ドラフトでクロノフォーム宣言するとき/されたとき


ラスクロインフィニティ(第一弾)のドラフトのアクセントにもなっているクロノフォーム。
宣言後から続けて4枚同じ色を連続でピックすることができたら成功して、つよ~いクロノフォーム後のカードに入れ替えることができる、ドラフト専用のギミック。

初めて本来のコミックと同じ文脈で使われた画像

どうせなら自分が宣言する場合は成功させたい、他の人に宣言された場合は阻止したい、ですね。
ということで今回は、クロノフォーム宣言後、どのようにカードが回り、誰がどう関与していくのかを簡単に整理して記事にしています。

今回も特別なことは書いておらず、ごくごく基本的な内容をまとめているだけなので、あまり期待し過ぎずに読んでください。内容が無いよう。

ちなみに、二弾以降はすでに発表されているカードから見てもクロノフォームの条件は色々変わっていくと思いますので、この記事では一弾のクロノフォームに限定して記事を書いています。

4人ドラフトの流れ

自分がクロノフォーム宣言をするとき

まず自分がクロノフォームを宣言するときに重要なこと。
その前に、10枚の束を4人でドラフトするとき、どの順番でこの10枚の束がピックされていくのかを見てみます。

上の絵のように、10枚束を順番に各プレイヤーがピックしていくとすると、10枚束の1枚目、5枚目、9枚目(最後から2番目)のカードは自分がピックすることになります。

4人で遊ぶときは当たり前のことですが、これを意識しておきます。

これは、ドラフトでピックするときに重視するポイント でも書いた「2周目で取るカードを考える」ときにも大事なのですが、クロノフォーム宣言するときにも勿論大事になってきます。


クロノフォームを宣言するときに、残った9枚を見る

最初の10枚からカードを選んでクロノフォームを宣言するとき。
クロノフォーム宣言後に「4枚連続してピックする色」をこの時点ですでに目星を付けておきます。

何故なら残った9枚のうち他の人に3枚抜かれて一周して帰ってきた残り6枚が、自分がクロノフォームを宣言した後にピックする4枚目のカードになるからですね。
そこに無い色を選択してしまっては、4枚目のピックで必ず失敗してしまうことになっちゃいます。

クロノフォーム宣言後の4枚目は自分の最初の束からピックする


アンケートで使用した例

以前アンケートで使用したドラフト例からピックアップします。
上の10枚から「ヴァイヤ」を選んでクロノフォームを宣言するとき。

ここからヴァイヤを抜いた9枚のカードを見て、この後どの色を4枚ピックするかを考えます。どの色が残りそうか、また逆にどの色はまず残らないから選んではいけないか。

画像の例だと、まず間違いなく残りそうなのが紫。3枚ありますね。
3枚あるということは、他のプレイヤー3人全員が紫を取らない限りは残るということです。1人でも紫以外のカードをピックした場合は必然、残って帰ってきます。なので3枚ある色はカードの強さにもよりますが、まず安全といって良い色です。

逆に残らない色は橙と黒。それぞれ1枚しか残ってない上に、今回は色絞りと関係なく優先的に取られそうなカードです。このケース以外の場合でも、1枚しか残っていない色は、よほど弱いカードではない限り上家が色絞りのために我慢してピックする可能性があるのでバクチが強いですね。

橙と黒が強そうなカードなだけに、今回は白も青も残りそうです。
ということで今回のケースでは残りそうな色は紫、白、青。
取ってはいけない色は橙と黒。ということになります。

そして次に上家から渡される9枚の中で、いよいよ4枚連続ピックにチャレンジする色を確定させます。

上家から渡された9枚から、先ほどの安全な色である紫、白、青のカードのどれかを選んでピックします。(これがクロノフォーム宣言後の1枚目のピック)
さすがにこの時点で詰む(紫も白も青も無い)ことは中々ありません。

続くクロノフォーム宣言後の2枚目、3枚目は未知のカードのはずなので、選択した色があることをひたすら祈りましょう。
2枚目、3枚目にも選択した色が取れれば、4枚目は最初に自分が見て「安全だと思った色」が残って帰ってくるので、成功となります。

1枚目と4枚目は狙った色が取れる。
つまり「4枚連続で同じ色をピックすれば成功」とありますが、本当に運頼みになるのは2枚目と3枚目の2回だけ、なんですね。
1枚目は取る色が選べて、4枚目は自分が知ってる情報なので。

