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鬼滅の刃をガチ解説してみた


こんにちは、内山です。

今日はアニメ放送が再開されている
「鬼滅の刃」を紹介します。


本当に素晴らしい作品なので、
「まだ観たことがないよー!」という方は
この機会にぜひ観てほしい作品です。


今回のメルマガは

『鬼滅の刃から学ぶメンタルの進化』

というテーマでお届けします。


作品の舞台になっているは大正時代の日本。


わずか15年しかなかった時代に
鬼と人間の争いを描いています。


主人公の竈門炭治郎は
鬼に襲われ鬼化してしまった
妹・禰豆子を救うために行動を決意します。


炭治郎を一言で説明すると

ズバリ!「希望の人」



実は作品に出てくるキャラクターは
絶望を経験した人ばかり(苦笑)


主人公側の総大将である親方様は
病による短命が宿命づけられていて
顔の上半分が焼きただれ
両目が見えず、刀も振う力もありません。

最強剣士である柱たちも
壮絶な過去を持った人たちばかりだし


敵役である鬼たちも
生前、絶望を経験している
姿が描かれています。


主人公の炭治郎は家族を惨殺され
一度は絶望しますが、


後に『希望の光』となって
多くの人に素晴らしい影響を与えます。



第一話の炭治郎は
心の穴理論で言えばヒツジタイプで

水柱の冨岡義勇から

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」

と一喝されます。

そこから立て続けに続く
義勇の台詞が強烈で

「惨めったらしくうずくまるのはやめろ!! そんなことが通用するならお前の家族は殺されてない」

「奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が 妹を治す? 仇を見つける?」

「笑止千万!!」

「弱者には何の権利も選択肢もない 悉く力で強者にねじ伏せられるのみ!!」

「妹を治す方法は鬼なら知っているかもしれない だが 鬼共がお前の意志や願いを尊重してくれると思うなよ」

「当然 俺もお前を尊重しない それが現実だ」

「なぜ さっきお前は妹に覆い被さった あんなことで守ったつもりか!?」

「なぜ斧を振らなかった なぜ俺に背中を見せた!! そのしくじりで妹を取られている」

「お前ごと妹を串刺しにしても良かったんだぞ」


こんな強烈な言葉を投げかけられて
炭治郎はどんどん成長していきます。


それは本来、敵であるはずの
鬼にさえ「希望」を感じさせるほど。



それが主人公の竈門炭治郎です。



炭治郎は「鬼殺隊」という組織に入り
伊之助と善逸と行動を共にします。


※左から伊之助、炭治郎、善逸

猪の顔を被った伊之助は、
「猪突猛進」が口癖で、常識がなく粗暴な野生児。


金髪の善逸は、
泣き虫の愛されキャラ(笑)


三者三様のトリオが力を合わせながら
鬼と戦っていきます。



そして忘れてはいけない存在は、
同期の栗花落カナヲです。

カナヲは継子という
能力や才能を認められた特別な存在。


このカナヲも
子ども時代に「絶望」を体験し
一切の感情を失っていました。

そんなカナヲに炭治郎は


「人は心が原動力だから
カナヲも心のままに生きていける」


そう励します。


さすが、希望の星!

その結果、カナヲは「絶望」の中から
再び「希望」を取り戻すことができました。


その後カナヲは、感情を取り戻し
自分の生きる道を見つけます。


これは勝手な想像ですが、
おそらく作者の吾峠 呼世晴さんは
カナヲに自分を投影させていると思います。


鬼滅の刃には
心理的な細かな描写が
本当に天才的に描かれています。


炭治郎たちが所属する
鬼殺隊には「柱」と呼ばれる
最高位の9人の剣士がいました。


彼らは鬼を狩ることが使命の最強集団で、
1人1人とても魅力的なキャラクターです。


そんな彼らの中に、
「天才」と呼ばれる時透無一郎がいました。


無一郎は14才という若さで
刀を握ってわずか2ヶ月で「柱」になった人物。

しかし、無一郎には「感情」はもちろん、
過去の記憶もありません。


「絶望」から感情も記憶を失ってしまったのです。


かなりカナヲに近い。


そんな無一郎も、
炭治郎と出会い「希望」を取り戻します。


「希望」を取り戻した無一郎は、
感情も取り戻し、
人の役に立つことをはじめます。


さらに、個性派だらけの「柱」の中で
最初に「痣(アザ)」を発動させます。

鬼滅ワールドの中で「痣」は
かなり重要なキーワード。


痣とは、
ドラゴンボールにおけるスーパーサイヤ人
BLEACHでいう卍解、
ワンピースでいう覇気のようなモノ。


そんな「痣」を発動させることにより、
無一郎は飛躍的に能力を向上させます。


自分を取り戻した無一郎が感じたのは、

「確固たる自分があれば両足を踏ん張れる」


「自分が何者かわかれば
迷いも戸惑いも焦燥を消え失せる」


「振り下ろされる刃から
逃れられる鬼はいない」


というもの。


表現としては「剣士のそれ」ですが、
実際の人生もこれと同じだと思います。



つまり、確固たる自分があれば、
迷いも、戸惑いも、焦りさえなくなり、
自信を持って行動できるということ。



こうしたメンタルの状態を
俺たちは長くて短い人生の中で
作り出そうとしているわけですね。



自分軸で生きる。


ハイヤーセルフとつながる。


自分の使命を見つける。


お役目を見つける。


天命を見つける。



こうした文脈で語られています。


これは俺がずっと言い続けてきた
「心の穴」や「心のプログラム」も同じ。


人は必ず、他人軸の人生である
「エピソード1の人生」からスタートします。


「エピソード1の人生」とは
親の影響が強い人生のこと。


一般的な「エピソード1の人生」は、

・ 安定した企業に入る。
・家業を継ぐ。
・長男だからこうしないといけない。

・親に認められる仕事をする。
・親に認められる人と結婚する。

など。



実際、俺も子どもの頃から

「勉強を頑張って
いい大学に入って
安定した会社に就職しなさい」

と言われて育ちました。


そして実際にJR西日本という
安定した会社に就職しました。



「エピソード1の人生」は、
本来やりたいことではないため
必ず悩み、苦しみ、葛藤します。


人によってはカナヲや無一郎のように
「絶望」を体験する。



カナヲや無一郎は
炭治郎と出会ったことで
辛くて厳しい
「エピソード1の人生」から

本来あるべき
「エピソード2の人生」
へ進むことができました。


鬼滅の刃は

親の影響が強い
「エピソード1の人生」から


本来あるべき
「エピソード2の人生」への進み方が

とても上手く描いてくれています。


ちなみに「心の穴理論」でいえば、


炭治郎はライオンタイプ
伊之助は狼タイプ
善逸はヒツジタイプ


カナヲはサメタイプ
無一郎はヒツジタイプ

です。


そして全員が炭治郎と出会ったことで
「エピソード1の人生」から
「エピソード2の人生」に進化しています。

まだ自分のタイプを知らないという方は
こちらからどうぞ。


きっと、あなたが知らない
本来の心のタイプが分かります。

https://resast.jp/page/fast_answer/5926


現在、全国フジテレビ系列で
鬼滅の刃の刀鍛冶の里編が放送されています。


ぜひ、この機会にご覧ください。


本当に凄い作品です。



それでは!


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