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【備忘録】アクリル画の保護にはバーニッシュがよい

2020年8月頃に描いたアクリル画。

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壁にかけたり、本棚の上に置いたりして愛でていたのだけど、よく考えたらエアコンの風や日光に晒されていたようで(ごめんね…)気付いたら劣化していた。

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うまく出来るかわからないけど、出来れば修復してあげたい。また今度。

調べたらアクリル画を保護できるコーティング材があるらしい。
今度絵を販売することになったので、完成したらきちんとコーティングして、長く楽しんで頂けるようにしたい。

以下はコーティング(バーニッシュ)のメモ。

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バーニッシュ

作品を汚れや傷から守り、劣化を防ぐ為に使う。
質感を出すために使う場合も。
額装しないなら使用した方がよい。

液体タイプとスプレータイプがある。
艶ありと艶消しもある。

1. 液体タイプ

・希釈できる、割安
・厚い塗膜
・重厚感が出る
・扱いが難しい


乾くと半透明で耐水性の塗膜となる。
空気中のホコリや有害ガスから作品を保護。

(艶ありの場合)
強い艶による重厚感。
明度が下がり彩度が上がる為、作品に深みが出る。
上手く塗らないと液だれや気泡による凹凸、刷毛の跡が残る。
定番はホルベインのクリスタルバーニッシュ(艶あり)

使い方
刷毛は柔らかい大きめの平筆がよい
表面を綺麗にして平置き
(側面まで塗るなら下に何か置いて浮かせておく)
液を作品の上に垂らして、刷毛で均一に伸ばす
乾くまで30分〜1時間
2回か3回重ねるとよい

(注意点)
刷毛で塗ると作品が崩れる可能性。
水性の画材、定着が弱いものは注意。
表面に凹凸がある場合はスプレーがよい。

マットタイプなら凹凸は目立たない。

2. スプレータイプ

・割高
・薄い塗膜
・扱いやすい
・完成した絵が崩れない

直射日光、湿気、ホコリなどから作品を守る。

液垂れやムラが起こりにくく、初心者におすすめ。水性の画材の上からでも使える。
私はスプレータイプが良いな。

定番はホルベインの
アクリリックメディウム スプレーマットバーニッシュ AM592 220ml 014592

使い方
床に段ボールやビニールシートを敷く
作品の表面を綺麗にして、
平置きにするか、立てかける
画面から30〜40cm離して均一にスプレー。
乾くまで15〜30分
1回でOK。もっと艶を出したい場合は重ねる
※必ず換気しよう

3. 艶ありと艶消し

艶あり→色をはっきり、重厚感のある仕上がり
(グロスバーニッシュ、クリスタルバーニッシュ等の名前で販売されている)
定番はリキテックス グロスバーニッシュ。主張しすぎない光沢。

艶消し→色はそのままに、落ち着いた雰囲気に
(マットバーニッシュ)
定番はホルベイン マットバーニッシュ。

半ツヤもある。
(サテンバーニッシュ)
定番はホルベインの
アクリリックメディウム スプレーサテンバーニッシュ AM593 220ml 014593

アクリル絵の具はだいたい艶消しなので、自然な仕上がりを選ぶなら艶消しか半ツヤが良さそう。
バーニッシュではなく「ワニス」表記の場合も。

艶消しか半ツヤで迷っちゃう。
どっちも買っちゃおうかな、、


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