ほんの些細なことだし、みんな分かってやってると思いますがクロノフォーム成功のしやすさが変わってきますので意識してやってみてください。



他の人にクロノフォーム宣言をされたとき

自分から見て下家が宣言した場合


下家がクロノフォーム宣言した場合は、上家である自分が一番クロノフォームを阻止できる人になります。腕の見せ所。

自分が阻止できる機会は3回。
4回じゃないの?
最初の1枚をクロノフォーム宣言されるかどうか分からないときにわざわざ色絞りのためにピックする人なんていないので、実質阻止できるのはその後の3回だけです。

ただ、下家のクロノフォーム宣言後の1枚目のピックは
自分が最初にピックした残りの9枚の中から選んでピックすることになり、
それが「クロノフォームで選択した色」になります。

なので自分が10枚から1枚ピックした後、残りの9枚から「無い色」を覚えておくと、下家が「クロノフォームで選択する色」の可能性を4色ないし3色くらいに絞ることができます。(5色まるまる残るときも割とありますがw)

1回目の機会、2回目の機会で、渡されたカードの中から「最初に絞った色以外」で1枚しかない色をピックすると、クロノフォーム宣言者が取れる色をどんどん絞っていくことができます。

3回目の機会、つまりクロノフォーム宣言者から渡ったカードからピックするときはクロノフォームを宣言した人が意図した「安全だと思う色」が残った状態で渡されるはずなので、それまでに絞った色以外で「1枚しか無い色」があってそれが「いかにも取られそうにない弱そうなカード」だったら、それが本命の色かもしれません。怪しいですね。取っておくと阻止できるかもしれません。
そういう風にクロノフォーム宣言者から渡ってきたカードにはクロノフォーム宣言者の意図が必ず入っていますので、それを読んでみるのも面白いかもしれません。
まぁそれでも”最初の形”や”途中の過程”は知りえない情報なので運が絡んできます。3回目は阻止できない、と割り切ってしまうのもアリかとは思います。


自分から見て対面が宣言した場合


自分が阻止できる機会は2回。
阻止できる機会が少ないだけで、基本的に考えることは「下家が宣言した場合」と同じです。
2回目の機会、つまりクロノフォーム宣言者から渡ったカードからピックするときは、2枚残った色からカードをピックして、後の人に色絞りの機会を与えてあげるくらいでしょうか。
クロノフォーム宣言者は「この色は残る」と思ってるだろうな…だからあえて取る!はバクチ要素が強いですが、クロノフォーム宣言者は対面、つまり最初に自分が対戦する相手になるため、1枚ピックを曲げてでも阻止には貢献しておきたいところかと思います。

自分から見て上家が宣言した場合


自分が阻止できる機会は1回。
ですがほぼ機会はありません。できることもありません。

何故なら、自分が阻止できる唯一の機会である1回は、クロノフォームを宣言した上家から渡されたカードになるからですね。
クロノフォームを宣言した上家はそのカードを見て「安全だと思う色」を選択することになるので、「1枚しかない危ない色」を選択するはずが無いわけです。(3人のうち誰かが気まぐれを起こしたら消える色なので)

2枚以上残った色があってそれを自分がピックして枚数を減らしても、結局は残りの2人のプレイヤーのピック次第になり他の人任せになります。
自分が色絞りを意識して3枚残った色から1枚をピックしても、次の人から見たらそれが「元から2枚ある色なのか、3枚から絞った結果2枚になった色なのか」は知りえない、というのもあります。

なので上家がクロノフォーム宣言した場合は、自分が出来ることは何もないと割り切って自由にピックすれば良いかと思います。

まぁ上家から貰ったカードを見ると「この色を選ぶんだろうな」というアタリを付けることはできます。当然ながら他のプレイヤーにそれを伝えてはいけません。七色ローズもダメですよ。



ということで、クロノフォーム宣言するとき、されたときの考えのまとめとなります。

もっと言えば、クロノフォームカードはどれくらい優先してピックするものなのか、クロノフォームカードはどれが強いのか、とかも書いておこうかと思ったんですが、文字数もかなり長くなってしまったので今回はこれくらいで終わりにしておこうと思います。
※仲間内でドラフトするときは、エンハやヤクシュは中々ピックされず延々と回され漂流してることが多いです、とだけ…。悲しいなぁ。

本記事がドラフトを楽しむ際のお役に立てられれば幸いです。


※ちなみに本記事を書く際、最初にコミックガイドからこの画像を拝借しようと思ってたんですが、よーく見ると、イズルハさんが11枚のカードの束を持って解説しているというガバガバ解説を披露していることに気付いたのでカードの画像だけお借りしました。

う~ん、これはガバルハさん


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