ラストクロニクルインフィニティ 絆 2弾オンリードラフトについて

2弾オンリードラフトをちょこちょこ遊んだので雑感と考察を交えて書いています。
個人の所感強めに書いているので参考程度に読んでいただければ。

ラスクロインフィニティ絆は120種類ある独立拡張セットなので
この「絆」だけで4人ドラフトが遊ぶことができます。

全部新カードなので、新カードに触ってみたいという場合は
とりあえずこの「絆」だけのドラフト(2弾オンリードラフト)で遊ぶと大抵のカードの理解度が高まりオススメです。

以下は、この2弾オンリードラフトでの考察になります。
勝ち負けとか気にせずとりあえず遊んでみたいよって人は気にしないでください。

この「絆」だけのドラフトは、先に書いてあった「とりあえず新カードで遊んでみたい」という遊び方に向いてますが、それとは裏腹に勝負自体はガチガチの「知識ゲー」になります。
初見の人とそうでない人とで、1弾以上にドラフトの時点で明確に差が付きます。逆に言うと知ってる人同士だと中々な駆け引きができるフォーマットになってます。

その要因は、これが120枚ピッタリのセットだからですね。
ドラフトを行う場合は必ず120枚すべてのカードが抜け漏れなくドラフトで出現します

1弾のときは201種類中(4人戦の場合)120枚でドラフトをするので当然出るカード、出ないカードがありますが
2弾オンリードラフトは120枚ピッタリのためドラフトでの出現カードは毎回同じで、そのため特定のコンボ等の再現率が高くなります。

そういったことから、使うにしても使われる(対策・妨害する)にしてもこのコンボの存在は知っておく必要があります。

1.覚えておくべき強力コンボ

①カリンナ+勇翼の新星

シンプルに強力で、致命的。
ATK9+2が先制攻撃を持って3回殴ってきます。33点。
全部ブロックしたとしてもATK11を受けて生きるユニットも中々ないので最低でもライフに9点ダメージが入る強力コンボです。
ブロッカーが2枚しかなかったら17点ライフダメージ。1枚以下はもう致死ダメージ。
盤面もライフも崩壊する上に、返しのターンに結合カリンナの対処をしなければいけません。

②アイネ(or クレシュタ)+英雄神化

アイネはクイックを持っていますので、ターン終了時にするっと出て来て返しのターンで最大打点20点が防御不可となって殴ってきます。
とにかく相手のライフを事前に削っておけば打点を下げることができますが、それでも揃ってしまうと10点くらいの打点が防御不可となって襲ってきます。

カリンナやクレシュタは、カードパワーの高さから優先的にピックされるので自分に回ってくる確率は高くないのですが
その他のあまり優先度としては高くなさそうなカードであるアイネ、英雄神化、勇翼の新星(このカードの優先度が低い理由は後述)が
ピック序盤~中盤で姿を消した(誰かにピックされた)ら要注意。
誰かが上記のコンボを狙っている or 揃えたためにピックされた確率がとても高いです。
逆に言うと、このコンボとなるカードの片方を自分でピックしておけば後々誰かに使われるケアをしなくて済むことになります。

2.コンボに対応できるカード

上記の強力コンボが驚異的なのは、2弾のカードプールだと実は対応できるカードが限られる、という所にもあります。
今回、1弾の「魔血の刃」等のクイック除去が入っておらず(ダメージ除去はありますが、アイネの方のコンボには対応できない
実はクイックタイミングで両方を何とか出来るカードはこの4枚だけです。

自分がドラフトでコンボを揃えられなかった場合、相手が揃えている可能性もあります。(特に栞に勇翼の新星を出してきた相手には要注意)
もしものときを考えてこれらの4枚をピックして手札に温存しておく戦術もありかと思います。
※一番良いのはドラフト時点でコンボとなるカードをピックしておく、または自分で揃えちゃうことですが。

また、条件付きにはなりますがこれらのカードも対策にはなります。

3.栞(結合)カードの優先度

今回、各色に結合として使用できる栞カードがあります。
栞カードは中々強く、デッキも29枚にできるメリットもあるので1枚取れれば嬉しいカードではあるのですが、4人ドラフトになると罠があります。
各色に栞があるので全部で5枚あります。ドラフトは4人。
普通にやって誰かが栞カードを少なくとも2枚ピックしてしまう(ピックさせられる)ことになるんですね。
栞カードとしては使えるカードでも、手札に来るカードとして見るととても微妙なカードです。
かろうじて使えるのが青のメルクのバイキングでしょうが、それでもドラフトでは弱い…。
栞カードはデッキにあっても無駄ドローのリスクしかないように見えます。

すでに栞カードを1枚ピックした人は栞カードをもう1枚ピックしようとは思わないので、残った栞カードはピックされずにどんどん流れていきます。最終的には10枚目のカードとして不運な人に流れつきます。
最終的に流れてくるなら途中で他のカードより優先してピックする必要もない訳で、そういった理由で栞カードのピック優先度は高くありません。
でも最終的に0枚よりは1枚あった方が嬉しい。悩ましい存在です。

栞の優先度は中々難しいところですが、
橙、白、紫は結合では良い動きをします。黒は状況を選び、青はコストの割にリスク(すぐに機能しづらく返しのターンで処理されたらデカいコストだけ払わされた形になる)ばかりに目が行ってしまい使いづらいといった感じでしょうか。

4.2弾ドラフトのパワーカード3選

手札に引いてもCBで来ても強いクレシュタ
CBこそ無いけど、一方的に相手の盤面をぐちゃぐちゃにでき、除去されてもCAから復帰するカードが複数用意されているので何度も蘇るピュラ(おまけに6/6スタッツ)ゾンビ以上にゾンビっぽい動きをします。
回生等のシナジーで思った以上にアビリティが誘発して、横に並んだ弱小ユニットもどんどこ勇猛で殴っていけるザナン(おまけに6/6スタッツ)

これらは見たらピックレベルのカードかと思います。クレシュタ・ピュラは特にやばい。
ザナンも旧ラスクロのイメージでピックスルーするとトンデモない動きをされて蹂躙されます。あの地味だったカードがなんでこんな…。

他にも、遊んでみると意外なところでシナジーがあったり
大幅に増えたレガシーカードによるCAリソース管理が悩ましく面白かったりで発見も多く楽しめると思います。

新しいクロノフォームが時間差で強力に働いたり、0コストユニットサイクルも面白い動きをしたり。各色も特徴が強く、固めてピックすると良い動きをしたりします。

コンボが派手なので大味に見えてしまいますが、ネタが割れてしまえばドラフト時のピックで対策ができるのでそこまで気にならず、結構戦術的な駆け引きが出来ます。
最初に遊ぶなら2弾オンリードラフトが絶対オススメで、慣れてきたら1+2弾で遊ぶのが吉かと思います。

ちなみに

2弾のクロノフォームはドラフト中に宣言するものはありません。
なので2弾オンリードラフトをやりこんだ後に1+2弾ドラフトをすると、
すっかり「初手の色配分を覚える」行為を忘れてしまってドラフト中のクロノフォーム宣言をされて焦ったりします。注意。


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