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イライラ ラプソディー


こんばんは、ウッチーです。

お読み頂きありがとうございます。


今日は、以前行った

「イライラする、回るお寿司屋さん」の

お話です。

もしかしたら、イライラが

伝染してしまうかもしれません、、、


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日も

とっぷり暮れかかった夕方。
からすもカーカー鳴いている。


「今日は行ったことのないお寿司屋さんに行こう」
そう決まった。

一見さんのお店ということで、
慎重派の私は期待と不安が入り交じっている。


ですが、

「行けばわかるさ」なのである…
進化とはいつもと違う場所にあるのだ…


嫁は普段通りにたんたんとしている。


なので、この時は、

このあと嫁が豹変していくとは、

微塵も思っていなかった、、、


子供にふっと目を向ける。

すると、
なぜか意味もなくおどけて面白がって、

「ケラケラ」笑っている。


車を走らせること、10分、

ついにお店に着く。


その建物の外観はこれといって
特徴のないありふれた作りのU店。


予約を入れていなかった私達は、
入口にあるパネルを「ピッ」とタッチして
待つことになる。


その紙には、20分待ちと書かれている。

チクタク、チクタク、
20分、、40分、、60分、、

携帯予約で後から入ってきた人達が
先に席に呼ばれている。


そして、

70分ぐらいたったころだろうか、
やっと私達は席にお呼ばれした。


予定待ち時間が書いてあることで、
待たされた感にイライラしだしている嫁。


更に、

待ち合い室で落ち着かないで、
うろちょろ悪さをする子供。

そのことも、
イライラを助長しているようだ。


私の感情はというと、

その時はまだ浮き雲のように、
平和な状態だったのだが…



席に案内される途中で、

私は何か引っかかる違和感を感じていた。


もしかして、

この店の場のエネルギーは低い!?

負エネルギー全快の店!?


そんなことを思いながら、

席に座る私達。


まず目についたのは、

テーブルが汚いまま!

おしぼりやナプキンがない!

回転寿司なのに実物はほとんど
流れていない!


そして、一番気になったのは、

テーブルの角にある
注文用紙とエンピツ。


「なにこれ?」


どうやら、

手書きで注文用紙に記入して、

店員さんに渡すシステムのようです。


更に

よくよく注文用紙を見る。


と、商品一覧から選んで、

丸をつける形式ではない。


それは、
商品を単語で書き出すようになっている。


更に

コールボタンはないようだ。


私たちは、

昔ながらのこの店に

戸惑いを隠せないでいた。


更に見回してみると、

回転寿司レーンの内側に、
寿司職人さんが3人待機している。


どうやら、

手書きで一品一品商品名を書いて、
レーン内側の職人さんに渡す形式のようだ、、、

非常に面倒だな。。。


この店のコンセプトは何か?、、

考えてみたが、私には分からない。


そして、
嫁もなぜか眉をピクピクさせている。


とにかく、

注文してみよう、、、


で、油まみれで汚れた紙に商品を書く。

そして、
職人さんにそれをレーンごしから渡す。

職人さんはその汚い紙をとった
その手でいきなりお寿司を握り始める。


「不衛生だね~」と

嫁が呟いている。


お寿司以外にラーメンもある。


頼んでみると、

職人さんが、
レーン越しにラーメンを渡してくれる。


そして、

その後に、胡椒とか小皿とか小出しに
こちらに渡してくれる。

非常に効率が悪いその対応で、
更に嫁はイライラしている。


そして、

渡された小皿もなぜかベットベトだった。


以上のことを

ふまえて、あたりを見渡してみると、、、


やはり職人さんも周りのお客さんも
イライラエネルギーを撒き散らしているようだった。

エネルギーがよどんでいるようだった。

ここは、

「イライラエンジン全快のお店!?」

だったようだ。


そして、

子供は暴れ出す。

イライラの影響をもろに受けていたのだ。

汚いテーブルの下に素足で潜ったり、、、

備え付けの小皿をわざと落としたり、、、

醤油をわざとこぼしたり…


そして、

そのたびに嫁は
イライラを募らせる。


私も

よく分からないイライラエネルギーが

感染していく。


ついには、

嫁に便乗して、

子供をしかってしまう。。


で、子供は泣き出す。

で、みんなイライラする。


こういった

負のエネルギーの連鎖から、

皆、食欲がなくなり、

店を後にしました。


そして、私は、

「当店は便利さを追求しない昔ながらの店です。

味は保証しますが、便利さは保証しません」

と心のキャッチコピーをいつしか作っていました。


しかし、

あらためて今思い起こせば、

良い経験をさせてもらいました。


そういう意味でいうと

私は、このお店に感謝しています。


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最後までお読み頂きありがとうございました。

今日も良い一日を過ごされますように、、、

いつもご覧頂きありがとうございます。 サポート頂けると私の今後の励みになります。