができます。地味ですが非常に便利なので、通知バーに追加してみてください。

通知・ステータスバー

SB for UCSSは特別な設定を行う必要なく、ログインするだけですぐに利用できます。サーバー情報などの更新も自動で行われるので、ストレスフリーでインターネットに接続できます。

まだダウンロードされていない方は、ぜひお試しください!