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【祝】ティアキン1周年

まさか自分でプレイするとは思っていなかった1年前。牛沢さんのティアキン実況を楽しみに生きていた。最近香り始めた夏のにおいが、1年前の今日始まった、あのワクワクする日々を思い出させてくれる。


私のゼルダの伝説との出会いは、時のオカリナである。物心ついた頃から父や兄がプレイしているのを釘付けになって見ていた。自分では怖くてできなかった。その後、風のタクトを兄が手に入れて、またまた私は釘付けになって見ていた。兄はずっと見られているのが嫌だったのか、途中で見るなと言われてしまい、私は泣いて母に訴えに行った。それくらいゼルダを見るのが好きだった。

なぜ、そんなに惹かれたのか、はっきりとは分からない。たぶん、自分の知らない世界が画面の向こうにあって、生きている人がいて、自分が画面の向こうの世界で生きられるわけではないけれど、画面の向こうにいるリンクを動かしているのは、目の前にいる私と同じ世界で生きる父や兄で、そんな世界を行き来しているような感覚が不思議で楽しかったのかもしれない。


それから時が経ち、大人になった私は3DSでリメイクされた 時のオカリナ を購入した。幼い頃は怖くてできなかったけど、さすがにもう大人だしできるだろうと思った。

できなかった。

子供時代で限界だった。

怖かった。怖すぎた。
ドキドキしながら電源ボタンを押し、ドキドキしながらプレイし、ドキドキしながら敵を倒した。ドキドキが止まらなかった(あまり良くない意味で)。
いろんな場所や音楽が懐かしくて、幼い頃の断片的な記憶が繋がっていってその嬉しさで毎回ギリギリ電源ボタンを押せた。
だが、その嬉しさを恐怖が上回る日々が続き、限界を迎えた。私の心には負担が大きすぎた。

もう自分でゼルダの伝説をプレイするのはやめよう、そう決めた。

そこからしばらく経ち2023年4月。
もうすぐゼルダの新作が発売されるらしいから前作を予習しようということで牛沢さんのブレワイ実況を見始めた。自分でプレイしなくても(できなくても)好きなゲームが見られる私にぴったりの時代になった。
ブレワイのボリュームからして実況もそれなりのボリュームだったので初めは最後まで見れるか不安だったのだが余裕で見れた。面白すぎた。
牛沢さんのを見終わってからキヨのブレワイ実況も全部見た。それくらいハマった。
新作の2人の実況が楽しみだった。

そして2023年5月12日。
牛沢さんがこの日から動画を上げてくれて、毎日毎日見るのが楽しみで仕方がなかった。しばらくしてからキヨも実況し始めてすごく嬉しかった。

「自分でプレイしてみたい」

いつからかそんな気持ちが芽生えていた。
2人の実況を見て本当に楽しそうで、どんどんその気持ちが膨らんでいった。もちろん敵と戦うことを想像すると怖かったけど、それよりもあのハイラルの大地をとにかく走ってみたかった。大空をパラセールやゾナウギアで飛んでみたかった。(地底は怖そうでしかなかった。)
ガーディアンがいないことも大きく背中を押した。

2023年7月8日。
ついに自分の手でリンクと冒険を始めた。
怖かった。けど楽しすぎた。
楽しさが恐怖を余裕で上回り続けた。
1年くらいかけてゆっくりクリアまでいけたらいいなと思っていたけど、3ヶ月くらいでメインストーリーをクリアした。先が気になって進めてしまうし、なによりストーリーが進むほどにゼルダ姫に会いたくて仕方がなかった。
ティアキンをプレイしていて私が1番痺れたのは、最後にリンクがゼルダの手をつかむところでAボタン長押しの操作をさせるところ!あれほど思いを込めてAボタンを押したことはなかったし、これからもあるのだろうかと思う。これは自分でプレイしないと絶対感じないことだったと思う。
もうやらない、できないと思っていた人間をも迎え入れてくれるような最高のゲームを作ってくださった方々、本当にありがとうございます。
ティアキン1周年おめでとう!!


コログを探し、中ボスを探し、まだまだハイラル駆け回るよ!

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