見出し画像

お兄ちゃんの自我


こんにちは、ウッチーです。

お読み頂きありがとうございます。


昨日、子供と公園で遊んだ時の

話になります。


~~~~~~~~~~~~~~~~


今日は

晴れていて、

とても気持ちが良い。

なので、

子供を連れて、大きな公園に向かう。


さて、

子供の最近のお気に入りといえば、

もっぱらアンパンマンの三輪車である。


公園に着くとすぐに、

その三輪車のカゴに、

サッカーボールと小さなボールを

ポンと入れる。


更に、鳩にあげるパンを

追加でポンポンと入れて、

いざ出発です。


公園内のあまり舗装されていない

道も何のその、

そのタイヤをガタガタいわせながら、

アンパンマン号は快調に進みます。


そして、

クッキリ緑色の木々をバックに、

気持ちよく駆け抜けていきます。


しばらくすると、

急に三輪車を止めて

子供が

「鳩いないね~、パパ」

とキョロキョロし出します。


そんなこともお構いなしに、

更に私たちは、

散策を続けて行きます。


ついに、

たくさんのベンチがある

広い場所に到着します。


そのベンチには、

コロナ疲れしていそうな

たくさんの人達が、

座って休んでいます。


そして、

ある一つのベンチ周りに、

鳩や雀が

「ポロッポー」

「チュンチュン」と

集まってきています。


子供が

「パパぁ、あそこに鳩さんいっぱいいるよ」

と嬉しそうに叫びます。


近づいてみると、

うちの子と同じぐらいの女の子が

大きな食パンをちぎっています。


そして、その小さな手で

必死にエサを上げています。


それを見て、

うちの子も対抗し出します。


持ってきたドーナツを

バシバシあげていきます。


ついに、二人の

「エサやり合戦」

の始まりです。


すると、

一斉にバーッと鳩が集まってきて、

我先にエサをついばんできます。


それを見て、子供達は

「キャッキャキャッキャ」

喜んでいます。


すぐに、

二人の子供は意気投合してしまいます。


それから、

だんだん話をするようになり、

女の子は3歳だと教えてくれます。

ちなみに

うちの子は4歳です。


次第に

うちの子は女の子から、

「お兄ちゃん、お兄ちゃん」

と呼ばれるようになります。


そう呼ばれるうちの子は、

まんざらでもないようで、

どんどん仲良くなっていきます。


そして、

1歳しか違わない女の子に対し、

息子は

「お兄ちゃん風」を

だんだんふかし始めます。


エサやりを終えて、

女の子を引っ張って、

お花を摘みに行ってしまいます。


タンポポを取ってきて、

「見てて、こうやるんだよ」と

綿帽子を「ふぅ~」します。


また、取ってきて、

それを女の子に渡して、

「見ててあげるからやってごらん」と

完全にお兄ちゃんのようです。


更には、

自分のお気に入りの三輪車に乗って、

二人で冒険に行こうと言いいだします。


そして、

女の子に

「僕の三輪車に乗ってごらん」

と女の子に貸し出します。


女の子が乗り込んで、

ぎこちなく漕ぎ出します。


すると、

息子は三輪車の後ろを押しながら、

こう言います。


「この子はまだ赤ちゃんだから、

僕が押してあげるんだ」


得意げに、女の子の親に話しているのです。


なんと、

1歳しか違わないのに、

女の子を赤ちゃん呼ばわりです。


それを聞いて、私達は、

「言うよね~」と

吹き出してしまいました。


私は

こう思いました。

子供って自我が無いから

「すごいよね~」と、、、


というのも、子供は

「お兄ちゃん」と言われれば、

「お兄ちゃん役」をしっかり演じるからです。


ですし、子供って

羞恥心とか見栄とかプライドが、

全くないから何でもありなんですよね。


後先考えない行動を

「すっ」とやれるんですよね。


子供って、そういう意味では

「うらやまし~、、、」


大人になると、

自我で身動きが取れなくなります。


だから、私は

そんな自我なんて全部捨てたいです。


そして、

その先の面白い人生を歩みたいです。


子供の頃ってなぜあれほど、

色々な出来事に対して、

楽しかったのか?


それは、

自我が無いからなんですね。


そんなことを思った

子供との楽しい公園でした。


あ、その後は、

虫を探す旅に行ったりと、

親達は色々引きずり回され、

ヘトヘトになります。


あたりも暗くなってきたので、

駐車場で、二人は

「ありがとう、また遊ぼうね」

でハイタッチして別れました。


子供達の関係って良いですね、、、


~~~~~~~~~~~~~~~~


最後までお読み頂きありがとうございました。

皆様によき一日を、、、












いつもご覧頂きありがとうございます。 サポート頂けると私の今後の励みになります。