【解決編 最終話】正解から好きなことへ
こんにちは、内山です。
さて、シリーズでお伝えしている
『心の穴』を埋めて幸福な人生にシフトする
解決編の最終話。
俺が最初に出会った
サメタイプの高田さんが
どのように変わったのか?をお伝えしてきました。
いよいよ、今日が最終回です。
これまでお伝えしたことをまとめると。
心の穴を埋める
第一ステップは「自己理解」
悩みの根本原因を
明確にするという
『自己理解』からスタートします。
高田さんの場合、
「なぜ、子どもの頃からやりたいことが分からないのか?」
という根本原因を明確にするという
自己理解から始めました。
第二ステップは
「系統的スコトーマ」を外す
系統的スコトーマとは
毎回、同じ事象で同じ間違いを犯しても
その間違いに本人が一切、気づかない盲点のこと。
高田さんの場合
30個程度の系統的スコトーマがあったので
それを1つずつ外していきました。
そして最終ステップが
『感情の解放』です。
実はサメタイプの心の穴があると
不安や焦りという気分に支配され
感情が封印されている状態で生きています。
これだけの説明だと
「え?内山さん、意味がわかりません!」
そうなると思います(笑)
あえてシンプルに説明すると、
サメタイプの「心の穴」は
不安や焦り、恐怖といった
ネガティブな気分をブーストさせます。
普通の人が30くらいの
不安しか感じないことを
サメタイプの人はその不安をブーストさせて
300とかに感じさせたりするんですね><
だから、サメタイプの人は
いつも不安なことがあったり
緊張していたり、恐怖を感じていることが多い。
もちろん、その本人はそれが当たり前だから
周りの人も同じ不安を感じていると
思ったりします。
特に自分を滅するサメタイプの人は
いつも不安なことを感じていることが多いんです。
これは高田さんも同じ。
特に仕事中の不安はいつも強かった。
例えば、上司に話しかけるだけで
口から心臓が飛び出すほど
不安になることがあったそうです。
緊張しすぎて、声がかけられない。
仕事の確認をしたいけど
怖くて声をかけられない。
こうした状態が続いていたそうです。
それ以外にも、少しリンパが腫れただけで
すごい病気だと不安になって
「もう、自分はダメかもしれない!」
そう感じたことも何度もありました。
高田さんはサメタイプの中でも
不安度合いは強い方なので
全員に当てはまることはありません。
続いて、感情の封印について話をします。
サメタイプの1つの特徴として
『やりたいことが分からない』
ということがあります。
いろんな本を読んだり
セミナーに参加しても
やりたいことが分からない状態が続きます。
コーチングの定番ワーク
セルフコーチングや
アファメーションをしても
ゴール設定ができずに悩みます。
抽象度の高いゴールを設定しても
行動に繋がらずに
現状維持の人生が続いて
自分を責めたりします。
なぜ、やりたいことが分からないのか?
それは『これがしたい!』というのは
感情だからです。
サメタイプの人は感情が封印されているから
「これがしたい!」「これがやりたい!」
といったことがよく分かりません。
その結果、どうなるのか?
やりたいことを
『正解』で代用するんです。
つまり・・・
頭で考えたら、これが正しいよね?
ってことを人生の指針にすることが多い。
例えば、高田さんの場合、
毎日のランチは、
頭で考えた正解メニューを食べていました。
普通の人であれば
今日はとんかつが食べたい!とか
ラーメンが食べたい!と思いますよね?
それは多くの場合、
感情で食べたいメニューです。
しかし、サメタイプの人は
感情が封印されているから
「これが食べたい!」という
メニューが分からないんです。
だから、食べるものが
正解探しになってしまう。
例えば・・・
これは〇〇という
オーガニック食材が使われていて
添加物も入っていないから
これを食べるのが正解!
