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005. ChatGPTのプラグイン「WebPilot」で長文のテキストファイルを読む術

私がこの連載を始めた動機の一つは「原稿用紙100枚を超えるような超長文を、ChatGPTに要約・分析してもらいたい!」。

また、前回の記事でもふれたように、私は昨年7月に購入した愛車CX-30(6MT、2Lガソリンエンジン)が大変気に入っています。その魅力をジピ君(ChatGPT)と一緒に分析したいと思いたちました。

そこから、長文要約の実験をスタートしてみます。


超長文の分析・要約に向けた実験

Adobeセイセイに全文書き起こしを頼む

前回、自動車ジャーナリスト五味やすたか氏のYouTube動画をご紹介しました。私は1年前、まさにこの動画を見て、CX-30のマニュアルモデルを買おう!と思いたったのです。なぜ、この動画を見て心が動いたのか?

まずは、動画のスクリプトを全文テキストに書き起こすところから始めました。私がとったのは、デジタルなアナログ手法!? 

SONYのICレコーダーを使ってYouTubeの音声を録音。その音声ファイルをAdobe Premier Proに素材ファイルの一つとして読み込みました。

Adobe Premier Proに標準で備わるテキスト書き起こし機能は、かなり優秀。その背景には、AdobeのAI技術「Sensei センセイ」があります。

さすがのセンセイも多少聞き間違いがあるようですが、動画を見ながら該当部分がハイライトされるので、間違い探しとその訂正作業は楽ちんです。

本来なら、Open AIの書き起こし技術であるWhisperを使うのも手なのでしょう。しかし、プラグインやAPI関連を調べてみたのですが、どうもまだこなれてないと感じました。APIを使うとわずかですがコストも発生しますし。

長文書き起こし部分は、私は当面Adobeのセンセイに頼ってみることにします。

自前のFTPサーバーにテキストを置く

元の動画は約15分、書き起こしたテキストの文字数は、テキストエディタを使ってチェックしたら約5,600字でした。

分割すれば、ジピ君(ChatGPT)に直接読み込ませるのはできなくはない長さです。

が、今回はあえて、プラグイン「WebPilot」を使って、自前のサーバー(uchimura7.com内)に書き起こしたテキストファイルを置いてURLを生成して、それを読み取りにいくテストを試みます。

これが、成功すれば5,000文字どころか、5万文字やそれ以上の超長文をジピ君に読んでもらって、分析や要約を一発でしてもらうこともできるわけです。期待が膨らみます!

そもそもWebPilotの機能とは?

これはジピ君に質問してみましょう。

なるほど。テキストファイルだけでなく、PDFやその他ファイルでも対応しているのは心強いですね。

2人の自動車ジャーナリストの動画要約

五味やすたか氏
WebPilotのプラグインにチェックをして、早速uchimura7.comのサーバー内に置いたテキストファイルをターゲットにしたプロンプトを作ってみました。ちょっと長めですが、プロンプト全文を以下に載せます(冒頭スペルミス 正:Jouralist)。

私は「深津式プロンプト」を参考に、上のようなプロンプトを作っています。的外れな回答部分については、このように修正依頼をします。

そうして、ジピ君が作った要約文(最終形)がこちら。

これでひとまず完成

島下泰久氏
次に全く同じ手法で、島下泰久氏がCX-30の6MT+ガソリンモデルをレビューしている以下の動画を要約してみます。

内村の所感

ここからは実験ですが、2人の要約文をジピ君が「合体」されられるか試してみました。

ジピ君に生成してもらったmm記法の出力をもとに、マインドマップをさくせいしてみました。

正直な私の感想としては、「無難だし、間違ってはいない、でも面白くない」です。

現時点ではどうしてもジピ君にワクワク感とか、おお!そう評価するか!という意外性を期待するのは酷という元でしょう。

そこは、逆に人間でありCX-30の乗り手でもある私の存在価値があるのかもしれません。

自作CX-30ムービーの企画開始!

私は、CX-30の6MT+ガソリンエンジンモデルを1年前に中古(2年落ち)で購入して、約1万1千キロを走りました。

10数年ぶりに所有したマニュアル変速の車の乗り味と、カクカクっと切り替えるシフトフィールは極上です。

この車の魅力を、自分なりの言葉と映像で発信したい! ジピ君にはできない、生身の人間ならではの私の感性と言葉でCX-30の魅力を皆さんに伝えたい!

ということで、オリジナル動画をつくって、私のYouTubeチャンネル「内村セブンちゃんねる」にアップしていきたいと思います。

せっかくなので、ジピ君に情報収集、動画の企画、シナリオづくりまでを手伝ってもらいながら進めていこうと思います。

当然、どこかでロケもして、ムービー撮影にも取り組むつもりです。

これも私が提唱する「ジピ活」の一つとして紹介していきます。少し先になるかもしれませんが、また連載で取り上げていきますね。

では、次回をお楽しみに!

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