毎朝5分の自分語り 2019/11/16
会社では年一回目標設定をして、中間評価、期末評価をしてそれが業績の評価に使われる。
目標は会社全体の年次目標から順次組織単位で個人まで降りてくる仕組みだ。
そして、その間のどのタイミングでも少し高い目標を立てて成長を促す狙いも併せ持っている。
会社の方針に沿っているという意味で個人の成長を会社が承諾し、会社も成長するというWIN-WINを狙う形だ。
しかし形骸化している。
登場回数が多い例の歳上部下なんて、ここ数年書いた事が無いそうだ。
白紙のシートが何年分も机から出てくる。
論理的思考や表現能力がやっぱり低いからやらないのか、こういうことをいつもサボっているから成長しないのか、因果は分からないが。
年下の部下はこのシートの組織的な形骸化に気がついて疑問を感じている。
個人の結果記入提出→面談→査定→査定結果面談→提出
という経過を辿るのだが、提出が遅れている人が続出する中でも決定しているという状態だからだ。
そこで歳下部下と話をしたのが
・このシートをやめる
・業績評価は勝手にやってもらう(現状維持)
・成長に関しては履歴書を書く
というのが良いだろうという話をした。
履歴書を書くのはとてもためになる。
自分の長所は何か?
その長所は社会に対してどんな価値があるのか?
自分の労働者としての市場価値は?
などなど自分に向き合うことになる。
そしてそれを毎年書けば、去年と比べてどんな価値が付いたのか?
来年はどんな価値を付けたいのか?
と成長につながる。
それをやった結果、転職したい人はすれば良いし、価値のある人に残って欲しいので組織は逆に組織の価値を高める必要に迫られる。
価値のない人は、価値の出る組織に異動したりするきっかけにもなる。
今属している組織の中の価値判断だけでは、マッチングの役には立たない。
世間的な価値判断を基準に評価しないと、マッチしてない人のやる気を下げるだけだ。
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