こういう感じで、
毎日のメニューが決るんです。
高田さんは
サプリを沢山飲んでいたり
身体にいいものを食べる
つまり栄養面での
正解ばかりを食べていたんです。
もちろん、身体にいいものを食べることは
間違っているわけではありません。
しかし、感情面で食べたいものを
食べることで、人は感動したり
人生の充実感につながることだってあります。
そして、高田さんの場合、
ご飯を食べる前に
「いただきます!」というのは
感謝しているというよりも
言うことが正解という
ニュアンスが強かった。
正解だから口にするというイメージです。
そして、「食べたい!」という
感情が封印されていているため
これは体にいいから食べることが正解
というスタンスでメニューが決まっていたんですね。
例えば、深夜に豚骨ラーメンを食べるのは
身体にとっては『不正解』ですよね?笑
だけど、感情面では食べることが
『正解』だったりします。
身体に悪いことは分かっているけど
食べたいと思った時に食べる。
そして、「超美味い!」と感動する。
これが俺たちの人生だったりします。
何が言いたいのか?といえば
「正解」と「やりたい」は別の領域にあるということ。
深夜にラーメンを食べるのは
身体にとっては不正解だけど、
人生において、それが正解になることだってあります。
例えば、大企業で働いていた高田さんは
その仕事を続けることは正解です。
だけど、やりたくもない仕事を続けるという
感情面から見れば、
その会社で働き続けることは
人生にとっては不正解です。
実際、高田さんもそうなりました。
出会った頃の高田さんは
会社で働き、職務をこなし
お給料をいただくことは正しいこと。
つまり、生きていく上での『正解』です。
しかし、やりたいことが分かると
これまで正解だと思っていたことが
不正解になる瞬間がやってきます。
私はこれからこれをしたい!
一生涯をかけて、それに命を捧げたい。
全エネルギーを捧げたい。
そう思える天職を見つけて
会社を辞めて起業しました。
それが身体の健康と
心の健康を両立するという仕事でした。
以前のメルマガでも書きましたが
企業にガチでコーチングをすると
社員がどんどん辞めていきます(苦笑)
なぜなら、人生をかけてこれをしたい!
ということが見つかるからです。
会社にとっては
ガチでコーチングをすることは
不正解ですが、
そこで働く人たちにとっては
正解だったりします。
これが正しい、これが正解、
これがコスパがいい、
これが安心・安全。
といった正解ではなく
これがやりたい!という感情が
圧倒的優位になることで
充実感や達成感を伴った
好きなことを真剣にする人生にシフトします。
最初に高田さんと出会った時は、
・子どもの頃からやりたいことが分からない
・人見知りで人間関係が苦手
・不安が強くて自分否定が強い
こうした状態から
最初の変化は、徐々に不安が消えることでした。
今まで感じてきた不安が
「あれ?今日はあまり感じないな」
という小さな変化からスタートしました。
そして、今まで話しかけられなかった
上司にも普通に話しかけるようになりました。
2年以上経過した時、
ようやくやりたいことが見えてきました。
そして3年目で起業。
現在は従業員6名の小さな会社を経営されています。
サメタイプの人は
一人で生きることが人生の目的です。
もちろん高田さんも同じ。
しかし、今は6人の従業員と
しっかり心でつながっています。
高田さんは3年という長い時間がかかりましたが
出会った頃と比べると大きく変わっていました。
出会った頃は、いつも無表情で
感情がありませんでしたが
今は笑顔が増えてきました。
最後に高田さんが話してくれた言葉を紹介して
このシリーズを終わりにします。
起業してすぐの頃、高田さんは言いました。
以前の私はいつも仕事で
「ちゃんと、できるだろうか?」
できる手段や方法ばかりを考えていました。
正解ばかりを探していました。
しかし、今の私は
「多分、これからも今の仕事をしていきたい」
そう心で感じています。
そんなことを少し照れながら話してくれました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
追伸:あなたの心のタイプは?
心にはタイプがあることをご存じですか?
こちらからわずか1分で心のタイプが分かります。
https://resast.jp/page/fast_answer/5926
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