コギトエルゴスムを2つの側面から考えてみた
こんにちは、内山です。
今回は読書の秋ということで
デカルトの「方法序説」の
有名な命題について論じます。
『我思う、ゆえに我あり』
世の中のすべてのものの存在を疑ったとしても、
それを疑っている自分自身の存在だけは
疑うことができない、ということ。
この超有名な命題は
西洋文化に大きな影響を与えた。
古代ギリシャで生誕した
『哲学』は
思考を繰り返すことで
真理に辿り着くことを
目指している。
デカルトはフランス人なので
当然、哲学の影響を受けている。
つまりコギトエルゴスムは
西洋哲学的な観点から
導き出された解答だということ。
それに対して『東洋文化』は
『感情や感覚』を大事にしている。
その代表がブッダだが
瞑想を繰り返すことで
『悟り』の境地に辿り着いた。
西洋哲学は1歩1歩
着実に真理に辿り着こうとするのに対し
ブッダはSFのワープのように
いきなり真理に辿り着いてしまったわけだ(笑)
なぜ、そんな偉業を達成できたのか?
それはブッダは西洋哲学が
大切にしている『思考』ではなく
『感情や感覚』を優位に進めたからだ。
なのでコギトエルゴスムを
東洋文化に翻訳すれば
『我感じる、ゆえに我あり』
になるはず。
ちなみに、西洋哲学は
2000年以上経った現在でも
真理に至っていない。
こんなことを書くと
東洋文化の方がすごいじゃないか!
となるかもしれないが、
決してそんなことはない。
重要なことは
どちらかが正しい!
どちらかが間違っている!
という二元論ではないってこと。
どちらも必要ってこと。
なぜなら、神様は
我々人間に
感情も感覚も思考も
すべて与えてくれているから。
何かが絶対だと捉えることは
神の否定にも繋がる行為。
いずれかを軽んじるのではなく
両方大切だよね?と捉えることが大切。
我々の人生に置き換えると
考えることだけに終始すると
行動できなくなってしまう。
なぜなら、考えれば考えるほど
あらゆるリスクが想定されるからだ。
だから結局、行動できなくて
人生が変わらない。
それに対して
感じることだけに終始すると
行き当たりばったりになって
失敗ばかりしまくる。
特に資本主義社会においては
貧乏まっしぐらになるはずだ。
お金を稼ぐためには
必ず思考が必要になるからだ。
なので大切なことは
「思考」と「感情・感覚」を
ミックスすること。
だからコーチングでは
ポイント1
まず「こうなりたい!」という
『感情』でゴールを設定する。
ポイント2
その後にどうすれば
ゴールに辿り着けるか?と
『思考』し(逆算思考)
ポイント3
実際に行動する。
まさしくブッダ的な
アプローチをするわけだ。
もし、人生が変わらなくて
悩んでいるという人は
ポイント1から3までの
一体どこでつまずいているか?
そこだけを考えればOK。
例えば、ポイント1の
「こうなりたい!」という
ゴール設定でつまづいている場合は
思考ではなく感情を大切にすること。
ここで絶対にやってはいけないことは
出てきた感情に思考を挟むこと。
例えば、
『そんなことして一体、なんの意味があるの?』
と考えてしまうことだ。
ハッキリ言って
ゴールに理屈は必要ない。
すべて排除してOK。
例えば、
ワンピースのルフィは
『俺は海賊王になる!』
というゴール設定をしているが
『そんなことして一体、なんの意味があるの?』
と突っ込めば、
海賊王になる理屈なんて
1つもない。
きっとルフィは、
『面白いことを言う奴だなー』
『なりたいからなるだけだ!』
という返答になるはず(笑)
俺の場合
『できるだけ多くの人を人生に夢中にさせる!』
というゴールを設定しているが
『そんなことして一体、なんの意味があるの?』
といわれても、やりたいからやっているだけだと答える。
ゴール設定で絶対にやってはいけないことは
思考を挟むこと。
なぜなら、思考を挟めば
どんなゴールだって
やめる理由なんてクソほど湧いてくるだ。
だからゴールと理屈は
矛盾していてOK。
ただ、やりたいからやるんだ!
という感情だけでいい。
もう少し具体的に言えば
楽しそうか?楽しくなさそうか?
だけでいい。
例えば、先週は甥が
俳優を目指す話をしたが、
普通に就職して、普通に人生を送るよりも
俳優を目指した方が楽しそうじゃん。
で、いいわけだ。
ゴール設定はこれでOK。
あなたの人生が1本の映画だとすれば
こっちのシナリオの方が楽しそうだな!
という方向に進めばそれでいい。
結論としては
ゴール設定は東洋文化で決め
ゴール達成は西洋文化で行う。
西洋東洋のミックス型。
思考と感情のミックス。
最後に日本という国ついて
少しだけ話したい。
日本は、盆や正月もあれば
クリスマスもハロウィンもある
非常に珍しい国だ。
だから一貫性がないと
批判されることもあるが
全くそんなことはない。
東洋と西洋の両方を
上手く融合した
類い稀なる文化を
日本は創り上げてきた。
素晴らしい国だと思う。
西洋は思考に偏り
自分さえ得すればいい!と
略奪や戦争ばかりを
繰り返してきた。
それに対し日本のトップである天皇は
「国民の幸せ」
を願うだけをしてきた。
つまり、『感情』を大切にしてきたわけだ。
天皇のことを書くなんて
「内山さんは右翼ですか?」
と思われるかもしれない。
だけど、俺は
右も左も大切だよねー
ってことを書いてきました(笑)
読書の秋といことで
デカルトのコギトエルゴスムについて
書いてみました。
それでは!
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