毎朝5分の自分語り 2022/02/24
便利なものはリスクが高い。
多くの人に便利なものは、便利を享受して欲しくない人やものにも便利を提供する。
全てを得ることは全てを失うことと同じだ。
道というものは人を別の場所に連れて行ってくれるが、連れてきてほしく無いものの侵入経路になるし、出ていってほしく無いものの脱出経路になる。
最近だとネットワークという道がある。
ネットワークはとても便利だし、これがあるからこそこのツイートもできる。
単なる娯楽だげなく、場合によっては多くの人の命を救ったりもする。
昔から情報というのはとても重要なのは言うまでも無い。
科学技術は情報だし、物語だって事実を書き留めたものを積み重ねた歴史だって情報だ。
我々の地球を観測した地図だって情報だ。
情報の重要性が分かっていたナチスはエニグマを使って情報を暗号化し、ヨーロッパを制覇していった。
反対にエニグマ暗号を打ち破った英国はナチスに勝利する。
ホモサピエンスは宗教というシンボル情報を使うことで結束し、大きな集団を作ることに成功し、他人類を討ち滅ぼして世界を制した。
現代に話を戻そう。
情報の通り道であるネットワークはもはやエネルギーと遜色ないくらいの生活インフラだ。
だがセキュリティホールがあれば、ウイルスやハッキングの侵入経路になるし、大事な機密情報の流出経路になる。
単純に良いこと、悪いこと、良い人、悪い人が存在し得ないように、良いもの、悪いものというのも存在し得ないのだろう。
少なくとも大きな便利は大きな厄災につながりやすいということだ。
大した被害のないものは大した便利も産まない。
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